じじぃの「運命の赤い糸・はずれない予言のからくり!だましの雑学」

菅田将暉小松菜奈】映画『糸』MUSIC VIDEO (中島みゆき「糸」フル)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=VI8zQG-yMMI

「運命の人と出会う確率」 はどのくらい?


『運命の人と出会う確率』ってどのくらい?実はとんでもない奇跡的な数値だった!

シュフーズ
●心が生み出した錯覚?!
『運命の人』の定義とは何でしょうか。心理学の視点では運命の人とは心が生み出した錯覚とも言われています。というのも人間には自分にとって都合のいい出来事しか、記憶に残そうとしない心理があると考えられているからです。

『バイアス』という言葉をご存じでしょうか。心理学ではバイアスとは『偏り(かたより)』の意味として使われています。思考の偏りや思い込みによって筋の通らない、非合理的・非論理的な判断をくだす現象を「認知バイアス」と呼ぶことがあります。
https://shufuse.com/96169

『「だまし」に負けない心理学』

香山リカ/著 技術評論社 2012年発行

世の中に情報があふれればあふれるほど、どれが正しくどれが間違っているのか、見分けるのがむずかしくなる。人を不安に陥れるような言説もたくさん飛び交うなか、人はいったん不安にとらわれてしまうと、冷静な判断力を失い、正しい情報や科学的な答えをではなくて、不安を取り除いてくれそうな人や言葉を求めてしまう。
なぜ人はだまされるのか。それに対抗するためにはどうすればよいのか。

3 はずれない予言のからくり より

当たることはあってもはずれることはない

前章で「きっとあなたも、誰かの奇跡。」という映画『奇跡』のキャッチコピーを紹介した。
実は、以前にも似たようなコピーを見たことがあった。それは、「あなたは、誰かの運命の人――」というものであった。

この予言めいたコピーが書かれていたのはある結婚相談サービスのポスターであったが、これは実に巧みにできている。

いちばんのポイントは、「あなたの運命の人」ではなくて、「あなたが運命の人」となっている点にある。

「あなたにとっての運命の人がこのサービスに登録すればきっと見つかります」という予言なら、いろいろな登録者を見てもいっこうにピンと来る人はいない、などはずれる場合もあるだろう・しかし、「あなたはすでに誰かの運命の人で、今はたまたまそれに気づかないだけ」なのだから、出会えるかどうかは相手側のアクションにかかっているのだ。

だとすれば、この予言は「当たること」はあっても「はずれること」はない、ということになる。

たとえば、このサービスに登録して結婚相手が見つからなかった場合でも、こう説明すればよいことになる。

「残念ながら、今回は、相手が運命の人であるあなたをうまく見つけられなかったんですね。必ず赤い糸で結ばれている人はいるはずなのですが、向こうも少しはその気になってくれないと、自分の運命には気づかないんです。こちらのアドバンスコースに再度、登録していただいて、全国のお相手とマッチングしてみれば、あちらさまも気づくのではないでしょうか」

一方でめでたく結婚が成立となったときは、「ほら、手前どもの言った通りでしょう。彼にとってはあなたこそが運命の方だったんです。それに気づけてよかったですね」と言えばよい。

ここではあえて「予言」という単語を使ったが、もちろんこれは、正しい意味での「予言」ではなくて、実現したときにだけその正当性が明らかになるという「予言めいた言い回し」なのだ。

変えることが難しいスキーマ

私たちは時々「認知のゆがみ」というおかしな考え方のクセにとりつかれる。

たとえばうつ病などの病的な状態になると、他人から言われたことやまわりの人のしぐさなどを何かにつけて悪く取ったり、自分の状態を必要以上に悲観的に考えて余計にクヨクヨ悩んだりする。ここで起きているのは、情報を間違ってとらえる「認知のゆがみ」だと考えられている。

うつ病に見られる代表的な「認知のゆがみ」は次の通りだ。

  二分割思考、両極端な思考・・・うまくいったか全然ダメかどちらかしか認めない
  過度の一般化・・・少しでも不幸なことがあると、すべて不孝だと感じる
    ・
  低い自己評価・・・自分は何をやってもまともにできない、ほかの人より劣っている
  拡大視・縮小視・・・あることを極端に大きく考えたり、逆にささいなことだと感じたりする

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どうでもいい、じじぃの日記。

「必ず赤い糸で結ばれている人はいるはずなのですが、向こうも少しはその気になってくれないと、自分の運命には気づかないんです」

ネットで「運命 糸」キーにして検索してみた。

  「運命の赤い糸」の由来と考えられているもののひとつに、中国の北宋時代の『太平広記』に記されている「定婚店」という物語があります。ある夜、縁談相手のもとに向かうひとりの男がいました。この男はある宿場町の役人でしたが、自身の縁談がなかなかまとまらないことに悩んでいました。道中、男は月明かりの下で老人に出会います。老人は結婚を司る神様で、冥界からやってきたと話します。現世の男女の足首に、決して切れない赤い縄を結んでいくのだといいます。・・・それから14年後、男は、同じ宿場町に住むある美しい女性と結婚することになります。

「運命の赤い糸」というのは中国からきた言葉で、西洋にはないのだとか。

似たような言葉に「ファム・ファタール」がある。

  ファム・ファタール(仏: femme fatale)(或いはファム・ファタル)は、男にとっての「運命の女」(運命的な恋愛の相手、もしくは赤い糸で結ばれた相手)というのが元々の意味であるが、同時に「男を破滅させる魔性の女」のことを指す場合が多い。
  相手が魅惑的であることを示す言葉に英語では「チャーミング (charming)」という言い回しがあるが、ここには魔法や呪いに通じる意味合いがある。日本語においても「魅」の漢字は「魑魅魍魎(ちみもうりょう)」といった怪物の意味合いでも用いられている。フランス語であるファム・ファタールも同様に両義性が含まれている。
  代表的なファム・ファタールとしては、サロメ(1世紀頃の古代パレスチナに実在した女性)や妲己(殷の最後の王・紂王の寵愛を受けた女性)などが挙げられる。
  単なる「運命の相手」であったり、単なる「悪女」であるだけではファム・ファタールと呼ばれることはなく、それらを満たしながら「男を破滅させる魔性性」のある女性を指す。多くの場合、彼女たちに男性を破滅させようとする意図などはなく、複数人との恋愛をしたりお金を際限なく使ったりする自由奔放な生き方により、男性が振り回されることになる。
        ウィキペディアWikipedia) より

「運命の赤い糸」は「血液型性格診断」と似たようなものらしい。

信じるか信じないかは、あなた次第です!

とか。