痔は切らずに自分で治せる!?全人類に知ってほしい「痔の治し方」(前編)
平田肛門科医院
当院について
痔の治療なら 東京青山 平田肛門科医院
●当院について
当医院は、1935年に肛門科専門医院として開設され、80年以上の歴史と18万人以上の患者さんの治療経験を通じて、「患者さん本位の親切医療」を行ってきました。
https://www.dr-hips.com/ayumi/
第3章 生活習慣病「糖尿病」「腎臓病」なき世界 より
実は水虫より多い! 「痔」の恐ろしさに抗え
痔は国民病! なんと成人の7割が罹患
1988年に製薬メーカーが実施した調査によると、36%の日本人が「自分は痔だという自覚がある」と答えたそうだ。自覚症状がない人も含めると、なんと日本人の成人の7割が痔を患っている。痔は、実は虫歯の次に罹患者が多い。水虫やカゼよりも罹患者が多い「国民病」なのだ。読者の皆さんは、自分のお尻が痔にかかっている可能性を強く疑ってほしい。
1935年に開設された平田肛門科医院は、85年以上にわたってのべ約60万人の患者を診てきた。「痔は切らずに(手術せずに)治す」をモットーとし、いぼ痔(内痔核や外痔核)の手術率は12%にとどまる。「ドクター・ヒップス」という愛称で知られる平田雅彦院長に話をうかがった。
「痔とは肛門の病気の総称です。痔には切れ痔(裂け痔)、いぼ痔、あな痔(痔瘻、じろう)といった種類があります。肛門の浅い部分が切れている状態が切れ痔、肛門や直腸の下部の静脈が球状になった静脈瘤がいぼ痔です。切れ痔やいぼ痔にかかると、排便時に痛みや出血を伴います。あな痔と呼ばれる痔瘻ができると、膿(うみ)が出ます。肛門が炎症を起こしたり、粘膜が弱くなったりすることによって痔が発生するのです」 (平田院長)
便秘ではない人は、朝起きると必ずウンコが出る。私はおなかが緩いほうなので、1日に2度3度とウンコが出ることがある。毎日ウンコが出るからには、直腸や肛門の組織はほかの部位よりも丈夫にできていそうなものだ。
「私はかって、人間の体の粘膜の厚さを全部測ったことがあります。目や喉の粘膜よりも、肛門の粘膜は断然厚いと思っていました。ところが人間の体にある粘膜は全部、ほとんど同じ厚さだったのです。その瞬間『これは痔になっても不思議はないな』と思いました。菌だらけの便が粘膜に毎日ついているのですから、炎症を起こして当たり前です。もちろん炎症が起きた部位は、リンパ球が掃除してくれます。炎症を頻繁に起こす口の中とお尻には、局所免疫といってリンパ球がいっぱいあるのです。しかし、生活習慣病やストレス、疲れによって免疫が下がると、リンパ球の働きが弱って時にかかってしまいます」 (平田院長)
便秘、下痢、過度の飲酒、女性の生理といった要素に加え、肉体疲労やストレス、冷え、長期間座りっぱなしでいることが痔を悪化させる。多くの者に思い当たるフシがあるのではなかろうか。
1時間に一度立ち上がって10メートル歩こう
意外なことに、運動不足も痔に直結するそうだ。
「新型コロナのパンデミックによって、職場に出勤せずオンラインで仕事をする人が増えました。すると必然的に運動不足に陥ります。パソコンの前で1日中座り仕事をしている人は、1時間に一度席を立って、部屋の中を10メートルグルグル歩き回るようにしてください。ずっと座っていると肛門あたりの血管が圧迫されて、お尻にうまく血が回らなくなるのです。すると炎症を引き起こしやすくなります」 (平田院長)
人間の骨格は、四足歩行の時代の名残りがあるそうだ。四足歩行から二足歩行へ進化した段階で骨格がガラリと変わっていれば、腰痛も痔も起こらなかったのかもしれない。
IKEAの通信販売で、レバーをくるくる回すと高さを調節できる昇降式の机を売っている。あの机を使って、立ったままパソコン仕事をするのも腰痛と痔の対策になるかもしれない。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
どうでもいい、じじぃの日記。