じじぃの「科学夜話・IOWN・光通信技術・次世代ネットワーク構想!世界を変える100の技術」

プライムニュース 【iモードの轍は踏まない】グローバル企業連携の狙い 【NTT次世代通信基盤】2023/11/21放送<後編>

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=xTx_l0_5STw&t=56s


プライムニュース 【次世代通信基盤】新技術構想「IOWN」とは 【NTT新通信&半導体戦略】

2023/11/21 BSフジ
【キャスター】新美有加、反町理 【ゲスト】川添雄彦(NTT代表取締役副社長)、町田徹(経済ジャーナリスト)
世界的にデジタル競争が加速する中、様々な産業分野で日本企業の苦戦が続いている。
そんな中、NTTが「IOWN構想」という新たな挑戦を進めている。
構想の柱は「光通信」進化させ、大容量データを遅延なく高速で送ることができる通信インフラの整備。さらに、その先に見据えているのは新たな“光半導体”の開発。内外の大手企業と連携しながら描いているNTTの世界戦略には、一体どこまで勝算があるのか。その現状と課題を問う。
https://www.youtube.com/watch?v=2YjlqLshf-k

『世界を変える100の技術』

日経BP/編 日経BP 2023年発行

IOWN 光通信技術を中心に据えた次世代ネットワーク構想 より

IOWNはInnovative Optical and Wireless Networkの略で、光通信技術を中心とした、新たな高速大容量通信、膨大な計算リソースなどを提供するネットワーク・情報処理基盤の構想である。
構想の実現に向け、主にNTTが中心となって技術とサービスの開発を進めている。社会全体でデータ量や消費電力などが増加し続けており、こうした基盤が求められる。

NTTはIOWNの構想を2019年に公表し、既存ネットワークと比較して、遅延が200分の1、伝送容量が125倍、電力効率が100倍というネットワークの実現を目指している。

IOWNの仕様を検討する組織IOWN Globa1Forumには、NTTだけでなく、KDDI楽天モバイルなどが参加しており、ソフトバンクも加入を検討している。

IOWN構想を支え、低消費電力の実現を狙う技術として、光電融合がある。電気によって信号処理している箇所などを光で処理できるように置き換えていく。

現在のサーバーは、きょう体内部のバスとして電気信号によるPCIe(PCI EXPress)などを使っているが、電気信号には高速・大容量のデータを回路に伝送する際にエネルギー損失が大きく、熱が発生しやすいという問題があった。

光電融合の研究成果として、2019年4月に「ナノ受光器ーナノ変調器集積素子(OEO返還デバイス)」を発表した。OE(光ー電気)変換とEO(電気ー光)変換の両機能を10μm×15μmという微小サイズに収めたデバイスである。

IOWNのロードマップを公表しており、2030年度ごろまでを4つのステージに区切り、段階的に開発していく。

またNTTはIOWNを通じて低消費電力の技術を実装し、データセンターなどの消費殿掠を抑え、持続的可能な社会を目指す。例えばデータセンターの消費電力は2030年になると、2018年と比較して日本で約6倍、世界で約13倍にまで達するという予測がある。二酸化炭素の排出量、エネルギー消費などの削減が求められる世界情勢に逆行しているため、技術適用を通じ、これらの数値を抑制したい考えだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。

NTTドコモが開発したiモードは日本で一世を風靡したが、iPhoneの登場以降スマホ時代に入るとガラパゴス化した。

iモードの轍は踏まない

IOWNグローバルフォーラムは技術の世界標準化だけでなく、将来のIOWNの活用方法=ユースケースの開発も並行して進めている。

光を使った新技術「IOWN」で主導権をつかめるか

2023年、企業の値段を示す株式時価総額の世界ランキングで、上位100位以内に入った日本企業はトヨタ自動車(39位)のみだ。

日本企業の復活を願うばかりだ。