じじぃの「家系図・これまでに生きていた人の何割の子孫になるのか?もっとホワット・イフ」

The Discovery Of The Earliest Human Ancestor | First Human | Timeline

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=vJybfmbrOCE

Your Ancestor Cone


Your Family: Past, Present, and Future

January 28, 2014 Wait But Why
●The Past: Your Ancestor Cone
So let’s start with the past, and see what happens if we keep going up the family tree, or what I’ll call your Ancestor Cone:
https://waitbutwhy.com/2014/01/your-family-past-present-and-future.html

『もっとホワット・イフ?――地球の1日が1秒になったらどうなるか』

ランドール・マンロー/著、吉田三知世/訳 早川書房 2023年発行

祖先の割合 より

Q つい先日気づいたのですが、家系図の人間の数は、世代を遡るごとに指数関数的に増えますよね。つまり、私には親が2人、祖父母が4人、曾祖父母が8人、といった具合にいます。このことから私は思ったのですが、たいていの人は、これまでに生きていたことがあるホモサピエンスの大半の血を引いているのでしょうか? そうでないなら、私はこれまでに生きていたことのあるすべての人々の何パーセント、何分の1の子孫なのでしょうか?

あなたと、これまでに生きていたことのある大半の人間とのあいだに血縁関係はありません。おそらくそのうちの10パーセント程度の人々の子孫なのでしょうが、正確な数値を突きとめるのは困難でしょう。

普通、人には2人の親がいて、そして――地球規模の人口減少が起こった時期を除いて――平均的には少なくとも2人の子どもがいる。このことからすると、私たちの祖先と子孫の両方が指数関数的に増加する傾向にある。時間を遡って数えても、早送りして数えても、あなたと血縁がある人の数は増加する。どの子どもも、2つの家系図につながっており、数世代以上にわかって続く家系はどれも、指数関数的に大きくなって、やがてすべてを包含してしまう。

私たちの祖先という集合も、これと同じように大きくなる。あなたの祖先の一人ひとりが、2つの家系樹の合流を表しているので、世代を遡っていくほど多くの人々が含まれていく。
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ダグラス・L・T・ローデと同僚らによる2004年のシミュレーションによって、紀元前5000年から2000年の間のどこかに共通祖先時点があったと推定された。その時点で、1人でも子孫を残した人はすべて、今生きているみんなの祖先だ。その時点からのすべての血筋は、途絶えたか、拡張して生存しているすべての人間はその時点以前のすべての祖先の集合を共有していることになる。

子どもを持つ人々の大多数は、この家系図に加わることになる。ローデらは、ヒト個体群において、i人でも子どもを持った人間の60パーセントが永遠に系統樹のなかに入ることになり、また、成人するまで生きた人の73パーセントが子どもを持ったと推定する。少児死亡率の歴史的研究に基づき、55パーセントの人が成人するまで生きると仮定すると、ローデらの推定は、これまでに生まれたすべての人間の約25パーセントがいつかは子どもを持ち、永続する子孫たちの血統を残したと示唆していることになる。

この数値に、人口と出生率の歴史的変遷を結びつけると、共通祖先時点以前に約200億人の人間が生きていたと推測され、また、50億人があなたの祖先であると推測できる。
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どうでもいい、じじぃの日記。

私には親が2人、祖父母が4人、曾祖父母が8人・・・がいる。
「共通祖先」に辿りつくまで、何人がいたことになるのか?
共通祖先・・・我々の祖先である人類(ホモ・サピエンス)はアフリカに約20万前に誕生した。そして約10万年前にアフリカから、全世界へと広がっていった。

考えてみれば、私は約20万年前の祖先である1人の女性から脈々と血が受け繋がれてきたわけだ。
当然、その間に子どもを作らなかった人は、私の祖先ではない。

「50億人があなたの祖先であると推測できる」

のだとか。

まあ、あなたや私は生きた何万年という人類史の産物であり、あなたの子どもはまさに人類史という家系図を新たに作りかけているわけだ。