じじぃの「科学・地球_157_鉱物とは何か・オーパーツ・クリスタルスカル」

Ancient Aliens: Crystal Skulls from Outer Space (Season 6) | History

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=7JZ0zlU1seo

The Many Owners of the Hope Diamond

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=t-ihhvxdu7Q

Crystal Skulls

超古代の叡智「クリスタル・スカル」

2020/1/30 超古代・オーパーツ
1927年、探検家のミッチェル・ヘッジスと養女のアンナはマヤ文明の遺跡を発掘していた。
するとルバントゥンという町の廃墟にあった祭壇の下で、何か光り輝くものを発見。掘り起こしてみると、それは水晶で作られた人間の頭蓋骨だった。
https://www.nazotoki.com/crystal_skull.html

鉱物の秘密がわかる本

科学雑学研究倶楽部(編)
第1部 鉱物の基礎を学ぶ
・鉱物のしくみと性質
・奇妙で不思議な鉱物たち
・面白くてためになる鉱物の知識
・誕生石の謎と神秘
第2部 鉱物と宝石図鑑
・鉱物編
・宝石編

                • -

『鉱物の秘密がわかる本』

科学雑学研究倶楽部 学研プラス 2016年発行

第1部 鉱物の基礎を学ぶ

面白くてためになる鉱物の知識 より

美しい宝石が持つ別の顔 宝石にまつわる妖しい伝説

クリスタルスカルの謎

不思議な力を持つ神秘の宝石として知られ、かつ古くから親しまれているものがリスタル(水晶)である。クリスタルといえば、水晶玉に向かって未来を予言する占い師のイメージを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。クリスタルは、悪いものを清め、霊的なインスピレーションを与えてくれるパワーストーンとして、現在でも人気のお守り石となっている。
そんなクリスタル最大のミステリーとされているのがクリスタルスカルの伝説だ。もっとも有名なものが、1927年にイギリス人探検家のミッチェル・ヘッジスがマヤ文明の遺跡で発見したという、通称「ヘッジス・スカル」である。
ヘッジス・スカルは、その精巧さと加工技術の高さから「オーパーツ」(ありえない遺物)のひとつに数えられている。後年、機械による加工痕が見つかるなど、古代マヤの遺物であるという主張の信ぴょう性は失われつつあるが、だれが何のために作ったのかという真相は謎に包まれたままだ。
このヘッジス・スカル以外にも、世界中で多くのスカルが発見されている。ある伝説によれば、世界に散らばる13個のスカルを一堂に集めると、古代アトランティスの叡智が甦り、宇宙の謎が解き明かされるといわれている。

呪いのホープダイヤモンド

一方、美しい宝石が血なまぐさい呪いの伝説をまとうこともある。アメリカのスミソニアン博物館には、手にした者が必ず不孝に見舞われるといういわくつきのダイヤモンド、通称「ホープ・ダイヤモンド」が収蔵されている。
不孝の始まりは17世紀のフランス王朝だ。国王ルイ14世は、インドで発見されたという素晴らしいブルーのダイヤモンドを購入した。ほどなくして、フランスは深刻な財政難に陥る。のちにフランス革命が起こると、その当時ダイヤの所有者であったルイ16世と王妃マリー・アントワネットはギロチンで処刑された。
革命のどさくさでダイヤは盗難に遭い、その後しばらく行方がわからなくなっていたが、いつしかオランダ・アムステルダムの宝石商のもとに流れ着く。ところが、宝石商の息子がダイヤモンドの価値に目がくらみ、これを横領。責任を感じた宝石商は自殺をはかり、後悔の念にかられた息子も後を追ったという。
次にダイヤモンドを手に入れたのは、イギリス・ロンドンの宝石収集家であったヘンリー・フィリップ・ホープだった。ダイヤモンドは彼の名をとって「ホープ・ダイヤモンド」と呼ばれるようになった。
やがてホープ家が破産し、一族が没落すると、ダイヤモンドはさまざまな人手に渡り、呪いの犠牲者を増やしていくのである。たとえば、ある宝石商がダイヤモンドを手に入れたのちに精神に異常をきたして自殺。ある女優は舞台上で愛人に射殺され、オスマン帝国のあるスルタンは、ダイヤモンドを手にしたわずか数ヵ月後、革命に倒れたと伝えられる。
今となっては、それらがすべて真実だったのかは定かではない。しかし、美しすぎる宝石の輝きが、時に人の運命を狂わせるほどの妖しい魅力を持つことは確かだろう。