じじぃの「キメラ動物・膵臓・腎臓臓器移植は近い将来実現する!ヤバい都市伝説」

近畿大学農学部】人とブタのキメラから臓器をつくり出す。万能細胞を用いて再生医療の高みへ。生物機能科学科講師 岡村 大治 | 農LABO

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=YbiJfBaF0Ak

ヒトの腎臓をブタの体内で培養


世界で初めてヒトの腎臓をブタの体内で培養することに成功

2023年09月11日 GIGAZINE
臓器提供のハードルはこれまでさまざまな方法によって下げられてきましたが、依然としてドナーが不足しています。

広州生物医薬健康研究院のリャンシュエ・ライ氏らの研究チームは、受精したブタから生物の誕生に関わる胚を抽出し、ブタの体内で腎臓を発生させるのに必要な2つの遺伝子を取り除きました。その後、人間の幹細胞を胚に移植しして人間とブタのキメラ胚を作成し、13頭のブタの体内に戻しました。

さらに、人間と動物のキメラ胚を作成することに対しては倫理的な問題が指摘されています。ブタの胚に人間の幹細胞を移植して、人間の遺伝子がブタの脳や脊髄で発現した場合、ブタに人間に近い意識が芽生える可能性があります。また、ブタに人間の臓器を成長させるための「インキュベーター」としての役割を持たせることに対しての倫理的な問題も存在します。
https://gigazine.net/news/20230911-human-kidneys-grown-pigs/

『知れば知るほどヤバい都市伝説』

噂の真相」を究明する会/著 宝島社 2023年発行

第3章 超古代文明&超科学のタブー! より

「怖い科学」の都市伝説 生命の「タブー」と「神秘」の謎

異種動物間での安全な臓器移植の技術が確立

2017年に、東京大学の研究グループが興味深い論文を科学誌『Nature』(542巻)に発表した。膵臓を欠失したラットの体内にマウスの多能性幹細胞に由来する膵臓をつくり、その膵臓を糖尿病のマウスに移植したところ、成功したというのだ。

ラット(ドブネズミの改良種)とマウス(ハツカネズミの改良種)は、同じネズミでもまったく種の異なる動物同士である。体長もラットは20~25センチ。マウスは5~10センチ。細胞の中にある染色体に遺伝子が存在するが、ラットの染色体は42対。マウスの染色体は40対。つまり、ラットとマウスは完全に種の異なる動物であり、交配して子供をつくることはできない。いわば、人間とチンパンジーのような関係の異種動物である。すなわちこの研究によって、異種動物間での有効かつ安全な臓器移植の技術が確立されたのである。

このような、同じ個体の中に2つ以上の異なる動物の遺伝情報が含まれる動物を「キメラ動物」という。
ギリシャ神話に登場する。ライオンの頭、山羊の身体、蛇の尻尾を持つ怪物、キマイラに由来する。

この研究ではラットとマウスのキメラ動物だったが、豚と人間のキメラ動物をつくり、豚の体内で人間の心臓や腎臓を育て、それを人間に移植する計画がスタートしている。臓器不全で苦しみ、移植を持っている患者にとっては大変な朗報であり、研究グループには心からの称賛を送りたい。

人間への臓器移植のためだけにつくられる「キメラ人間」

しかしながら、一部の研究者は、この研究が進んだ先に「恐ろしい未来」が到来することを懸念している。人間の脳、精子、あるいは容姿を持つ「キメラ動物」が誕生するのでは、と恐れているのだ。

もし、人間の容姿、たとえば人間の顔を持った猿や豚などのキメラ動物が誕生したら……。現在も、一部の動物愛護団体が先鋭的な活動を繰り返しているのは周知のとおり。この団体がキメラ動物に人間並みの権利を与えるべく過激な主張をしてくることは容易に想像できるだろう。彼らの要求で、国際会議に人間の顔を持った大型類人猿や哺乳類が多数参列し、「キメラ動物にも人権を与えるべし」とする議論がされる可能性は否定できない。人間への臓器移植のためだけに生まれてきた生命という悲劇の「キメラ動物」は、過激な動物愛護団体が利用するには好都合な存在となる。

あるいは、人間と同等の認知能力や思考能力を有したキメラ動物が誕生したらどうするのか。そのキメラ動物たちは、容姿は動物だが人間並みの知能を有しているのだから、人間としての人権を主張してくるはずである。
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人間への臓器移植のためだけのキメラ動物は歓迎だが、どんな目的だとしても絶対に動物に人間の脳を与えてはいけない。そんな人間の身勝手さが人間社会を守る条件のようだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。

自宅で購買している新聞の7月の紙面に、闘病中のある作家さんの記事が載っていた。

「腎移植には、健康な親族が腎臓を提供する生体腎移植と脳死または心肺停止後の他人からの献腎移植がある。筆者の場合は生体腎移植でドナーは妻だ。妻の術後の状態も良好で、既に退院して自宅で静養している」

この作家さんは、慢性腎不全が悪化して週3回、病院で透析をしていたとのこと。

慢性腎不全は、糖尿病の治療をしないまま高血糖状態が続くと、腎臓のろ過機能が低下しする病気だ。

私も糖尿病で月1回のペースで病院に通院している。

糖尿病が悪化 → 慢性腎不全 → 人工透析 → 腎臓 臓器移植

というケースに進むことがある。

世界で初めてヒトの腎臓をブタの体内で培養することに成功

しかし、この異種動物間での移植は、「拒絶反応」などの点でまだ未解決なことが多いらしい。

まあ、人ごとではないので、気をつけています。