じじぃの「脳腸相関・セロトニン・脳と腸で分泌される神経伝達物質!共生の雑学」

11腸内細菌と脳の関係

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=hrxJ51ZKOCs

腸内細菌と脳の関係


腸から健康を考える 腸内細菌

11.腸内細菌と脳の関係
私たちの身体はまず「腸」から作られます。受精卵の外側が内にくぼみ、その口が閉じます。これが「腸」です。
その腸がのびてゆき、「口」と「肛門」ができます。さらに栄養をためこむところがふくらみ「肝臓」ができます。酸素をためこむところがふくらみ「肺」になります。そして上のほうがふくらんで「脳」になります。
脳は腸の出先として進化したのではないか。発生的にはそうなります。脳と腸は密接につながっているのです。
https://www.treponte.jp/sp/01_kyoiku/01_04shokuiku/gut/11.html

『「利他」の生物学 適者生存を超える進化のドラマ』

鈴木正彦、末光隆志/著 中公新書 2023年発行

第7章 「超生命体」としての私たち――ヒトと腸内細菌の共生から考える より

脳と腸はつながっている?――「脳腸相関」

腸内細菌や腸内フローラは健康面でけでなく、脳と密接に関与しており、感情面にも影響していることが知られています。
そもそも、”脳”は腸の先端部分が進化した器官ともいわれており、脳と腸が密接な関係性を持っていることが不思議ではありません。腸には腸管を取り巻く腸管神経系があり、腸管神経系は5000万個の神経細胞から成り立っています。そして、腸管神経系は迷走神経系と密接につながっており、さらに迷走神経系は脳にもつながっいます。

それゆえ、感情の起伏やストレスが、胃や腸などの消化管内の分泌にも影響するのです。ストレスが多い生活をしていると、便秘になりやすいのもそのためです。この脳と腸の関係は「脳腸相関」といわれています。脳腸相関でも、腸内細菌は重要な役割をしており、シグナル物質を通して脳に影響を与えています。しかも、腸内細菌は神経成長因子をコントロールする神経伝達物質に影響を与え、脳や神経の成長を促しているのです。
精神を安定化するホルモンとして知られるセロトニンは腸管で作られますが、それにも腸内細菌のビフィズス菌が関わっています。ビフィズス菌セロトニンを自ら作り出します。このセロトニンは迷走神経の発達を促して脳を育てています。

腸内細菌を除去すると、どのような変化が起こるのでしょうか? こうした実験がマウスを使って行われました。その結果、抗生物質で腸内細菌を駆除して作成した無菌マウスでは、落ち着きがなくなり、学習能力も低下することが見られました。
また、恐怖反応を示さず、無鉄砲な動きをするようになりました。ところが、このマウスにビフィズス菌(善玉菌)を与えると、そうした行動がなくなり、正常なマウスと同じように振る舞うようになります。
この場合、どんな菌でもよいというわけではなく、別の腸内細菌であるバクテロイデス菌(日和見菌)を与えた場合には、何の効果もなかったそうです。無菌マウスの落ち着きがなく学習能力が低下する気質は、どうやらビフィズス菌を除去したことが原因だったようです。
他にも、GABA産出菌が少ないと行動異常や自閉症を起こすことが知られていますし、食物繊維を多く取る国では自殺が少ないという研究結果もあります。腸内細菌は、ヒトの精神衛生にも大いに影響を与えているのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。

腸は、第2の脳ともいわれています。

人の性格は腸内細菌によってコントロールされているという説があります。

「精神を安定化するホルモンとして知られるセロトニンは腸管で作られますが、それにも腸内細菌のビフィズス菌が関わっています。ビフィズス菌セロトニンを自ら作り出します。このセロトニンは迷走神経の発達を促して脳を育てています」

よく「ビフィズス菌」は善玉菌だから、体に良いといわれていますが、神経伝達物質セロトニン(幸せホルモン)を作っているのだそうです。

たまには、乳酸菌やビフィズス菌の入った飲みものを飲もうと思っています。

もう、手遅れかも。

トホホのホ。