じじぃの「原発の処理水・格言・遼東之家・勉強してください!夕刊フジ」

原発処理水めぐる“反日”は収束へ?カギを握るのは“中国の報道”と裏にいる“中国政府”(2023年8月30日) #WBS

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=HV569uziQjA&t=185s


【時事ニュース】中国の多くの原子力発電所、何の説明もなく大福島原子力発電所の処理水の最大6.5倍のトリチウムを放出

https://pincong.rocks/article/60069

夕刊フジ』 2023年9月2日発行

山根一眞 「日本の元気」 より

原発の「処理水」を中国向けに講義

福島第一原発から「処理水」の放出が2023年8月23日に始まった。それに対して中国の異常な反応が起こっている。「核汚染水をなぜ海に流したんだ」という迷惑電話の嵐も続いている。その原因は中国政府の言動にある。

中国外務省の報道官は、福島第一原発の「処理水」を「福島核汚染水」と言い続けてきたが、「汚染水」を海に放出したら日本の政権は間違いなく倒れる。報道官様、大事なことなのでちょっと勉強することをお勧めします。30分もあれば中学生でも理解できますから。

「3.11」で損壊した福島第一原発は、何とか「水」で冷却を続けているからこそ安定状態を維持。これは廃炉への取り組みの大前提だ。その冷却水には多くの放射性物質が含まれており、これを「汚染水」と呼ぶ(「処理水」じゃないんですよ)。それを大規模な「多核種除去設備」(ALPS)に通し62種の放射性物質を除去した上で、タンクに保管してきた水が「処理水」なのだ。

その約1000基の「処理水」タンクの満杯がカウントダウンに入っていた。私は、福島第一原発構内を数度取材しているが、びっしりと並ぶタンク群には呆然した。原発敷地内にはタンク増設の余裕はもはやない。

だからといって、原子炉の冷却ができなくなれば大変な事態になる。「処理水」の海洋放出は廃炉を1日でも早く終わらせ、元の福島を取り戻すために必須の措置なのだ。

残念なのは、ALPSではごく微量の放射性物資、「三重水素トリチウム」だけは除去できない点だ。水は水素と酸素からなるが、その水素が通常の水素とは異なる三重水素の「水」が含まれているのがトリチウムの水。同じ水なので除去できないのだ。

もっとも、放出する「処理水」に含まれるトリチウムの量は超微量で、人体への害はなく生物蓄積もない。放出後の海水や魚の分析では、「トリチウムは検出できないレベル」だったが、これは予想通りだろう(日本の三重水素の安全基準は世界で最も厳しい)。
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福島第一原発からのトリチウムの年間排出量は22兆ベクトルだが、中国の4つの原発が放出してきたトリチウムは416兆ベクトル、実に福島第一原発の19倍だ!

中国は「日本の海産物は核汚染されている可能性がある」として禁輸したが、8月16日、中国では東シナ海の禁漁期間が解禁されたため、110隻もの中国漁船が中国政府が指揮する「核汚染された」日本近海に押し寄せた。矛盾どころの話ではない。

中国に「遼東之家(いのこ)」という格言がある。飼っている豚が白い頭の豚を生んだので珍種ゆえ天子に献上しようと出かけたら、その途上、遼東で見た豚の頭が全部白かったため、わが無知を恥じて帰った。
「遼東之家=狭い世界で育ち、他の世界を知らないため、自分だけすぐれていること」(三省堂新明解四字熟語辞典)。

中国の報道官様、中国古典のお勉強もしましょうね。

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じじぃの日記。

9月2日の『夕刊フジ』に山根一眞「日本の元気」「原発の『処理水』を中国向けに講義」が載っていた。

「中国に『遼東之家(いのこ)』という格言がある。飼っている豚が白い頭の豚を生んだので珍種ゆえ天子に献上しようと出かけたら、その途上、遼東で見た豚の頭が全部白かったため、わが無知を恥じて帰った」

「遼東之家」という格言は、「井の中の蛙、大海を知らず」と同じような格言なのだろうか。

去年10月に開催された中国共産党大会で誕生した習近平政権は三期目に入った。

2016年7月、BSフジ 『プライムニュース』で、評論家の渡部昇一さんがこんなことを言っていた。

渡部昇一、「中国は日本を敵視している。南シナ海の問題も日本に仕返ししたい。中国が民主化すれば民主主義国家になると思ったら化け物国家になった。これからは期待しないことだ」

中国の調査船が、太平洋の南鳥島近くの海に出没するようになった。

中国国家主席 習近平は、米中首脳会談でアメリカ大統領 トランプに太平洋分割を言ったり、尖閣諸島を核心的利益と言ったり、日本を敵視するような態度をとっている。

今年の6月 バイデン大統領は、選挙イベントで行った演説の中で習近平を「独裁者」と語った。

野心家で自信家で権力志向の強い習近平

習近平の「にんまり」は、あまり見たくない。