めまいの原因、検査、治療 まとめて3分解説!
高齢者のめまい、ふらつき
高齢者に特有の“めまい”“ふらつき”を専門に治療。順天堂東京江東高齢者医療センター「めまいリハビリ入院」プログラム
2022.10.20 順天堂NEWS
●「めまいリハビリ入院」プログラムの意義・ポイント
加齢による平衡障害の特徴はゆるやかに進行する持続性のふらつき感、姿勢や歩行の不安定性、転倒などがあります。
その原因としては、内耳の平衡器官、視力、筋肉などの機能低下、認知能力の低下、睡眠障害などの様々な要因が挙げられており、その病態も非常に複雑です。
https://www.juntendo.ac.jp/news/20221020-01.html
『夕刊フジ』 2023年2月4日発行
健活 高齢者のめまい、ふらつき――わかってきた複雑な原因 より
高齢になって足元がおぼつかなくなるのは自然なことだが、その原因は必ずしも単純ではないことが最近の研究で分かってきた。例えばめまいやふらつきを感じても、それが平衡感覚の乱れによるものなのか、足腰の弱りによるものなのか。それぞれ異なる治療が必要になるため、検査や診察で原因をきちんと見極めることが大切だ。
順天堂大の順天堂東京江東高齢者医療センターの池田勝久特任教授(耳鼻咽喉科)は「生活に支障があるほどのめまいやふらつきを感じて医療機関を受診する高齢者はとても多い」と話す。スウェーデンからの報告によると、60歳以上の約20%、70歳以上で約30%、80歳以上では50%に達するという。
池田さんによると、高齢者にみられるめまいやふらつき、歩行障害には、加齢によるさまざまな体の機能の衰えが複雑に絡み合って影響する。
「まず、自分の体の姿勢や状態を感じる”入力系”の衰えがある」と池田さんは言う。
高齢者では、重力や動きを感じる内耳の「前庭」に変化が生じてくる。これに加え、段差や傾きを感じる足裏の感覚や視力が低下することも、入力系の衰えと言っていいという。
次に、体に入ってきた情報を処理してバランスを取るよう体の各部に指令を出す””中枢系”も加齢で衰える。指令に従って体の平衡を保つための筋力や体の柔軟性など”出力系”の弱りも、ふらつきの原因となる。
実際の患者では複数の原因が重なっており、正確に突き止めて初めて効果的な治療方針を立てられるという。
虚弱が多数、睡眠障害も
同医療センターでは、高齢者に特有の、長引くめまいやふらつきの原因を探り、治療の選択や自宅でもできるリハビリテーションに結びつける2泊3日の入院プログラムを設けている。
これまでに利用した20人でその原因や関連する検査結果を分析したところ、加齢に伴って筋肉量、筋力が低下する「サルコペニア」や運動機能が衰える「フレイル(虚弱)」と診断された人が14人、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断された人が13人といずれも半数を上回った。加齢性のめまいの原因と知られる両側の前庭の機能障害は6人だけだった。
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どうでもいい、じじぃの日記。
『夕刊フジ』に「健活 高齢者のめまい、ふらつき――わかってきた複雑な原因」が載っていた。
「高齢者では、重力や動きを感じる内耳の「前庭」に変化が生じてくる。これに加え、段差や傾きを感じる足裏の感覚や視力が低下することも、入力系の衰えと言っていいという」
耳(内耳)からの前庭覚、目からの視覚からの情報脳(小脳)が体の位置や動きを計算し、体のバランスを保っている。
小脳はバランス感覚や平衡機能を司る器官なので、いかにも小脳の衰えがめまい、ふらつきにつながっているように感じられる。
しかし、高齢者のめまい、ふらつきを検査してみると、筋肉の衰えや睡眠障害が原因であることが多かったのだそうだ。
寝たきり老人というのはイメージが悪いが、意識的に寝たきり老人になったほうがいいのかもしれない。
お金がなく、寝てばっかりのじじぃでした。
トホホのホ。