じじぃの「科学夜話・植物に仕組まれたフィボナッチ数列の謎!理系の疑問」

Fibonacci Sequence in Flowers

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=X9BQ6JNgdz0

Fibonacci numbers petal


『理系の素朴な大疑問』

博学こだわり倶楽部/編 KAWADE夢文庫 2019年発行

植物に仕組まれたフィボナッチ数列の謎 より

うろこ状に重なるパイナップルの葉(鱗片)は、ダイヤモンド型をしている。これをよく見ると、右または左回りに8列、反対回りに13列という一定の法則にしたがって並んでいることがわかる。

こうした並び方の法則は、ほかの植物にも見られる。ヒナギクの小さな花は右巻きに21本、左巻きに34本並び、ひまわりの種子は左巻きに34本、右巻きに55本並んでいる。

これらの数字を小さいほうから順に並べると、「8、13、21、34、55」となり、「その前のふたつの数字を足した数になる(8+13=21、13+21=34という具合)」。これは「フィボナッチ数列」と呼ばれる法則だ。

フィボナッチとはイタリアの数学者で、ウサギの繁殖について考えていたときにこの法則に気づいた。

「ひとつがい」の子ウサギが「ひとつがい」の親ウサギになって子ウサギを産むと「ふたつがい」になる。その1ヵ月後にはふたたび親ウサギが出産して「3つがい」になり、さらに1ヵ月後には子世代のウサギも出産して「5つがい」になる。こうして「1、1、2、3、5、8、13……」という法則にたどりついた。

フィボナッチがこの数式を著書『算盤の書』で発表したのは1202年のこと。今日、あらゆる動植物がフィボナッチ数列を何らかの形でもっているということがわかっている。ただ、なぜ自然界にこの法則がしくまれているのかは謎である。

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どうでもいい、じじぃの日記。

フィボナッチ数の数列は、
1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610, 987, 1597, 2584, 4181, 6765……

「これらの数字を小さいほうから順に並べると、「8、13、21、34、55」となり、その前のふたつの数字を足した数になる(8+13=21、13+21=34という具合)」

フィボナッチ数列素数とは奇妙なつながりがある。
たとえば、数列を数えていって、pが素数とすると、p番目のフィボナッチ数はすべて素数になっているのだとか。
実際、素数である11に対して、11番目のフィボナッチ数は89でやはり素数になっている。
ひょっとして、この法則が常に成り立っているとすれば、大きな素数を作るすばらしい方法が見つかったことになる。

ところがどっこい、そうはならないのがある。
19番目のフィボナッチ数は4181だが、4181 = 37 x 113と分解できてしまうのだ。

トホホのホ。