じじぃの「生まれも育ちも大切・サルも環境次第で高い知能を持つかも?禁断の雑学」

This is Why Hunter-Gatherers Were Stronger and Happier Than Modern Humans | Human History

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=h2cPv403hoU

サルの胚に人間の幹細胞を注入 「ハイブリッド胚」

史上初の「ヒトとサルのキメラ」の細胞が実験室で誕生、細胞分裂して増殖する様子も観察される

2021年4月16日 GIGAZINE
サルの胚に人間の幹細胞を注入して「ハイブリッド胚」を作成する実験により、人間とサルの細胞を一緒に成長させて最長で19日間生存させることに初めて成功したとの研究結果が発表されました。
人間に最も近い遺伝的近縁種の1つとして知られるカニクイザルと人間の細胞を同時に生育させてその様子を観察することで、将来的には臓器移植用の臓器の製造や医薬品の試験などに応用できるとされていますが、倫理的な課題を指摘する声も上がっています。
一方、科学者の中には生命に対する倫理的な問題を危惧する人もいます。スタンフォード大学生命倫理学者であるハンク・グリーリー氏は、「私たちが『猿の惑星』が現実になる瀬戸際だとまでは考えていません。悪質な科学者はそう多くないでしょう。しかしゼロではありません。だからこそ、『ペトリ皿の中に収まる以上のことをしてもいいか』について真剣に考えるべき時期が来ていると思います」と述べました。
https://gigazine.net/news/20210416-human-monkey-chimera/

『禁断の雑学 誰もが口を閉ざす衝撃の雑学250』

黒い雑学研究会 彩図社 2021年発行

猿を我が子と同等に育てた科学者の末路 より

「猿も人と同じ環境で育てれば、高い知能を持つのでは?」
そんな仮説を立てたのが、アメリカの心理学者スィンスロップ・ケロッグだ。仮説のキッカケになったのは、1920年代にインドで狼に育てられたという少女が見つかった事件だとされる。
ケロッグは少女が保護された後も四つん這いで歩き、言葉も話せないでいる様態から「人間の発達は幼少期の環境に左右される」と考えた。だが、乳児を獣に預ける実験など許されない。そこで彼は逆の発想をする。それが冒頭の仮説であった。
ケロッグは生後7ヵ月のチンパンジー、ぐアを引き取り10ヵ月の息子と同等に養育した。実際、食事の際はスプーンを、排泄時にはおまるを使わせるなど、人間の子として扱ったのである。
その結果、ぐアは叱られたときはキスをして誤るなど「人間的」な行動を見せるようになった。
だが実験は9ヵ月で打ち切られる。原因は、チンパンジーと同居したためか発育が遅れ、1歳半になっても3つしか言葉を話せなかったという、ケロッグの息子にあったとされる。幸い息子の言語能力は回復するも、一方のグアは類人猿センターに送られてしまう。環境の変化に馴染めず、数ヵ月も経たない間に死亡している。

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どうでもいい、じじぃの日記。
人間の才能には「遺伝」と「環境」が約50%ずつ影響しているらしい。
人間が人間らしく振る舞うようになったのは、狩猟時代かららしい。
男たちが狩りに出かけ、その帰りを待つ女や子どもたち。
帰りを待つ女が、獲物を持って帰る男のことを案じている姿が目に浮かぶ。
アメリカや中国などで、サルに人間の遺伝子を注入する実験が行われている。
ハイブリッド化されたサルの集団に、人間の「共感」という環境を与えれば、どうなるのだろう。
もしかしたら、そのうち『続続・猿の惑星』が誕生するかもしれないなあ。