The Cyborg Beetles Designed to Save Human Lives
昆虫サイボーグ
「昆虫サイボーグ」が人命救助 AI搭載で効率化【未来予測9】
2021年12月14日 日経クロストレンド
巨大地震でがれきの中に生き埋めになったとしても、諦めるのはまだ早い。
近くを“救助昆虫”が通りかかれば助かる可能性が出てくる──。あと10年もすれば、そんな防災教育が当たり前になるかもしれない。その核となるのが、昆虫に機械や電子部品を装着して、無線などで制御できるようにする「昆虫サイボーグ」の技術だ。
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00561/00011/
『そろそろタイムマシンで未来へ行けますか?』
齊田興哉/著 飛鳥新社 2023年発行
A 半分ホント 人間では難しいが、昆虫や動物レベルではすでに実現しています。
サイボーグというと、懐かしいところではマンガ『サイボーグ009』や映画『ロボコップ』のサイボーグ警察官となった主人公が思い出されます。『仮面ライダー』も一種のサイボーグです。
残念ながら、現在、人間のサイボーグはまだ存在しません。
サイボーグを「自動で制御できる機械・ロボ系と生命体との融合」と定義するのであれば、広義では人工心臓も義足もサイボーグと言えるかもしれませんが……。
人間のなかでもっともデリケートで取り扱いにくい器官のひとつは、「脳」。
サイボーグになるには、この脳を機械の中に埋め込まなくてはいけません。
そもそも、人間の脳の移植手術はとても難しいのです。
移植された脳がその体をコントロールできるようになるかどうかは、手術で切断された脊髄の修復が重要なカギとなります。手術後に電気刺激を与えると脊髄の再生が促されますが、脳と体の間で電気信号をやり取りできるようにならなければ、移植が成功したとは言えません。
もちろん、それだけではなく、脳への酸素の供給が途切れないようにしながら、すべての血管をつなぎ直す処置も必要となります。
2017年にイタリアと中国の医療チームが脳移植に成功したというニュースがありました。もちろん人間の脳を人間に移植したのです。しかし、遺体の脳を別の遺体へ移植しただけだと怪しんでいる研究者もいるようです。どちらにせよ、おそらく、脳移植の手術はこの1例だけでしょう。
つまり、人間の脳を機械へと移植し、サイボーグ化したことはまだないのです。
では、逆に人体に人工的な脳を取り付けることはできるのでしょうか?
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どうでもいい、じじぃの日記。
人間をサイボーグ化できますか?
「半分ホント 人間では難しいが、昆虫や動物レベルではすでに実現しています」
2014年、ニューヨーク大学を中心とする国際研究チームが、パンを作るのに必要な酵母(イースト)について、そのDNAに含まれる染色体の3分の1以上を人工的に置き換えた人工酵母菌の作成に成功した。
酵母菌は、人間と重要な細胞プロセスを多く共有する単細胞の真核生物である。
そのうち、「100パーセント人工合成酵母」が誕生するのだろうか。
少し古い本だが、養老孟司著『真っ赤なウソ』という本に、「悔しかったらハエか蚊を作ってみろ!」というのがあった。
難病の1つに、ALS(筋萎縮性側索硬化症)というのがある。
突然、手足が動かなくなるという病気だ。
テレビで、慶應義塾大学の岡野栄之教授らがALSの治療開発に挑戦している映像を見た。
人間のサイボーグ化も意味のあることだと思うが、ALS患者が早く回復することを望むばかりだ。