2019年に就役した中国初の国産空母「山東」
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『夕刊フジ』 2023年7月3日発行
高須克弥「Yes!高須のこれはNo!だぜ」 より
習主席の顔立ち
アメリカのジョー・バイデン大統領が中国の習近平国家主席を「独裁者」と表現したことが波紋を呼んでいるね。今後の米中関係にどんな影響をおよぼすのかに関心が集まっている。
ボクの個人的な意見としては、習さんの顔立ちはあまり独裁者という雰囲気じゃないんだよね。もちろん中国のトップとして大きな政治権力を持っているし、中国共産党内で〝一強体制〟を築いているんだけど、昔ながらの皇帝とか独裁者のようには見えないんだ。
むしろ習さんの垂れ目の感じは、地方の有力者とかベテラン政治家を想起させる。目つきの鋭さもないしね。まあその分、何を考えているのか分からないというのはあるけど。
では習さんの体形はというと、わりと健康的に太っている気がする。歩いている様子を見ても、何か病気の問題を抱えているようには見えないね。彼よりはるかに若いはずの北朝鮮の金正恩総書記の方が病的な感じがする。ちなみにボクは、脂肪はエネルギー源であり、いざというときの財産であると考えている。
習さんはまだまだトップの座に居座り続ける構えを見せているけど、現在70歳だ。今は元気だとしても、これからどうなるかは分からない。中国共産党大会から退場させられた胡錦濤さんのように、頼りない感じに老け込んでしまう可能性だってある。あるいは台湾統一にこだわったり海洋進出を強めているのも、そうした焦りの表れなのかもしれないね。
独裁者というより地方の有力議員
まあ、アジア人であるボクからすると、顔立ちだけでいえば、バイデンさんの方が独裁者のように見えるよ。中国に対して強気の姿勢を見せるためという思惑があるのかもしれないが、正直、今回の「独裁者」発言は的外れじゃないかな。
かつての王様とか独裁者は、いかに自分を偉く見せるかに注力してきた。「俺の偉さを見ろ!」と言わんばかりに王冠をかぶったり、勲章をいっぱいつけたりね。
日本でも昔は政治家や軍人に限らず、立派なひげを蓄える人が数多くいた。あれも威厳を示すためだろうね。
ただこうした政治家は、民主主義社会の中では票が集まらなくなった。着るものも勲章をジャラジャラ付けたものではなく、サラリーマンと一緒のように見える地味なスーツ姿が主流だ。
そう考えてみると、いかにも偉そうという感じではなく、皆と同じような見た目にしながらも、言葉巧みに国民を扇動していくのがこれからの独裁者、ということなのかもしれないね。
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じじぃの日記。
7月3日発行『夕刊フジ』に「習主席の顔立ち」が載っていた。
3期目に入った中国・国家主席 習近平は、自身の側近で固めた独裁体制を完成させ、集団指導体制を転換させた。
習氏は2027年からの4期目も視野に入れている模様で、長期支配が続くと見られている。
この記事「習主席の顔立ち」を書いたのは、美容外科医で医学博士の高須克弥さんだ。
美容外科医から見た場合の「習近平」氏の人物評という感じだろうか。
2015年、習氏はケリー米国務長官に対し次のように語った。
「広い太平洋は中国と米国の両国を受け入れる十分な空間 がある」
(米中による太平洋分割統治論、ハワイを境に東太平洋を米国が、西太平洋を中国が統治するという考え方)
2023年、習氏はブリンケン米国務長官に対し次のように語った。
「広大な地球には、中国と米国それぞれ、そして共同で発展してゆける余地がある」
(アジア太平洋経済圏にとどまらず、ユーラシア、アフリカに至る地球の東半球を中国が統治するという考え方)
中国問題に詳しい女性ジャーナリストの本には、こんなことが書かれていた。