じじぃの「北風と太陽・高級羽毛・だます人ほど”いい人”である?だましの雑学」

きたかぜとたいよう | おはなしのくに | NHK for School

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005150133_00000


「人間関係が上手い人」ほどウソをつく理由

2022年08月04日  PHPオンライン衆知
あなたの職場の「できる人」を思い浮かべてください――。
実は、彼らは皆"よいウソ"をつく力に長けた、ウソの達人なのです。よいウソをつくことができるからこそ成功したとも言えます。
https://shuchi.php.co.jp/article/9432

『だまし犯罪百科――巧妙な話術と手口の全貌』

間川清/著 さくら舎 2015年発行

第1章 だまされたと思わせない犯罪 より

だます人ほど「いい人」であるという現実

著者はこれまで弁護士として、たくさんの高齢者の方々から詐欺被害やトラブルとなった問題の相談を受けてきました。その中で、高齢者の方のトラブルは1つの特徴があるということに気がつきました。

それは、だます人ほど「いい人」である、ということです。
一見すると、それは逆なのでは? と思うかもしれません。一般的なイメージでいえば、人をだます人は「悪い人」であるのが普通です。悪い人だからこそ、他人をだまして自分だけ得するようなことをすると思いがちです。

しかし、多くの相談を受けて来た経験からして、だます人は「いい人」といえます。これはどういうことなのでしょうか?

これは、人をだますというのはだまされる人にとっては「いい人」に見えているということです。もちろん、だます人というのは、本当は「悪い人」です。それは間違いありません。しかし、悪い人かどうかわかるのは常にだまされた後の話であり、だまされている最中、だます人は「いい人」と見られている事実を知っておく必要があります。

たとえば、あるときわたしが相談を受けた80代の女性であるAさん。Aさんは、娘夫婦に連れられて私の法律事務所に相談に来ました。娘さんから話を聞くと、Aさんは、夫に先立たれひとりで一戸建ての家に住んでいます。あるとき、娘さん夫婦が母親であるAさんの家に遊びにいくと、見慣れない高級な羽毛布団が置いてあったそうです。

娘さんが「これどうしたの?」と聞くと、Aさんは「仲よくなった布団業者のBさんから購入した」ということでした。娘さんが値段を聞くと、なんと40万円。しかし、1組だけではない4組も購入していました。娘さんは悪質な訪問販売に違いないと考え、Aさんを私の法律事務所に連れてきたのです。

私がAさんに話を聞くと、Aさんは「私はだまされてなんかいませんよ。Bさんは話を聞いてくれるとってもいい人です。なにも相談することはありません」といって席を立とうとします。私が悪質な訪問販売の可能性があるといってもまったく話を聞いてくれません。AさんにとってがだまそうとしているBさんは、「いい人」に他ならないのです。

このような、だまそうとする人が「いい人」に見えている例は他にもあります。
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有名な「北風と太陽」の話ではありませんが、人は厳しい人に対しては頑(かたく)な態度をとりますが、やさしい人に対しては気を許し、その人が求める行動をとってしまいがちです。これを踏まえて「いい人」と感じる人には少しだけ注意する意識をもちましょう。人を疑うのは気持ちのいいことではありませんが、頭の片隅に置いておくとだまされる確率を少なくすることができます。

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どうでもいい、じじぃの日記。

「北風と太陽」

商品を売る場合、北風は相手のことより商品を売ることを、一方太陽は商品より相手への配慮ということでしょうか。
太陽は、「ウソも方便」という感じです。

人間関係においては、「事実を伝える」「本心を伝える」ことがよいとは限らないのです。場合によっては、人を思いやる気持ちからウソをつくこともあります。

よくよく観察してみると、あいづちを入れるタイミングや言葉選び、うなずき方などが絶妙なのです。こちらの気持ちが盛り上がるよう、細心の注意を払っているのでしょう。

「私はだまされてなんかいませんよ。Bさんは話を聞いてくれるとってもいい人です」

こうして、めでたく だまされるのでした。

めでたくもあり、めでたくもなし?

とか。