じじぃの「高齢者・軽度の認知症でも施設を追いだされる?だましの雑学」


認知症でも入れる施設選びポイントは?入居のタイミング

認知症・施設選びのポイント
・本人の希望を尊重
・金銭負担は問題ないか
・ケア方針に共感できるか
・医療的ケア・看取りの可否
・退去の条件
https://kaigo.homes.co.jp/manual/dementia/care/select/

『だまし犯罪百科――巧妙な話術と手口の全貌』

間川清/著 さくら舎 2015年発行

第10章 高齢者だまし犯罪 より

軽度の認知症でも施設を追いだされる?

河野順さん(55歳)は持ち家の一軒家に、妻と実父の3人で生活をしていました。

父親は、現在80歳。これまで河野さんと奥さんがその生活の面倒をみてきましたが、実父が高齢でだんだんと身のまわりのことができなくなっていき、また河野さん自身加齢により疲れやすくなり、父親を自宅で世話をすることに限界を感じはじめていました。

そこで河野さんは妻と相談し、父親に有料老人ホームに入居してもらい、そちらで面倒をみてもらうことにしました。

さっそく施設を探し、無事にみてもらえることになりました。

そのような状態で数年間はなにごともなく時が経ちました。ところが、あるときホームから連絡がありました。なんでも、河野さんの父親が認知症になってしまったというのです。

さっそく河野さんは、老人ホームへ父親の様子を見にいきました。

父親はたしかに軽い認知症になっているようでした。物覚えが極端に悪くなっており、毎日飲まなければいけない薬も忘れてしまって飲むことができない状態です。

また、同じことをくり返し話すといった症状もあるようでした。しかし、意思疎通を図ることは充分に可能であり、ホームで生活することに問題はないようでした。

しかし、施設担当者は、河野さんに対して、「認知症になってしまった方は、当施設でみることができません。2週間以内に退去していただくようお願いします」といってきたのです。

これには河野さんも動揺せざるをえませんでした。老人ホームを探して入居した場合、軽度の認知症でも当然、入居し続けることができると思っていたからです。

河野さんは、「外部の介護サービスなども利用するつもりなのでなんとか入居を続けさせてほしい」とお願いをしましたが、施設側が聞く耳をもちません。

しまいには「こちらの入居申込書に記載があります」といって、申込書のコピーをもちだしたのです。申込書を確認すると、たしかに認知症が発症した場合には、退去する旨(むね)が記載されています。

河野さんは、たいへんだった老人ホーム探しのことを思い出し、また同じように探さなければいけないのか……と思うと、うんざりした気持ちになりました。

【どうすればよかったか】
河野さんのケースのように、入居後に認知症を発症した場合に、退去しなかればならないと定める老人ホームも一部あるようです。

法律的には、高齢者の居住確保に関する法律により、サービスつき高齢者向け住宅事業をおこなう者の灯篭基準として、「入居者の心身の状況が変化したことを理由として、入居者の同意を得ずに居住部分の変更や契約解除を行わないこと」という規定があり、認知症を理由として契約を解除することはできないこととなっています。

いずれにせよ、入居の際には解約条件として認知症を発症することなどが盛りこまれていないかどうかを確認すべきでしょう。

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どうでもいい、じじぃの日記。

認知症になってしまった方は、当施設でみることができません。2週間以内に退去していただくようお願いします」

もう10年くらい前だが、テレビのワイドショーで「知ってそうで知らない認知症」を見た。

妻がテレビ用のリモコンを持って台所に行き、そのまま台所にリモコンを置きっ放しにした。
夫が妻に「テレビのリモコンどこやった?」と聞いたとき、妻が「あれ、どこへいった」、と言うのと「知らない」と言うのでは症状が異なるのだそうです。

一応、考えるのはボケで、最初から頭に無いのが認知症だとか。

「リモコンってなんだ」というのは、完全な認知症らしい。

また、時計を描かせてみると、認知症の方の描いた絵はマトモではないことが多いのだとか。
時計の10時10分の絵を描かせると、長針、短針とも1つに重なったような絵を描くのだとか。

認知症でも、車の運転がちゃんとできる人がいる。

私の場合は、駐車したとき、まっすぐになっていないことが多い。

トホホのホ。