水木しげる作品の「悲しみ」と「うんち」――佐野史郎さんが読み解く『河童の三平』
2022/12/23 NHK出版デジタルマガジン
●うんちは大事だ!
ほかに印象的なのは、やっぱりおならと、うんち、おしっこ。屁力によってみんなの注目を浴びるというのは、子供の頃から自由自在におならを出せる特殊能力を持った水木さん自身に、限りなく近いでしょう。
サンデー版『河童の三平』には「屁道」というナンセンスな挿話まであって、「屁リンピック」が開かれたりもします。
https://mag.nhk-book.co.jp/article/20555
『だまし犯罪百科――巧妙な話術と手口の全貌』
間川清/著 さくら舎 2015年発行
第6章 住まいをめぐるご近所犯罪 より
隣の犬が気になって……飼うのをやめさせる方法はないか
北村音子さん(60歳)は中規模都市の郊外の一軒家に暮らしています。隣人とは20年以上のつきあいで、お互い専業主婦ということもあり、とても仲良くしていました。
ある日、隣人が突然犬を飼いはじめました。なんでも大学生のひとり息子が就職して独立したため、寂しくなって飼い始めたということでした。
生き物にあまり興味のなかった北村さんは、とくに気にしていませんでしたが、だんだんと犬をめぐって隣人との関係が不仲になっていったのです。
最初は犬の鳴き声が問題になりました。隣人が飼うことを決めた犬は、外国の犬種で体が大きく、鳴き声もとても大きかったのです。
隣人が散歩をしなかったときには、夜中に突然犬が興奮状態になり、深夜であるにもかかわらず大きな声で鳴き続けるのです。明け方まで鳴き声がやまず、一睡もできないこともありました。
北村さんは、隣人との関係を壊したくないためにやんわりとしか注意をしませんでした。注意するとしばらくは鳴き声がやむのですが、1ヵ月もたつとまた同じような状態になってしまうのです。
また、隣人の犬はとても気性(きしょう)が荒く、北村さんが近づくと吠えながら口を開いて近づいてくるのです。北村さんの娘夫婦が遊びにきていたとき、犬が突然3歳の孫に向かって突進し、孫は驚いて転んでしまい、軽い怪我をしたこともありました。
そのようなことがあるたびに、隣人に対して「しっかりと鎖でつないでおいてほしい」などと抗議をしていましたが、隣人はいうことを聞かず、隣人と北村さんとの関係はよりいっそう悪化していきました。
そのうち、北村さんの抗議を快く思っていなかった隣人は、いやがらせとして犬の糞(ふん)を北村さんの家の門に置くようにもなりました。北村さんは証拠を掴(つか)んで隣人に抗議をしましたが、隣人は「うちじゃない。侮辱(ぶじょく)するな」などといって逆に文句をいってくるような状態でした。
ある日、当然隣人の犬が死んでしまいました。北村さんは、犬には悪いなと思いつつも、「これで毎日安心して寝られる」とほっとしました。
しかし、最近聴いた話によると、隣人は再度犬を飼いはじめるつもりだそうです。北村さんはなんとか隣人に犬を飼わないようにさせる方法はないか」と悩むようになりました。
【どうすればよかったか】
ペットをめぐるトラブルは昔からなくならないトラブルの1つです。原則としてペットを飼うかどうかは個人の自由な判断に委(ゆだ)ねられる事柄であるため、他人に対して「ペットを飼うな」と強要することはできません。
しかし、ペットを飼うことが自由であっても、ペットが他人に迷惑をかけた場合、飼い主には一定の責任が発生します。北村さんの例でいえば、ペットが孫に襲いかかり怪我をしたという点について、飼い主である隣人に慰謝料を請求できる可能性があります。
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どうでもいい、じじぃの日記。
「そのうち、北村さんの抗議を快く思っていなかった隣人は、いやがらせとして犬の糞(ふん)を北村さんの家の門に置くようにもなりました」
玄関に「糞」が置かれていたら、どうしよう。
糞でもクジラのものは、ドブに貯まった腐ったヘドロの匂いがするとか。
ウォンバットが四角い糞をするとか。
先日、NHK Eテレで「100分de名著 「わが道」の達人 水木しげる』」を見た。
『ゲゲゲの鬼太郎』の作者 水木しげるさんは お化け作品で有名だが、「うんち」「おしっこ」を題材とした作品も多いのだとか。
出演の佐野史郎さん、
「いやぁ、面白いですよ。うんちが出た瞬間、スッキリした気持ち、わかります」
とか、言っていた。
玄関に置かれた糞がウサギのコロコロだったら、まあ許されるかも。
糞はやがて「ホコリ」となります。
そのうち私も、ホコリになります。
トホホのホ。