じじぃの「ウクライナに平和を・チェルノブイリ原発の爆発事故・知られざる真実!NHKスペシャル」

実話に基づいて映像化した知られざる真実 映画『チェルノブイリ1986』本編映像【2022年5月6日公開】

動画 dailymotion
https://www.dailymotion.com/video/x7z4nm6

What happened recently at Chernobyl?


What happened recently at Chernobyl?

Mar 9, 2022 PBS NewsHour
When fighting from Russia’s invasion of Ukraine resulted in power cuts to the critical cooling system at the closed Chernobyl nuclear power plant, some feared that spent nuclear fuel would overheat. But nuclear experts say there’s no imminent danger because time and physics are on safety’s side.

Because the fuel rods have been cooling for more than 20 years already, it is not a situation like the 2011 Fukushima nuclear disaster or even like the original Chernobyl meltdown nearly 36 years ago, several nuclear energy experts told The Associated Press.
https://www.pbs.org/newshour/world/what-happened-recently-at-chernobyl

『地図とデータで見るエネルギーの世界ハンドブック』

ベルトラン・バレ、ベルナデット・メレンヌ=シュマケル/著、蔵持不三也/訳 原書房 2020年発行

「クリーン」な石炭と福島後の原子力発電 より

石炭は大量の埋蔵量と魅力的な価格、そして地政学的なリスクが小さいという利点をもっているが、その反面、火力発電所による大気汚染や炭鉱事故、さらに人間によるCO2排出量の30%を占めるという弱点もおびている。こうしたなかにあって、はたして「クリーンな石炭」など考えられるのだろうか。一方、原子力エネルギーは世界全体の電気量の11%を担っている。このシェアは拡大しつつあったが、福島の事故によって安全性にかんする論議がまきおこっている。いずれそれは合意をみるのだろうか。

原子力は環境問題への解決策となるか?

1986年、ウクライナ地方のチェルノブイリで起きた原子力発電所の爆発とそれに続く火災は、ヨーロッパの大部分を汚染し、長いあいだ、発電所の周囲30kmは立ち入り禁止となった。
さらに2011年3月、巨大な地震津波とに襲われて、福島第1原子力発電所の原子炉3基が連鎖的に炉心溶融を起こした。放出された放射能物質の大部分は太平洋に流されて希釈され、現場から50kmまでの土地(おもな北西方)が汚染された。6回におよぶ徹底的な調査のあと、今日、放射能がこれから公衆衛生に重大な影響をあたえることを示すものはなにもないとされている[ただし、調査報告書にもりこまれた地域住民の甲状腺障害などにかんするこの結論に対しては異論も出されている]。しかし、事故現場の浄化や周辺地域の除染作業は30年から40年かかり、それには巨額の費用がかかるだろう。

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「世界のドキュメンタリー チェルノブイリ 衝撃の真実~口を開く証言者たちから」

2006年04月16日 NHK BS1
【朗読】宗矢樹頼
1886年4月26日未明、チェルノブイリ原子力発電所で爆発が起こる。
未曾有の原発事故の発生に冷戦下の旧ソビエト政府が事態の深刻さを隠ぺいしようとする中、被害の拡大を抑えようと必死に戦った英雄たちがいた。あの時現場で何が起きていたのか?

現場から2.5キロの街の住人や病院の医師など、当時を知る人々の証言と私蔵されていた初公開の映像によって、当時の状況が生々しく浮き彫りになった。
ある女性医師は事故直後に強い放射線の影響が懸念される妊婦36人の中絶手術を行ったことを涙ながらに告白。ロシアの制作者が渾身の取材で迫った原発事故の真相。
https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009010705_00000

じじぃの日記。

5月29日再放送であったが、NHK BS1「世界のドキュメンタリー チェルノブイリ 衝撃の真実~口を開く証言者たちから」を観た。

チェルノブイリ原子力発電所事故は、1986年4月26日にソビエト社会主義共和国連邦旧ソ連)の構成国、ウクライナソビエト社会主義共和国のチェルノブイリ原子力発電所4号炉で起きた原子力事故である。
のちに決められた国際原子力事象評価尺度(INES)では深刻な事故を示すレベル7に分類された。

当時、4号炉は保守点検に向けて原子炉を止める作業中で、この機会を使っていくつかの試験を予定していた。

4月26日午前1時、原子炉は暴走し、水蒸気爆発を起こして破壊された。爆発によって4号炉の原子炉建屋は破壊された上、減速材として使用されていた黒鉛が建屋の瓦礫と共に辺りに撒き散らされて火災が発生した。

西側諸国が異常に気づいたのは、事故発生から2日が経過したあとだった。4月28日の朝、スウェーデンのフォルスマルク原子力発電所で、職員の靴から高線量の放射性物質が検出されたことが発覚のきっかけとなった。

番組では、放射能の危険を何も知らされないソビエトの兵士たちが、原子炉の屋根を覆う作業に従事した。
チェルノブイリの事故処理にあたった兵士たちは、次々に死亡していった。死亡した事故処理作業員は民間人を含めて1万人を超えた。

指揮を執った指揮官は放射能の恐ろしさに気づいていなかった。
彼は言う。「何しろ敵は見えないかった。無味、無臭、無色で目には見えなかった」
さらに、「彼らは英雄だ。彼らは全世界の人間を救ったのだから」

現場近くの病院では妊婦から産まれた赤ん坊は死産だった。妊婦の胎児からもはや正常に産まれることが期待できないので、病院は妊婦たちに中絶手術を勧めた。

事故処理をした人で生き残っている人もいた。
彼らの多くは脳腫瘍で亡くなっているという。

チェルノブイリ原子力発電所事故から37年。
2023年の3月、ロシアのプーチン大統領が、隣国ベラルーシに戦術核兵器を配備する計画を明らかにした。

ウクライナに平和が戻ってくることを祈ります。