老化細胞を選択的に除去する「GLS1阻害剤」って何?【医師監修アニメーション解説】
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老化細胞を選択的に除去するGLS1
老化細胞を選択的に除去するGLS1(グルタミナーゼ1の略称)阻害剤が加齢現象等を改善させることを証明
2021.01.15 POST
15日、東京大学医科学研究所の城村由和助教(癌防御シグナル分野)、中西真教授(癌防御シグナル分野)らの研究グループは、新たな老化細胞の純培養法を構築し、老化細胞の生存に必須な遺伝子群をスクリーニングにより探索した結果、グルタミン代謝に関与するGLS1を同定したー。
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老化細胞除去療法 自然の成分を用いて老化細胞を除去する療法 より
加齢が進んだ老化細胞を除去し、健康寿命を伸ばすこと。老化細胞が炎症物質を分泌して周辺の若い臓器に障害をもたらすことを防ぐ。
老化細胞のアポトーシス(細胞死)の歯止めとなっているたんぱく質の働きを阻害する薬剤によりアポトーシスを促し、老化細胞を取り除く試みがされている。
老齢マウスから遺伝子工学により老化細胞を除去すると、動脈硬化や腎障害などの老年病の発症が遅れることが期待されている。
米ユニティ・バイオテクノロジーは2023年4月14日、アポトーシス蛋白質を阻害する低分子薬のUBX1325が、糖尿病黄斑浮腫患者を対象とする臨床試験において、硝子体内へ1回注入することで約1年にわたる視力改善効果を示したと発表した。
同社のアニルヴァン・ゴーンCEO(最高経営責任者)は「UBX1325は老化細胞の標的薬として初めて臨床試験に進んだ開発品で、成功すれば標準薬である抗血管新生薬による治療アプローチを見直す契機になる」と語った。
UBX1325は、アポトーシス(細胞の自殺)調節蛋白質を阻害することにより、糖尿病で障害を受けた眼内血管に蓄積した老化細胞のアポトーシスを促進し、除去する薬剤だ。
眼内血管の閉塞や漏出、出血により、網膜中心の黄班部分がむくんで見え方が歪むと、視力低下が進行し、失明に至る危険がある。これまで使われてきた、抗血管新生薬の場合、1年に複数回硝子体内に注入する必要があり、患者にとって投与の負担が大きかった。
一方、東京大学医学研究所癌防御シグナル分野の城内由和助教と中西真教授らは、老化細胞に強く発現するグルタミン代謝酵素を阻害すると、老化細胞だけが除去されることを見いだしている。
中西教授らが老齢マウスや加齢関連疾患モデルマウスにグルタミン代謝酵素阻害剤を投与したところ様々な臓器・組織の加齢現象や老年病、生活習慣病が改善した。
さらに「老化細胞においてグルタミン代謝酵素を阻害すると細胞内PH(水素イオン指数)が低下することでアポトーシスが誘導される」「アンモニアを過剰添加し、培養液のPHを高めるとグルタミン代謝酵素阻害によるアポトーシスが抑制される」といったことが分かった。
中西教授が見つけたグルタミン代謝酵素の作用は多くの老化細胞に共通していることから、適応の広いアンチエイジング薬に結びつく可能性がある。
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どうでもいい、じじぃの日記。
2021年、老化細胞を選択的に除去するGLS1阻害剤が、さまざまな加齢現象や老年病、生活習慣病を改善させることを、東京大学医科学研究所が証明した。
老化細胞の代謝特異性を標的とした老化細胞除去による、新しい抗加齢療法の開発につながるかもしれない。
つまり今後の研究成果次第では、人間の不老不死を実現する可能性がある。
私も77歳になり、身体の衰えがひどくなっている。
まず、眼だ。この間、自動車免許更新のために眼鏡を新調した。
耳はテレビのボリューム音を最高度にして、テレビを見ている。