じじぃの「科学夜話・都市農地・ミツバチとの共生という生活?生態系ピラミッド」

What on Earth?: Einstein and the Honey Bee (Lucy Cash)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Q2mRi88vqZs

ミツバチ


もしかしたらご近所さん?ミツバチの行動範囲~仲良く暮らすために~

2019.11.03 sumical
家の近くでミツバチを見かけたら、
「どこから飛んできたんだろう?」
と不思議に思う人も多くいますよね。
ミツバチは巣を基準に行動しているので、もしミツバチを見かけたら、一定に範囲内に巣があることになります。
https://sumical.com/hachi/honeybee_range/

『オオカミがいないと、なぜウサギが滅びるのか』

山田健/著 集英社インターナショナル 2015年発行

第4章 身近な環境に、生物多様性を取り戻すために より

都市農地の可能性

戦中・戦後を知らない若い世代の中には、「食料なんか、お金さえあれば手に入るのだから、土地も人件費も高い日本で、農業なんかやる必要はない」なんて能天気なことを言う人たちが増えているけれど、戦中・戦後を経験したわれわれの親の世代は、
「絹の着物を持っていって、玄関先で頭を地面にこすりつけて、それでも分けてもらえたのは籠(かご)一杯のサツマイモだけだった」
なんて経験を、いやというほどに味わされて生きてきたのだ。
食い物が少なくなれば、金も贅沢品も、なんの役にも立たない。
そういう時代がまたやってきた時に、いままで通りの充実した生活を続けられるのは、限界集落に住むお爺ちゃん、お婆ちゃんと、いち早く限界集落に移り住んだ若者たちだけ、なんてことになりかねない。

そんな悪夢を見たくないからこその、都市農地である。
都市農地では、もちろん、手間のかからない有機栽培を行う。肥料は、住民の家庭から出る食品残渣を発酵させた堆肥だけで充分すぎるほどに足りるだろう。生ゴミの収集と堆肥化を行政が担えば、役人にもやりがいのある仕事ができるだろう。耕さない畑、水管理だけで除草の必要のない田んぼなら、様々な職業との兼業で充分に維持できる。

定年後の帰農なんてケチなことは言わず、若いうちから兼業農家になっていったらいい。
政府も、一定の面積以上でなければ農地とは認めないとか、農地を取得するには、一定以上の農業経験がなければならないとか、そういう「専業時代」の遺物のような法律はさっさと改正し、家一戸分の土地でも農地として認め、固定資産税もすみやかに農地なみに下げたらいい。
つくるものは、なにも米や野菜ばかりである必要はない。
花を植える人がいてもいいし、果樹を植える人がいてもいい。ミツバチを飼ったっていいし、金魚やウナギの養殖をしてもいい。ニワトリやウズラ、カモなんかを飼うという手もあるかもしれない。

そういえば、ヤギを飼って、近所の校庭や道路脇の除草業を始めた人の話を築いたことがある。ヤギを連れていって杭につないでおけば、引き綱が届く範囲の草はきれいに喰い尽くしてくれる。喰い尽くしたら、まだ草が残っているところにつなぎ直せばいい。なんの手間もかからず、餌代もほとんどいらない。学校ではヤギが人気者になり、子供たちの情操教育も役立っているという。ミルクからチーズをつくれば、ちょっと癖はあるけど、赤ワインと合わせると絶妙の相性をみせてくれる絶品をつくることも可能だ。

ここでも、選択肢は多様なほうがいいのだ。多様性こそが、時代や環境の変化に対する、最良のバランス装置なのだから。
大切なのは、空地というのは潜在的な宝なのだという――単純な事実に気づくことなのである。

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どうでもいい、じじぃの日記。
一軒家に一人で住んでいる。
気楽なもので、自分が死んだ後どうなるのか考えたことがない。
(たぶん、きょうだいに迷惑をかけることになるんだろうなあ)

「大切なのは、空地というのは潜在的な宝なのだという――単純な事実に気づくことなのである」

家は古くなるほど資産価値は無くなるが、空き地は「潜在的な宝」なのだそうだ。

「花を植える人がいてもいいし、果樹を植える人がいてもいい。ミツバチを飼ったっていいし、金魚やウナギの養殖をしてもいい。ニワトリやウズラ、カモなんかを飼うという手もあるかもしれない」

ミツバチとの共生という生活は、夢があっていいなあ。
でも、もう時間がないなあ。
トホホのホ。