じじぃの「人の生きざま_600_さくら・ももこ(漫画家・作詞家)」

ちびまる子ちゃん登場人物の20年後の姿 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=tWkdy5mU94w
たまちゃんとの出会い

Momoko Sakura MyAnimeList.net
Given name: ももこ
Family name: さくら
Birthday: May 8, 1965
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Member Favorites: 2
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Pen name: Momoko Sakura
Real name: Miki Miura (三浦 美紀)
Hometown: Shimizu, Shizuoka Prefecture, Japan
Blood type: A
http://myanimelist.net/people/15169/Momoko_Sakura
漫画家「さくらももこ」の離婚と再婚!ちびまる子ちゃんで描かれなかった過去と現在  LAUGHY
ちびまる子ちゃんの作者:さくらももこさん。
離婚、再婚と忙しい人生です。家族も泥沼・・・。でもたまちゃんなど友人は成功してました!そんなさくらももこの過去と現在まとめです。ちなみにガンバ監督も同級生!
http://laughy.jp/1416391674306119334
『おんぶにだっこ』 さくら ももこ/絵と文 小学館 2006年発行
たまちゃんとの出会い (一部抜粋しています)
小学校に入学すると、同じクラスにたまちゃんがいた。たまちゃんは目がパッチリとして色白で、外国のお人形みたいに可愛らしい女の子だな、というのが第一印象だった。
たぶん、たまちゃんの方は、私についての第一印象は「特になんとも思わなかった」という感じだと思う。あえてきいた事もないが、私はたいして印象に残らない人物なのだ。子供の頃からそれは自覚していた。
たまちゃんは利発で活発だった。なんでもよくできるし、忘れ物や遅刻もない。女子からも男子からも人気があり、見るからに華があるタイプであった。
一方私は、何をやってもモタモタし、自分のやっている事に自信がなく、たまに自信があっても失敗するという、華のないタイプであった。
そんな自分のくせに、人気者のたまちゃんと仲良くなりたいなァと思っていた。どうせ友達になるのなら、自分に華はなくとも、相手に華があった方がいい。問題は、こちらはそれを望んでも、青手が華のない者を望むかどうかというところだ。
幸いにも、たまちゃんの家と私の家はわりと近かったので、自然と一緒下校にするようになった。自然とじゃなく、私が「一緒に帰ろう」と声を掛けていたのかもしれないが、とにかく一緒に帰るようになった事は何よりだった。
一緒にいると、歩きながらいろんな話をし、お互いの事がだんだんわかってくる。たまちゃんも、動物や植物が好きで、マンガも好きで、絵を描くのも好きだという事がわかった。
私達は、華のあるなしという違いはあれど、趣味はすごく合うんじゃないか!? もしかしたら、すごい仲良しになるかもしれないという予感がした。
すぐに私達はお互いの家に遊びに行くようになった。うちの母は「たまちゃんは明るくて、頭が良くて元気で可愛い。ももこは、なんだかもじもじしてて、しっかりしていなくて情けない」と言い、その通りだと思った。
だが、たまちゃんのお母さんは「ももちゃんは、照れ屋で遠慮がちで、もじもじしている様子がホントに可愛らしい」と言ってくれて、物は言いようだと家族は語っていた。たまちゃんのお母さんは、単に内気な私の事を、思慮深い子供だと勘違いまでしてくれていたようだった。
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こうして私はたまちゃんと、小学校1年の時から仲良しになった。これから先、ずっと仲良くしてゆける。感性の合う大切な友達に巡り会ったのだ。