【日中「自動車戦争」】自動車輸出で日本超え…中国世界一のワケは 真田幸光×中西孝樹×湯進 2024/2/21放送<前編>
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新車輸出台数で中国に抜かれ、7年ぶりに首位から陥落した日本。
EV車で次なる覇権を虎視眈々と狙う中国だが、その実力は如何ほどなのか?日本のお家芸かつ経済の屋台骨・自動車産業は大きな岐路に立たされているのか?東南アジアで高いシェアを持つ日本の牙城を中国はどう攻略しようとしているのか?
“もしトラ”で今後の自動車産業の潮流に変化は?日中自動車戦争の行方と日本の戦略について議論する。
https://www.youtube.com/watch?v=9NEMUpFea58&list=PLknnL7zLH4lLOr6VE1uCs0mvnYEs6ASbW
WRC 2021 Rd.3 クロアチア・ラリー ハイライト動画 | TOYOTA GAZOO Racing
「低価格」と「高品質」で名声を得たかつての日本
中国でハイブリッド車の人気急拡大、自動車の究極の形はハイブリッドなのか
2022年8月1日 Record China
2022年7月28日、中国メディアの中国能源報は「自動車の究極の形はハイブリッドなのか」と題し、中国でハイブリッド車(HV)の売り上げが急速に伸びていることを報じた。
https://www.recordchina.co.jp/b898680-s25-c20-d0193.html
新版 ジャパンアズナンバーワン 実用
著者: エズラ・F・ヴォーゲル 訳者: 広中和歌子 他
【内容】
戦後の日本経済の高度経済成長の要因を分析。日本人の高い学習意欲、日本的経営、日本特有の経済・社会制度を再評価するきっかけとなった1冊。
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という言葉は、いまだに1980年代の日本経済の絶頂期を表わすものとして用いられている。
目次:第1部 日本の挑戦(アメリカの「鏡」/日本の奇跡)/第2部 日本の成功(知識-集団としての知識追求/政府-実力に基づく指導と民間の自主性/政府-総合利益と公正な分配/大企業-社員の一体感と業績 ほか)/第3部 アメリカの対応(教訓-西洋は東洋から何を学ぶべき
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『2030年 お金の世界地図』
ジム・ロジャーズ/著、花輪陽子、アレックス・南レッドヘッド/訳 SBクリエーティブ 2024年発行
ガザ・イスラエル紛争、ウクライナ戦争、台湾有事……。私たちは、人類史上類を見ないほどの混迷の時代を迎えている。世界的混乱はこれからの世界の「お金の流れ」を大転換させつつある。これからの日本と世界は、一体どこへ向かうのか。10年後のお金の世界地図!
第2章 世界的投資家が予測するこれから10年で「伸びる国」
成長国の共通点は「安さ」と「劇的な変化」 より
大転換は戦争・災害・指導者によって生まれる
今、世界で成長している国に共通しているのは「安さ」と「劇的な変化」である。
安さと変化は、戦争と災害などからもたらされることが多い。戦争や災害などが起きると、物価は安くなり、人件費も安くなる。そこに優れたリーダーシップを持つ指導者が現われることで、劇的な変化を遂げることができるのだ。
今後10年間で成長する可能性がある国に投資をしたいなら、すでに戦争や大災害が起きているかどうかを確認することは有効な手段といえるかもしれない。
たとえば、ウズベキスタンという国を見ると、ソ連崩壊後に政治的には民主化、経済的に市場経済化への転換が図られた。ソ連による支配による支配を「戦争」と表現できるかどうかは別として、ソ連崩壊後に一種の革命が起きたのは間違いない。
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投資家や起業家に対して「この国に来てお金を稼ぎ、成功を収めなさい」とアピールし、実際の行動が伴っていれば、その国は確実に成長を遂げることになる。
「低価格」と「高品質」で名声を得たかつての日本
今の日本で円安が進行し、海外から多数の観光客が訪れ、日本製品を買いあさったり日本食を味わったりしている。
たしかに、通貨安になると商品は安くなるが、商品が安いだけでその国が成功するとはいえない。世界的に見て「安い国」は日本以外にもたくさんあるが、ほとんど品質が伴っていない。
戦後の日本は低価格で高品質な自動車や電化製品を大量に生産し、世界に輸出することでマーケットシェアを勝ち取った。
当時の日本企業がつくり出すものは、どれも圧倒的な品質を持ち、なおかつ非常に安かった。
日本企業がその当時、どれだけ低価格で高品質のものづくりをしていたかを示すものとして、私がしばしば言及するアルミロールのエピソードがある。
世界最大のアルミニウム製品およびアルミナ(アルミニウムの原料)メーカーの、アルコア(当時の社名はアメリカ・アルミニウム)というアメリカ企業がある。
1950年代、同社のCEOが日本から持ち帰ったアルミロールを見て、従業員たちは非常に驚いた。あまりにも高品質だったからだ。
彼らがそのとき考えたのは「これは、きっと特別な目的のために作られたものに違いない」ということだった。
しかし、実際のところ、そのアルミロールは日本で普通に流通している一般的なアルミロールだった。つまり、当時の日本人にとっての普通の品質レベルは、アメリカはとって最高品質だったわけだ。
当時の日本製品はあまりに安かったので、アメリカ人は「安かろう悪かろう」と馬鹿にしていた。
1965年当時、ゼネラルモーターズ(GM)に来たコンサルタントが「日本のメーカーがアメリカで車を売ろうとしている」と報告したところ、幹部は「日本の車が売れるわけないだろう。何の問題もない」と一笑に付したという。
それから40年以上の時が経ち、トヨタはGM(2009年破綻)を凌駕(りょうが)する世界的自動車メーカーへと成長した。
私はアメリカ車の品質が悪くなるのを見てきたが、日本車は値段が安いだけでなく、燃費も良かったのでアメリカ市場でシェアを伸ばしていったのだ。
日本人は、世界的に売れるためには高品質の製品を作らなければならないことを理解していた。非常に高品質で安価な商品を作ることにちからを入れていたから、日本は世界で成功したわけだ。
この事例からわかるのは、「安さ」だけでは不十分ということだ。
「安さ」だけで見れば、安い国は世界中にあるが、高水準の教育がなされ、なおかつ品質も良い国ということになると、ほとんどない。
安いだけではなく、かつての時代の日本が実現していた品質との両立が重要と言えるのである。
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じじぃの日記。
ジム・ロジャーズ著『2030年 お金の世界地図』という本に、「『低価格』と『高品質』で名声を得たかつての日本」というのがあった。
ジム・ロジャーズ、
「戦後の日本は低価格で高品質な自動車や電化製品を大量に生産し、世界に輸出することでマーケットシェアを勝ち取った」
「当時の日本企業がつくり出すものは、どれも圧倒的な品質を持ち、なおかつ非常に安かった」
日本は、バブル期にはいろいろなことにお金が使われた。
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」ともてはやされ、自信をつけた日本企業は、海外投資を積極的に行い、ジャパン・マネーが世界を席巻した。
1989年には三菱地所によるロックフェラー・センター買収(約2200億円)、ソニーによるコロンビア・ピクチャーズ買収(約5000億円)など、ドラマのように華々しい買収劇があった。
約30年前の日本は、信じられないほどのバブルの時代だった。
ジム・ロジャーズ、
「私はアメリカ車の品質が悪くなるのを見てきたが、日本車は値段が安いだけでなく、燃費も良かったのでアメリカ市場でシェアを伸ばしていったのだ」
PHEV(プラグインハイブリッド車)の分野では、BYD(比亜迪)が支配的な地位を固め、中国におけるPHEV販売台数上位10車種のうち8車種を取り扱っている。
ロイター(Reuter) より
新エネルギー車の普及が著しい中国で、中国メーカーがPHEVを積極投入している。
PHEV・・・ガソリン車と電気自動車(EV)のいいとこどりのハイブリッド車。
一説では、自動車の未来はEVではなく、PHEVだという。
今後 自動車は、日本勢と中国勢との熾烈なシェア競争になるのではないだろうか。