じじぃの「オーム真理教・かけがえのない私という幻想!だましの雑学」

【60秒で解説】バーナム効果について分かりやすく解説します【心理学】

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=1xaeFup02-c


バーナム効果(フォアラー効果)

プロの心理学
誰にでも当てはまる内容を、それが自分にだけ当てはまっているかのように感じてしまう心理的作用のことを『バーナム効果』と言います。
このバーナム効果はほとんどの人が知らず知らずのうちに体験しており、最も分かりやすい例は「占い」です。
特に、「血液型占い」や「星座占い」などの心理テストで用いられています。
https://pro-shinri.com/burnham-effect/

『「だまし」に負けない心理学』

香山リカ/著 技術評論社 2012年発行

世の中に情報があふれればあふれるほど、どれが正しくどれが間違っているのか、見分けるのがむずかしくなる。人を不安に陥れるような言説もたくさん飛び交うなか、人はいったん不安にとらわれてしまうと、冷静な判断力を失い、正しい情報や科学的な答えをではなくて、不安を取り除いてくれそうな人や言葉を求めてしまう。
なぜ人はだまされるのか。それに対抗するためにはどうすればよいのか。

2 ひとは自分と近いものを見たがる より

「かけがえのない私」という幻想

たしかに、このバーナム効果を使ったメッセージには、日頃満たされずにいる人間の欲求がを満たし、納得させる力がある。

生物学者池田清彦氏は、オーム真理教を含むオカルトブームの陰にあったのは、「『かけがえのない私』という物語幻想」だと指摘している。池田氏の『科学とオカルト――際限なき「コントロール願望」のゆくえ』(PHP新書、1998)には、こうある。

  オオカルで「かけがえのない私」を実現する方法は、大きく分けて2つある。1つは普通の人は持っていない「超能力」を獲得して特別な人になること。もう1つは、普通の人にはできない特殊な経験をして特別な人になること。日本でオカルトを信じる人の多くは前者のタイプのようである。その典型はオーム真理教の信者だろう。

池田氏の考える”かけがえのなさ”実現法は、ふたつとも「人にはない能力や経験」を必要とする。それを手に入れるためには、たとえばオウムの場合なら出家や修行など、過酷で能動的なトレーニングが必要だ。しかし、これまで指摘してきたように、信者の中にはもう少し受動的なタイプ、つまり指導者に名前を与えられ、「キミを待っていた」と言われるだけで、”かけがえのなさ”を獲得した気になってしまう人も少なくなかったのではないだろうか。

ほかの人とは違う名前や肩書きを与えられただけで、何か自分が特別な人間なったような気がする。それはあまりに簡単で、そして表面的な”かけがえのなさ”である。

たしかにわたしたちも、趣味のサークルや職場の組織などで「特別名誉リーダー」「プレミアムアドバイザー」といったあまり聴いたことのない役職名を与えられたり、ならいごとで「初段」「師範」といった免許をもらったりするだけでも、自分が認められ評価されたような満足感、ときには生まれ変わったかのよな感覚を得ることがあるだろう。

とはいえ、そこで外から与えられた”かけがえのなさ”は、「今日でその役割は終わりです」と言われればそれで消えてしまうようなもろいものであることは、言うまでもない。これまでとは違った呼び方で呼ばれて、ひととき「これこそ私だ」と強烈な同一性を感じるのは悪いことではないが、そこで得た実感はしょせん、長続きはしないこと、またそこには「新しい同一性を与えることで、その人を意のままに操りたい」という誰かの良くない意図が働いている可能性もあることを、私たちは十分に知っておくべきだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。

1989年11月、オウム真理教による坂本堤弁護士一家の殺害事件が起きた。
殺された坂本弁護士は当時33歳だった。
この事件から今年で34年である。

その後の1995年3月、オウム真理教による地下鉄サリン事件が起きた。

2つとも、オウム真理教教祖 松本智津夫麻原彰晃)元死刑囚の指示による犯行だった。

少年時代に松本智津夫は盲学校に送られた。生まれながらにして左目はほとんど見えなかったが、右目は1.0近くの視力があった。

盲学校時代に生徒会長に立候補したが落選している。
彼は、片目ではあるが目は見えていたのだ。

オウム真理教の教祖になってからの行動は、この盲学校時代の行動とほぼ重なるのだそうだ。
ウソだらけの行動。
教祖時代に政治家をなろうと、選挙活動したが落選している。

坂本弁護士の子どもが生きていれば、彼も弁護士になっていたのだろうか。