アルツハイマー病治療薬 「レカネマブ」 アメリカで正式承認【WBS】(2023年7月7日)
動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=I4Xz-dECnaM
アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」!アデュカヌマブとの違いや効果を解説
2022/10/04 みんなの介護
●アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」
9月28日、株式会社エーザイよりアルツハイマー病の新薬「レカネマブ」が発表されました。
株式会社エーザイの発表した「抗アミロイドβ(Aβ)プロトフィブリル抗体「レカネマブ」について、1,795人の早期アルツハイマー病当事者様を対象としたグローバル大規模臨床第Ⅲ相CLARITY AD検証試験において、統計学的に高度に有意な臨床症状の悪化抑制を示し、主要評価項目を達成」によると、全般臨床症状の評価指標であるCDR-SBスコアの平均変化量は、レカネマブ投与群がプラセボ投与群と比較して-0.45となり27%の悪化抑制(p=0.00005)を示したと報告されています。
https://www.minnanokaigo.com/news/pickup/no7/
『「だまし」に負けない心理学』
世の中に情報があふれればあふれるほど、どれが正しくどれが間違っているのか、見分けるのがむずかしくなる。人を不安に陥れるような言説もたくさん飛び交うなか、人はいったん不安にとらわれてしまうと、冷静な判断力を失い、正しい情報や科学的な答えをではなくて、不安を取り除いてくれそうな人や言葉を求めてしまう。
なぜ人はだまされるのか。それに対抗するためにはどうすればよいのか。
1 ウソでもいいから安心させてほしい より
代替医療はなぜプラエボ効果を発揮するか
冒頭で述べたような「放射性物質除去効果がある医薬品」にしても同じことだ。
さらに複雑なことに、たとえ科学的に効果が証明されていないものでも、「絶対に効果があります」と断言されると、それだけでそれを使う人の不安や苦痛を減らすことがある。
それは、医療の世界ではプラセボ効果と呼ばれている。
「絶対に効く」と信じて民間療法、代替医療と呼ばれる分野の医薬品を服用したり施術を受けたりするだけで、実際に効いたかのような反応が起きるということだ。「結局、気の持ちようということか」「鰯の頭も信心から、と言うし」と言えばそれまでなのだが、このプラセボ効果は侮れないことがわかっている。「これが絶対に効くのだ」と思ってただのビタミン剤とかわりないようなサプリメントなどを飲んでいると、時としてうつ病が治ったり、がんの進行を遅らせたりする場合があることは、臨床医なら誰もが経験していると思う。
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つまり、民間療法、代替医療は、近代医学がなかなか実現できない「不安や恐怖の除去」こそを最も得意としているのである。
そして、この不安こそが、実は実際の症状以上に、患者さんにとっては苦痛の種になっている場合が少なくないのだ。だから、とりあえず不安が除去されることで、身体的な痛みや不快感までが減り、結果的には病気そのものが「よくなった」ということもありうるのである。
「カモ」にならずにすむために
では、私たちが最優先すべきは、「とにかく不安を少しでもおさえる」ということなのか。
不安を減らすためなら、多少、怪しげな医薬品や科学的な根拠を示されない治療法に飛びついてもいいのか。それならまだよいが、さらにはときには詐欺や悪徳商法に引っかかったりしたとしても、「不安さえなくなったらそれでもいいじゃないか」と考えるべきなのだろうか。
それは違うはずだ。いくら不安が一時的に取り除かれたとしても、本質的な問題、根本的な原因に手をつけることがなければ、不安はまたいずれ、その人のもとに戻ってくるだろう。
そうなったとしたら、またそのときに不安を取り除いてくれる人やものにすがればいいではないか、という人がいるかもしれないが、世間ではそういうタイプの人を「カモ」と呼ぶこともよく知られている。
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どうでもいい、じじぃの日記。
2023年7月6日、アメリカの食品医薬品局は、日本の製薬大手エーザイなどが開発したアルツハイマー病の治療薬「レカネマブ」を正式承認した。
レカネマブはプラセボと比較して臨床症状の悪化を27%抑制し、この試験の主な目標を達成した。
この薬は、アルツハイマー病の原因としてもっとも有力視されているアミロイドという脳内の蛋白質を除去する働きがある。治験では、このレカネマブを18ヵ月投与した時点でプラセボ(偽薬)に比べて、進行を27%抑制している。この27%抑制という結果自体はとりわけ高いものではない。
プラセボ効果・・・本来は薬としての効果をもたないプラセボを服用し得られる効果のことです。プラセボを服用することで、病気の症状が改善することがあります。また反対に、プラゼボによって副作用(有害な作用)が出ることもあります。この効果は、生体が本来有する自然治癒傾向、自然変動をベースに、患者さんの暗示効果や期待効果、治療環境などの諸要因の影響により生じる結果の総和と理解されています。一般に、不安・緊張と疼痛に関連した症状ないしは病態はプラセボに反応しやすいと考えられています。
薬が本当に効くのかどうか、正確なデータを取う必要がある。
そのため、試験を受ける患者さんにも、担当している医師、薬剤師、看護師などにもわからないようにして臨床試験が実施されるそうです。
「思い込み」は、悪い方向に働く場合があります。
がんでないのに、がんと誤診されたことで、具合が悪くなり死んでしまう男性の例のように、「プラセボ効果」の逆を「ノーシーボ効果」と言います。
とか。