「餓死すれば天国へ」ケニアの森でカルト信者ら73人の遺体発見 112人不明か
カルト信者か、80人超死亡
カルト信者か、80人超死亡 ケニア、集団墓地で発見
2023/4/25 Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/602657c167eeb2b5e537449de594c33abaa819ea
『だまし犯罪百科――巧妙な話術と手口の全貌』
間川清/著 さくら舎 2015年発行
第6章 住まいをめぐるご近所犯罪 より
移住した地域で村八分状態に
馬場壮一さん(65歳)は大手企業に勤めていましたが、定年退職になり現役時代から憧(あこが)れていた田舎暮らしを実行に移すことになりました。
以前から目をつけていた東北地方のある場所に中古の家を購入。妻とふたりでさっそく新しい生活を始めました。
馬場さんが住みはじめた場所は、ほとんど高齢者ばかりでほかの集落との交流も少ない閉鎖的な場所でした。村のすべてを取り仕切る顔役と呼ばれる人がおり、村だけのしきたりもあるようでした。馬場さんは、なるべく早く他の住民たちに溶けこもうとがんばっていました。
そんなある日、村長を決める選挙がおこなわれることになりました。
その村では、選挙の際には住んでいる場所ごとに投票する候補者を誰にするか決まっており、それに反する投票をすることは許されないことになっていました。馬場さんも顔役からそのことを聞かされましたが、馬場さんは人一倍正義感が強い人で「そんな取り決めはおかしい」といって、決められた候補とは違う候補者に投票しました。
すると投票日の翌日から周囲の住民の様子が明らかに変わりました。どうやら馬場さんが誰に投票したかの情報がもれているらしく、すれ違っても挨拶しない、遠くから指をさしてヒソヒソ話をされるなど、周囲の住民が明らかに馬場さんに冷たくあたるようになったのです。
また、いままではまわってきた回覧板も、いつの間にか馬場さんの家だけを飛ばしてまわされるようになりました。そのため、馬場さんは自治会の集まりに参加することができず、不参加のままいちばんたいへんな村の掃除担当にさせられてしまいました。
さらに、楽しみにしていた村の祭りにも一切呼ばれなくなり、村の行事にはまったく参加できないようになりました。まさに村八分状態です。
その後、村八分の状態はさらにエスカレートし、馬場さんの家はゴミを出すことが禁止され、「早く村から出ていけ」という脅迫状が届くようになりました。また、「馬場さんは前科者である」「裏社会とのつながるがある」などの怪文書がまかれることもあり、馬場さんも奥さんも精神的にすっかり参ってしまい、精神科を受診するようになってしまいました。
現在では、「生活環境を変えたほうがいい」という精神科医のアドバイスにより、馬場さんは引っ越しを考えるようになりました。
【どうすればよかったか】
馬場さんのケースでは、馬場さん自身になんの問題もないにもかかわらず村八分の扱いを受け、脅迫状まで受けています。脅迫状の送り主に対しては、「脅迫罪」が成立するため刑事告訴をすることができます。
また、事実無根の怪文書を書かれてしまったことについては、名誉棄損罪にあたるとして告訴することも可能ですし、民事上の慰謝料請求もすることが可能です。
もっとも、脅迫状や怪文書をつくった人を特定するのはむずかしく、現実的にこれらの請求をするのは困難かもしれません。閉鎖的な地域への移住を考えるときには、地域の雰囲気や実情も事前に調べておくべきでしょう。
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どうでもいい、じじぃの日記。
「移住した地域で村八分状態に」
たぶん、よそ者を「村八分」にするような地域には強いリーダーシップを持ったカリスマ村長がいるのだろう。
なんとなく、このような集団はカルト教団のイメージと重なる。
『心理学大図鑑』という本に、「認知的不協和」について書かれていた。
認知的不協和とは、信じたものと矛盾することを信じたくない心理をいう。
「認知的不協和ないし少なくともその回避が、強い確信をいだく人間に、矛盾に直面してその見解を変更するように作用することはまずないと結論した」
彼らをそこまで確信させているのは、カリスマ・リーダーへの盲目的な愛なのだろうか。
韓国に本部があるカルト教団の教祖が2012年9月に亡くなった。
教祖の著書には「万物は人間の喜びのために造られているのである」とか書かれていた。
(常識のなさに唖然とする)