ちびまる子ちゃん初代エンディング「おどるポンポコリン」
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第4章 知覚と記憶の不思議(認知心理学編) より
なぜ子供のころの記憶がないのか?
~不思議な記憶のメカニズム~
あなたは子供のころの記憶をどこまでさかのぼれるだろうか?
だいたい4、5歳ぐらい、なかには3歳の記録がある人もいるだろう。これはどうしてだろう?
小さいころは記憶力が弱かったから、いや、それは違う。赤ちゃんの記憶力は非常に高い。これは多くの心理学者の実験によって立証されている。そのため赤ちゃんから幼児にかけて子供は、一気に言葉を覚えてしまう。人間が生きていくために必要な情報の多くは、この時期に学習して記憶する。
長期で記憶を留めておくこともできるらしいが、基本的にこのころには長期記憶システムがうまく機能していないと思われる。
過去の記憶に対する発言は2、3歳からみられることもあるが、その多くは断片的で正確でないことが多い。4歳ぐらいになると認知機能が急速に発達し、自分の内面を見つめるようになる。子供が記憶を理解して、記憶に関する「覚えた」「忘れた」など言葉を使うのもこのころである。この時期に長期的な記憶システムが次第にできあがってくる。したがって大人がもっている子供の記憶は、3~4歳ぐらいまでではないかといわれている。
人にとって「記憶」も重要であるが、実は「忘却」こそが大事であるとの考えもある。人が経験した嫌なことをいつまでも忘れられなかったら、心のダメージは多く、かなりの痛みをともないながら生活しなくてはならない。人はよい思い出よりも、悪い思い出を忘れるシステムをもっている。
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『おんぶにだっこ』
さくら ももこ/絵と文 小学館 2006年発行
おっぱいをやめた日 より
私が2歳の頃、両親と姉と私は家の一番奥の部屋で寝起きしていた。部屋は八畳ほどでタンスとテレビと鏡台と、片隅にはベビーベッドが置かれていた。
たぶん、姉が生まれた時にベビーベッドを買ったのだろう。そしてその後、私が使ったのだと思うが、ベビーベッドで寝ていた頃の記憶は残っていない。
私は2歳になっても、まだ母のおっぱいを飲んでいた。普通の御飯も食べていたが、おっぱいをおやつ代わりに飲んでいたのだ。
母にしてみれば迷惑だったと思う。母を見かけるたびに私は「おい、おっぱい」と呼び止め、母が「今は忙しいから」と断っても「ちょっとでいいから」と追いかけ、仕方なく飲ませるという作業を1日に何回も行わなくてはならなかったのだ。あたしゃ牛じゃないんだから、と心の中では叫んでいたにちがいない。
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ある日、酔っ払ったヒロシが「ももこは、おっぱいおっぱいって、お母さんのところばっかり行くけど、お父さんだっておっぱいがあるんだぞ。ちょっと飲んでみろ」と言ったので、私は”なるほど、そういえばお父さんもおっぱいがあるなぁ”と思い、試しに飲みに行ったところ、何も出なかったのですごく頭にきた。
「出ないじゃん」と言って怒ると、ヒロシはアッハッハと笑い、「どうだ参ったか、これが男のおっぱいだ」と威張ったので余計腹が立った。
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どうでもいい、じじぃの日記。
『ちびまる子ちゃん』の作者さくらももこさんが亡くなって、5年が経った(享年53)。
よく、妻と一緒にテレビで『ちびまる子ちゃん』を観た。
『ちびまる子ちゃん』の作品は、もちろん ももこさんが創作されたもので、ももこさん自身の少女時代そのものではない。
7~8年前だが、古本屋に寄ったら さくらももこ著『おんぶにだっこ』があった。