じじぃの「未解決ファイル_326_クリスタル・スカル(水晶髑髏)」

【総集編】闇が深すぎる。未だ解明されていない謎のオーパーツ36選【ゆっくり解説】

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=8X3ogSzKElM&t=57s

Crystal skull


『絶対に明かされない世界の未解決ファイル99』

ダニエル・スミス/著、小野智子+片山美佳子/訳 日経ナショナルジオグラフィック社 2022年発行

クリスタル・スカル より

【未解決ファイル 世界に十数個しかない水晶でできた頭蓋骨】
クリスタル・スカルは、人間の頭蓋骨をかたどった美しい水晶の彫物で、かつては古代メソアメリカの遺物だと考えられていた。個人所有のものと、大英博物館スミソニアン博物館といった名だたる公の施設が所有しているものがある。クリスタル・スカルがいつどこで作られたかは、大いに議論のあるところだ。科学的分析では、古代の遺物という主張には疑問があるとされているが、だれがいつ作ったかを知るものはいない。

クリスタル・スカルは世界中に全部で12~13個あると考えられている。一つひとつ異なっているがどれも美しい。実物大の頭蓋骨もあれば、ミニチュアもある。非常に精巧なものもあるが、大半は比較的粗い作りだ。現在わかっている範囲で、顎骨が動く頭蓋骨は1つだけ、使われている水晶の質もピンキリで、非常に純度の高いものがある一方で、くすんでいたり、薄く色がついていたりするものもある。

クリスタル・スカルがヨーロッパの収集家の手に渡ったのは19世紀の後半、ヨーロッパが新大陸の古代文明ブームに沸いていた時だ。当時の人々はクリスタル・スカルがアステカやマヤといったコロンブス到達以前の優れた文明の優れた文明の遺物で、何千年あるいは何万年の昔のものだと信じこんでいた。

また、美しい工芸品であるばかりでなく、不思議な力を力を持っているとも言われた。病気を治したり、未来を予想したり、時には殺したい相手に死をもたらしたりする力だ。また、それぞれのクリスタル・スカルには古代の知が詰まっており、世界中にあるクリスタル・スカルすべてを一緒にすることで、重大な、そしておそらく恐ろしい秘密が明らかになると考えている人もいた。

どのクリスタル・スカルも正規の考古学的な発掘によって発見されたわけではなかったが、当時はメソアメリカ由来の古代の遺物であってほしいという思惑が働いていた。1897年には、かの有名なロンドンの大英博物館に1つが展示された。ずっと後の1992年には米国のスミソニアン博物館が、匿名で送られたクリスタル・スカルを2つ返事で受け入れている。添えられていたメモによると、アステカの遺物として売買されていた品で、その後、メキシコの大統領を7期務めたポルフィリオ・ディアスが所有していたという。

しかし、権威ある双方の博物館が展示物のクリスタル・スカルを科学的に分析したところ、それまで考えられていたよりも、最近のものであることが分かった。両方とも、19世紀までは存在しなかった道具で彫られていたのだ。いずれの博物館も、クリスタル・スカルが古代の遺物だというのは嘘で、比較的最近作られた物だという結論に至っている。さらに大英博物館は、世に知られているクリスタル・スカルすべてが、近年、あるいは19世紀以降に作られた偽物の可能性があるという見解を示している。
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ただし、クリスタル・スカルのことを考えるにあたり、もう1つ忘れてならない事柄がある。有名な英国の探検家、F・A・ミッチェル・ヘッジスの娘、アンナ・ミッチェル・ヘッジスの証言だ。2007年に死亡するまで、アンナはクリスタル・スカルの1つを見つけたと主張し続けていた(ヘッジ・スカルと呼ばれている)。

発見したのは、中央アメリカ・ユカタン半島の付け根にある国、ベリーズの神殿跡で、1924年に父親と探険していた時のおkとだという。ただ、残念なことに彼女の証言にはそれを裏付ける記録がない。それどころか、この一家が1943年にクリスタル・スカルをオークションで落札したことを示す証拠が存在する。それでもアンナは古代の遺跡で見つけたと言って譲らず、おまけに、それには偉大な力があるとしていた。

何が真実であれ、クリスタル・スカルは博物館以外で見られるような代物ではない。長年、研究者が調査を続けてきたが、誰がなぜ作ったのか、いまだに真相に近づくことはできない。たとえ不思議な力を吹き込まれた古代の遺物でなくても、神秘的で美しいことに変わりはないのだが。

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じじぃの日記。

ダニエル・スミス著『絶対に明かされない世界の未解決ファイル99』という本に、「クリスタル・スカル」というのがあった。

クリスタル・スカル

マヤの遺跡から発見された驚異のオーパーツ、クリスタル・スカル。
それは常識を超えた高度な水晶加工技術を用いて作られていた。はたして、この遺物はだれが、何のために作ったのか?

ついでに、水晶について

石英(クォーツ)という二酸化ケイ素が結晶化してできる石の中で、特に無色透明なものを水晶(クリスタル)と呼ぶ。

水晶は圧電体の一種であり、交流電圧をかけると一定の周期で規則的に振動する。

水晶時計はクォーツ時計ともいう。正確な一定周波数の電気振動を発生させる水晶発振器で運行を制御する時計のこと。
水晶ウエハは、電子デバイス集積回路の製造に使用されるウエハ(半導体の薄い板)の一種。

ついでに、オーパーツについて

オーパーツとは、それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる出土品や加工品などを指す。

●未だ解明されていない謎のオーパーツ
水晶ドクロ
ナスカの地上絵
アンティキティラ島の機械
カンブリア紀の金属ボルト
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クリスタル・スカル(水晶髑髏)は偽物?

最も有名なオーパーツの1つであるクリスタルスカル。これまでに十数個が発見されている。
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』で登場したことでも有名となった。

すべてが偽物であると判明したわけではないが、その多くが後の検査によって、道具による加工痕や複数のパーツをつなげた繋ぎ目が見つかっており、19世紀末に作られたものであることが判明している。
   
オーパーツの中には、後世のいたずら好きな人が作ったというのが、結構あるようだ。

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