じじぃの「プラスチック光ファイバで世界市場を独占!世界に誇る日本のすごいチカラ」

新報道2001「植物工場」特集 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=hBFe7Ts-Pyc
圧倒的ビットレートによる「Face-to-Faceコミュニケーション」の実現 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=oeMpvFPgWSo
1000M range Optical fiber transmission for HDMI signal 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=cFO8NtK1sbE
光ファイバー Google 検索
http://www.google.co.jp/images?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=%E5%85%89%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC&oi=image_result_group&sa=X
ヒッグス粒子研究 支えた日の丸企業 JFE東芝…先端技術、数多く採用 (追加) 2012年7月6日 産経新聞
万物に質量を与え「神の粒子」とも呼ばれるヒッグス粒子の観測装置には、日本企業の先端技術が数多く採用されていた。特に超電導磁石を作る素材技術、素粒子を観測するセンサー技術で貢献度が高く、日本企業は技術で観測を支えた。
実験では「大型ハドロン衝突型加速器LHC)」で陽子をほぼ光速に加速して衝突させ、その際に飛び出す素粒子を検出器でとらえる。陽子の加速や方向付けには強力な磁石が必要だ。LHCには2000台近い超電導磁石が設置され、装置の心臓部となっている。膨大な量の超電導線材が用いられたが、その半分近くは古河電気工業が納入した。JFEスチール東芝超電導磁石用の鋼材やコイルを納入し、実験を支えた。
素粒子検出の心臓部には、同分野の実験で多用される光電子増倍管など浜松ホトニクスのセンサーが採用された。「LHC用に開発した特殊仕様」(同社)で、まねのできない高感度センサーの設置台数は合計2万6000台にも及ぶ。
クラレは検出部周辺で放射線などを測定する特殊プラスチックファイバーを提供。普及しなかったが「思わぬところで役に立った」(同社)という。
ヒッグス粒子の研究装置に使われた日本製資材
加速器
 JFEスチール  超電導磁石用鋼材
 新日鉄      極低温に対応した特殊ステンレス鋼
 IHI         超電導磁石用の極低温冷却装置
 古河電工     超電導磁石用線材
 フジクラ    放射線の影響を受けない通信用光ファイバー
●検出器
 浜松ホトニクス 素粒子検出用光センサー(光電子増倍管、シリコン検出器)
 林栄精器    素粒子検出器
 クラレ     放射線検出用ファイバー
 東芝       素粒子検出用の超電導磁石

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日本の技術力−光ファイバ 2010.1.9
日本メーカーが市場で思った程のシェアを占めなかったのは、石英ガラス製光ファイバの需要先が、公共性の強い通信事業分野であるためではないかと推測しています。一般的に言って、公共事業分野は、製品が優れているというだけでメーカーが単独で進出することは難しく、戦略的ビジネスが求められるためです。真相はメーカーの方にお伺いしたいところです。
一方、プラスチック光ファイバは、米・デュポン社が1964年ポリメタクリル酸メチル(PMMA)をコア材として開発したものですが、米・デュポン社はその後の開発は断念、三菱レイヨンが独自の技術を開発して1978年に工業化しました。現在、先行企業である三菱レイヨンが世界市場の70%以上のシェアを占め、旭化成東レの市場シェアを合わせると世界市場の99%を生産しており、日本企業による独占状況にあります。
http://www.remus.dti.ne.jp/kojyo/topics/t20100109.html
三菱レイヨン R&D|研究内容・実績|テクノフィールド 光学繊維
三菱レイヨンは、プラスチック光ファイバ(POF)の全世界シェア約70%を占めるトップメーカーです。POFは、大口径で柔軟という石英光ファイバには無い大きな特徴を有しています。100m以下の短距離(車載、住宅内等)用途には、最適の光ファイバです。
最近では、欧州車を中心に自動車内の高速大容量情報ネットワーク(車内LAN)用途にPOFの採用が進んでいます。
http://www.mrc.co.jp/rd/research/fiber01.html
AGC旭硝子|FONTEX
次世代ネットワークに貢献する省電力・大容量プラスチック光ファイバデータの大容量化が進む現在、テレビやパソコンなど家庭用機器の接続ケーブルについて、銅線ではなく光ファイバの導入検討が進んでいます。AGCグループのプラスチック光ファイバ「FONTEXR」は、銅線ケーブルの約1/20の消費電力と、銅線を圧倒的に凌ぐ10Gビット/秒以上の高速伝送を可能にしました。
http://www.agc.com/csr/env/products/20.html
トヨタ自動車、世界で初めて、バイオPETを使った新エコプラスチックを自動車内装表皮材に採用 2010年10月13日
2011年初頭発売のレクサス「CT200h」のラゲージ内装表皮への採用を皮切りに、今後、採用車種を拡大するとともに採用部位も拡大する。2011年には、エコプラスチックの採用面積が、内装部品の表面積全体の80%を占める車両も投入する予定。
http://www2.toyota.co.jp/jp/news/10/10/nt10_1004.html
最先端の物理学研究をサポートする放射線検出用素材 プラスチックシンチレーションファイバ(PSF)の受注について 2010年12月22日 クラレ
PSFはプラスチック製光ファイバの一種で、当社が1980年代に世界唯一の製法により放射線検出用素材として開発。その後、国内では高エネルギー加速器研究機構、海外では世界最大規模の高エネルギー加速設備を持つスイスのセルン欧州原子核研究機構など、数々の研究機関への地道な供給継続と技術蓄積を背景に素材の品質向上を図った結果、放射線検出用素材のデファクトスタンダードとなり、過去約20年間の出荷総額とほぼ同等という今回の大型受注につながりました。
http://www.kuraray.co.jp/release/2010/101222.html
光ファイバ フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より
光ファイバ(英語:Optical fiber)は、離れた場所に光を伝える伝送路である。
光ファイバ・メーカー】
・コーニング(アメリカ)- 光ファイバ世界1位。 世界シェア24%
古河電気工業 (日本)- 光ファイバ世界2位。 世界シェア14% ルーセントアメリカ)の光ファイバ部門を買収
・ドラッカ(オランダ)- 光ファイバ世界3位。 世界シェア10%
住友電気工業(日本) - 光ファイバ世界4位。 世界シェア7%
フジクラ(日本) - 光ファイバ世界5位。 世界シェア5%

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『図解 世界に誇る日本のすごいチカラ』 インタービジョン21【編】 三笠書房 2012年発行
プラスチック光ファイバで世界市場を独占する日本勢 (一部抜粋しています)
プラスチックは比較的製法が簡単なため、単純な製品は新興国で安価に生産できるようになった。そこで、日本のメーカー各社は技術を活かして差別化を図るため、特殊な機能をもつプラスチックの開発にシフトしている。
中でもプラスチック光ファイバは、日本が古くから手がけてきた分野。三菱レイヨンが世界シェア70%を占めるとされ、これに旭化成東レを加えた3社で世界シェアを独占している。また旭硝子はプラスチックならではの柔軟性を活かして、結んだり折り曲げたりしても通信可能な世界最高速の光ファイバを開発。映像のフルハイビジョン化などで高速・大容量通信の必要性がますます高まる中、注目を集めている。
地球温暖化防止や再生可能資源活用の観点から注目されるバイオプラスチックでも、日本の技術の先進性が光る。
トヨタ自動車、キャノン、リコー、・・・などがさまざまな特性を持ったバイオプラスチックを積極的に製品に採用しており、数々の「世界初」「世界最高水準」を実現している。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ぼけっと、『図解 世界に誇る日本のすごいチカラ』という本を見ていたら、「プラスチック光ファイバで世界市場を独占する日本勢」というのがあった。
光ファイバ」と聞いて何を思い浮べるだろうか?
スマートフォンでも、インターネットができるようになった。スマートフォンの場合はよく分からないが、パソコンでインターネットをやる場合は、ADSLか、光ファイバでつなぐ。ADSLは一般の電話回線を使うため伝送損失が大きい。スムーズに動画を見るには、伝送速度が速い光ファイバにならざるをえない。
この光ファイバを発明したのは日本人なのである。
2009年度ノーベル物理学賞光通信用の光ファイバに対する先駆的貢献者として、中国系アメリカ人のカオが受賞した。
しかし、光ファイバは当時東北大学教授(現・上智大学特任教授)だった西澤潤一博士が既にカオより早く発明していたのだ。

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1970年、アメリカのコーニング社が通信用光ファイバを実用化したと発表し、光ファイバの製造法とカオ論文に示された光ファイバの構造を始めとする基本特許を得た。コーニングの光ファイバは非常にもろく、まだ実用化にはほど遠いものであったが、カオの理論通りに20dB/kmの損失を達成した。日本の特許庁はそれが西澤と類似するものであることを知りながら口をつぐんだ。
                         ウィキペディアWikipedia)より
光ファイバ・メーカー 世界シェア」をキーに検索してみた。
世界シェア上位5社に日本が3社、アメリカ1社、オランダ1社だ。世界のトップはアメリカのコーニング社だ。
去年、兵庫県に日本初のXFEL施設SACLAが完成した。この施設で使われるX線レーザーは、原子の動きを、一瞬のストロボでくっきり撮った写真を何枚も並べて、瞬時に起きる化学変化を観察する事ができる夢の光だ。
欧州原子核研究機構(CERN)でもそうだが、最先端の科学技術でレーザーの速度を極限まで高速にするため光ファイバを使う。
光ファイバは大腸検査などの内視鏡にも使われている。植物工場ではLEDを使った光ファイバで植物栽培をするようになった。
「プラスチック光ファイバ」はガラス製の光ファイバに較べれば透過率は少し劣るが、コアを太くすることが可能であるため、一度に伝送できる光量が多くなる。プラスチック素材を用いるので安価で製造できるというメリットもある。プラスチック光ファイバは伝送距離が短いという弱点がある。しかし、会社内や家庭内で使う分には問題がないのだ。
「プラスチック光ファイバは、日本が古くから手がけてきた分野。三菱レイヨンが世界シェア70%を占めるとされ、これに旭化成東レを加えた3社で世界シェアを独占している。また旭硝子はプラスチックならではの柔軟性を活かして、結んだり折り曲げたりしても通信可能な世界最高速の光ファイバを開発。映像のフルハイビジョン化などで高速・大容量通信の必要性がますます高まる中、注目を集めている」
プラスチック光ファイバは日本の独壇場なのである。
すごいな。日本の力。