じじぃの「リンゲルマン効果・ダブルスタンダード・困っている人を助けられない心理?錯覚の雑学」

イスラエル「総攻撃に移行する」“天井のない監獄”の現状は?【10月11日(水)#報道1930】|TBS NEWS DIG

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=XNnlbYQ8vjI&t=152s

“天井の無い監獄” ガザ地区に目を伏せた世界の“ダブルスタンダード”【報道1930】2023年10月13日 TBS

●ガザ住民の完全な停電と完全な飢餓状態
番組ではガザ地区で生まれ育ったジャーナリストに直接インタビューした。
彼女によれば今回の攻撃を世界は“奇襲”というが、パレスチナ人特にガザに住む人にとっては驚きではなかったという。なぜならイスラエルは今年に入って230人以上のパレスチナ人を殺していたため、事態がエスカレートすることは誰もが予期していたという。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/774505?display=1

『マンガでわかる心理学』

ポーポー・ポロダクション/著 SBクリエイティブ 2008発行

第2章 人はなぜエレベーターの上を見る?(社会心理学編) より

困っている人を助けられない心理

~社会的手抜きの心理/リンゲルマン効果~

電車の中や道でお年寄りが困っている姿を見ると、誰でも助けたいと思う。しかし、実際に助ける行動をとる人は少ない。それは都会人が恥ずかしがりやだから? 確かにそれもあるだろう。
しかし、多くの人間が周りにいる場合「自分ではなくても、誰かが助けてくれるはず」という心理が働く。他人に依存してしまう気持ちになる。これを「リンゲルマン効果」と呼んでいる。

ドイツの心理学者リンゲルマンは、綱引きの実験を行い、人数が増えるたびに1人あたりの力が弱くなることを導きだした。本気ならば、相乗効果で力が増すと考えがちだが、実際は違った。これは多くの集団になればなるほど、「自分一人ぐらい」という心理が働き、真剣に綱引きに取り組まなくなるからである。

同じような実験はアメリカの心理学者ラタネとダーリーも行っている。実験参加者(被験者)が個室でヘッドホンをつけ数人と討論会を行う。個室なのでお互いの顔は見えない。しばらく討論したあとに、あるサクラの人が発作を起こす。その場合、ヘッドホンを通してその状態を知った人は主催者に助けを求めにいくか、という実験をした。
これは参加者1人を除いて全員がサクラである。するとおもしろいことがわかった。参加者が発作役と2人で討論していたときは3分以内に100%の人が報告にきた。ところが参加者が全部で3人になると60%になり、6人になると30%の人しか報告にこなかった。

これは自分がいかなくても誰かが報告してくれるという心理が働くからだ。実社会で困った人を救えないのにはそんな心理が大きく影響している。

                  • -

じじぃの日記。

ダブルスタンダード

ダブルスタンダードdouble standard)とは、同じ人物・集団において、類似した状況に対してそれぞれ異なる対応が不公平に適用していることへの皮肉の言葉である。
            ウィキペディアWikipedia) より

1993年9月にノルウェーが仲介役を果たした「オスロ合意」が署名されてから30年となった。
イスラエル第3次中東戦争で占領したヨルダン川西岸地区ガザ地区などから撤退する。そこにパレスチナ国家を樹立しイスラエル国家と共存する。

ところがその後、双方とも和平に反対する勢力が台頭し暴力の応酬が繰り返され、和平実現への歩みは途絶えてしまった。

イスラエル側では、右派勢力が政権を握り入植地の拡大を加速させ続けている。

日本人はまずパレスチナで何が起きてきたかを知らなければならない

ハマスイスラエルの戦闘の背景に何があるのか、イスラエルパレスチナ入植を国際社会はなぜ止められなかったのか、パレスチナ問題の出口はどこにあるのか、日本はただ傍観しているだけでいいのか。

今回も国際社会はパレスチナの惨劇を黙って見過ごすのだろうか。ウクライナではロシアの「力による現状変更」をあれほど厳しく糾弾し、戦争の道義的な正当性を主張したアメリカを始めとする西側諸国は、なぜパレスチナでは皆口をつぐむのか。