じじぃの「中国・キメラ・臓器移植・拒絶反応はなぜ起きるのか?生物学の雑学」

中国キメラ人体実験の闇!人間の遺伝子を組み換えた実験

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=vrqXjdfERlw

カニクイザルの「キメラ」=中国科学院


ES細胞使った「キメラ」のサル、中国で誕生…病気再現が容易に

2023/11/10 読売新聞
様々な細胞に変化できる胚性幹細胞(ES細胞)を使い、遺伝的に異なる細胞が交じり合った「キメラ」のサルを誕生させることに成功したと、中国科学院などのチームが発表した。論文が9日、科学誌セルに掲載される。

ES細胞を使ってキメラサルを誕生させたのは初めて。遺伝子改変などがしやすいES細胞を使うことで、病気を再現したサルを生み出すことが容易になり、治療法などの研究が進むと期待されるという。

チームは、カニクイザルの受精卵からES細胞を作製。様々な細胞に変化できる能力を高める操作を加えたうえで、別の受精卵に注入した。この受精卵74個をメスザル40匹の子宮に1~2個ずつ移植したところ、うち6匹がそれぞれ1匹の赤ちゃんを産んだ。

オスの赤ちゃんサル1匹について、心臓や腎臓、精巣など20種類以上の臓器や組織を調べたところ、ES細胞由来の細胞が占める割合は平均で67%で、脳では92%に達していた。赤ちゃんサルは生後10日で呼吸不全や低体温となり、安楽死させた。
https://www.yomiuri.co.jp/science/20231110-OYT1T50006/

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第2章 個体の継承と形成に関する生物学 より

地球の生物における個体とは何か

「個体」とは何か。たとえば私の体は、たった1個の受精卵が細胞分裂を繰り返すことにより形成された。
単一のゲノム(遺伝情報)で統一された細胞の集団である。多細胞動物の体が何兆の細胞でできていようが、いやたとえ何京の細胞でできていようが、個体の中のゲノムは共通である。もちろんこれは地球という星の上での話であり、地球外生命がいたとすればこの原則があてはまるかどうかはまったくわからない。いや地球外生命にはそもそも個体などないかもしれない。

バイオテクノロジー研究史の中で最も倫理的な批判を受けたものの一つは、おそらくキメラマウスだろう。それは何故か。ギリシャ神話の奇獣で、頭はライオン、胴はヤギ、尾はヘビというキメラの名をもらったこのマウスは、発生初期に胚を取りだし、他の個体の胚の細胞を混ぜて再び子宮に戻すことによって誕生した。

したがってこのマウスにはゲノムが2種類あり、その2種の細胞が体内にパッチ状に混在している。1匹のマウスの体に2匹が乗っているのである。これは地球の生命の「個体」の原則を大きく踏み外す存在であった。

しかしながら、臓器移植をめぐるさまざまな議論の中で、この問題は意外なほど話題にならない。臓器移植を受けたヒトはまちがいなくキメラとなる。
生体肝移植なら1000億ぐらいの別のゲノムをもつ細胞が体の中に入ってくることになる。激しい拒絶反応が起こるのは地球の生命として当然だが、強力な免疫抑制剤を使ってこれを抑えこむのである。臓器移植はもちろんいのちを守るための医療技術だが、拒絶反応もまた地球の生物としての「個体」の存在をかけた反応である。

今後、遺伝子治療やゲノム編集によるさまざまな新技術が話題となるだろうが、この「個体(単一のゲノムで統一された存在)」との関係は常に検討されることとなるだろう。

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どうでもいい、じじぃの日記。

「バイオテクノロジー研究史の中で最も倫理的な批判を受けたものの一つは、おそらくキメラマウスだろう。それは何故か。ギリシャ神話の奇獣で、頭はライオン、胴はヤギ、尾はヘビというキメラの名をもらったこのマウスは、発生初期に胚を取りだし、他の個体の胚の細胞を混ぜて再び子宮に戻すことによって誕生した」

ひとりの人間の遺伝子は、両親から半分ずつ受け継ぐ。

サルとヒトの間で、サルの卵子にヒトの精子を入れて受精させると、サルとヒトの遺伝子50%ずつ持った赤ちゃんが産まれる。

ヒトの卵子にサルの精子を入れても、ヒトとサルの遺伝子50%ずつ持った赤ちゃんが産まれる。

ヒトの卵子を使ったのではないから、倫理上問題はないのではないか。

実際に、中国ではこのような実験が行なわれているらしい。

話は変わるが、

新型コロナウイルス感染症は、流行が始まって3年以上が経過してほぼ収束した。

かつては陰謀論とも言われていた「研究所流出説」。

しかし、ここに来て米エネルギー省やFBIが、ウイルスは中国の研究所から流出した可能性が高いと指摘している。

武漢で発生した新型コロナウイルスの初動調査を担い、その後アメリカに亡命して、ウイルスは、中国・武漢の研究所で人為的に作られたと閻麗夢(イェン・リーモン)博士が告発した。

彼女は言った。

「新型コロナは『中国軍の生物兵器』として開発された」

ロシアでは、ロシア政府に都合の悪い人物は「毒薬」で消される場合が多い。

中国では、中国政府に都合の悪い人物はなぜか「交通事故」で亡くなる場合が多いとか(ウワサです)。