じじぃの「科学夜話・トウモロコシ・動く遺伝子の発見!わかるノーベル賞の本」

【ゆっくり解説】動く遺伝子!?トランスポゾンとは?#1 発見の歴史【生物】

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=b7makqK2hY8

トウモロコシで「動く遺伝子」発見 30年後にノーベル賞


「トウモロコシ」から発見された「動く遺伝子」トランスポゾン…「がん」を引き起こす「迷惑な存在」と思いきや「進化解明」のカギを握っていた!

2023.06.16 ブルーバックス
【執筆者】中井謙太(東京大学教授)
6月16日は、動く遺伝子「トランスポゾン」を発見したアメリカの遺伝学者バーバラ・マクリントック(Barbara McClintock)の誕生日です。

アメリカ・コネチカット州に生まれたマクリントックは、コーネル大学農学部に進学し、動植物の細胞のなりたちを探る細胞遺伝学を専攻しました。彼女はトウモロコシの染色体を可視化する研究に従事し、見かけや性質(形質)に関わる遺伝子の染色体上の位置を特定しようとしました。
1940年代、トウモロコシの葉っぱに見られる斑(ふ)という白い部分がなぜできるのかを調べている途中、マクリントックはこの原因となる遺伝子がある染色体上で、あるいは他の染色体へと移動することを発見しました。この遺伝子は“転移”を意味する"transposition"から「トランスポゾン」と命名されました。
https://gendai.media/articles/-/110774

『マンガと図鑑でおもしろい! わかるノーベル賞の本』

うえたに夫婦/著 大和書房 2023年発行

トウモロコシで大発見 1983

動く遺伝子の発見 バーバラ・マクリントックアメリカ 1902-1992)

トウモロコシの遺伝研究をしていたマクリントックは1940年代、染色体の中の成分(遺伝因子)が別の位置に移動することを発見。
しかし、まだDNAの構造も役割も未知の時代、彼女の発見は先進的すぎてほとんど評価されなかった。
その後、世界中で遺伝子研究が進んだ1960年代後半に、やっと彼女の発見は正当な評価を受けることとなった。

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発達障害は最強の武器である』

成毛眞/著 SB新書 2018年発行
それはADHDの特徴ですね 香山リカ × 成毛眞 より
香山 成毛さんご自身は、いつ頃からご自分をADHD(注意欠如・多動性障害)だと思うようになったんですか。
成毛 30年ほど前です。ビル・ゲイツを見ていて、なんかこの人おかしいなと思ったのがきっかけでした。会議中ずって体の揺れが止まらないとか、比喩が分からないとか。それで自分も軽い発達障害じゃないかと疑うようになったんです。
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香山 確かに、ある程度社会性を備えたADHDの方はマルチタスクというか、PCモニターにたくさんウインドウを開いているような感じで仕事をされる方がいますよね。それぞれ違う作業を、ほとんど同時にこなすような感じで。
成毛 そうですね。家にもノートパソコンが2台あって、常にウインドウを5つくらい開いています。こっち側で量子力学の情報を検索して、こっち側では歌舞伎の情報を見ているという。
香山 それはADHDの特徴ですね。アスペルガーの人は、逆にひとつのことを探求することが得意。もう亡くなった方ですが、アメリカに生物学者ノーベル生理学・医学賞を受賞されたバーバラ・マクリントックという女性がいました。生涯独身を貫いてトウモロコシの遺伝子研究をした人で、家とトウモロコシ畑を往復するだけの人生を送りました。彼女はかなり昔の研究が評価されてノーベル賞を受賞したことをお弟子さんたちから聞いたとき、「あ、そう」と言って、またすぐ仕事に戻ったそうです。
成毛 ああ、なるほど。
香山 まわりからは恋愛も結婚もしない寂しい女性に見えたかもしれませんけど、本人は何の不満もなく幸せな人生を送ったんだと思います。
成毛 過去の研究でノーベル賞をとっても、何とも思わない。彼女もアスペルガー系なんですかね。実は僕も過去のことをほとんど覚えていないんです。人から過去に失敗したこととか嬉しかったことはあるかと聞かれても、何も思い出せない。

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どうでもいい、じじぃの日記。

うえたに夫婦著『マンガと図鑑でおもしろい! わかるノーベル賞の本』という本を見ていたら、「動く遺伝子の発見」という項目があった。

最近読んだ成毛眞著『発達障害は最強の武器である』という本に、トウモロコシの研究でノーベル賞を受賞したバーバラ・マクリントックのことが書かれていた。

「まわりからは恋愛も結婚もしない寂しい女性に見えたかもしれませんけど、本人は何の不満もなく幸せな人生を送ったんだと思います」

自称、私は大人の発達障害です。

小学校の通知表にはずっと「落ち着きがない」と書かれていた。

何か、救われた思いがしました。