じじぃの「人間らしさ・お腹の中・小腸は6メートルの長さがある!面白い雑学」

Humira injection | Ulcerative Colitis

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=o2444Ht0RiY


中高年の腸の悩み

教えてドクター「いきいき生活」
Q.腸の働きと構造について教えてください。
A.腸は大きく小腸と大腸に分けられます。
小腸は、十二指腸、空腸、回腸に分けて呼ばれ、主に栄養素の吸収を行っています。大腸は、盲腸、結腸(上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)、直腸に区分され、水分の吸収と排せつ物の貯蔵を行っています。それ以外にも、腸は異物やウィルスなどから体を守るために免疫機能を働かせるなど、私たちの健康を守るために大きな役割を果たしています。
http://www.wakunaga.co.jp/health/teach/05.html

『面白くて眠れなくなる解剖学』

坂井建雄/著 PHP研究所 2022年発行

PartⅢ 解剖学から見た人間のカタチ――お腹の中にあるエプロン より

小腸はいい加減に収まる

お腹の壁が取り除かれた腹部の表面は、脂肪をたくさん含んだ「大網」という薄い膜で覆われています。この大網はエプロンのようなもので、上の部分は胃からぶら下がっていますが、下の部分はどこにもくっ付いていないのでペラペラしています。
大網の役目は、腹部のどこかに炎症が起きても、それが広がらないように包み込んでくれることだと考えられています。
大網をめくり上げると、小腸と大腸が見えてきますが、実際には解剖図のようにきちんとお腹に収まっているわけではないので見分けがつきません。大腸の大部分は結腸で、その特徴は結腸ヒモという縦に走るヒモが見えるため、それを手掛かりにして区別していきます。
小腸と大腸がわかったところで、小腸をぐっと持ち上げて右側に寄せてしまいます。そうすると、小腸の付け根が見えます。左上から右下のほうに30センチメートル弱の付け根がカーテンレールのようになっていて、ここから「腸間膜」という膜がヒダの多いカーテンのようにぶら下がっています。その裾に小腸があります。腸間膜というカーテンにヒダをたっぷりとっているので、その裾にある小腸は6メートルもの長さがあっても、”いい加減”にお腹に収まり、なおかつ自由に動けるのです。

腸を取り出すときは要注意

小腸と大腸の大部分を取り出すときに気をつけないといけないのは、そのまま切って取り出すと、腸の中に残っていたウンチが飛び出してしまうことです。ですから、空腸の始まりの部分と結腸の終わりの部分の2ヵ所で、それぞれ糸でしっかりと数センチメートル間をおいて2ヵ所ずつ縛ります。そして、その間を切るようにします。
こうして小腸から大腸まで1本になるように取り出したら、流しに持って行って水で流しながらハサミで腸の壁を切り開いて中を観察します。
そうすると、小腸から大腸までの粘膜の様子がわかります。ルーペを使って見ると、小腸の内壁には輪状(りんじょう)ヒダといって円周状のヒダがあり、絨毛(じゅうもう)が生えていてビロード状になっているのがわかります。これによって粘膜の表面積を広げて、栄養の消化と吸収を効率的に行える仕組みになっています。
小腸に対して大腸のほうは、輪状ヒダも絨毛もない滑らかな壁で、小腸に比べて壁が薄くなっています。
腸壁は、平滑(へいかつ)筋という筋肉でできており、普通は2層で内輪外縦といって、内がわは輪状に走り、外がわは縦方向に走っています。
ところが結腸は、外がわの縦に走る平滑筋が3ヵ所に集まってしまったのです。この集まった部分が結腸ヒモです。
大腸では、小腸から栄養の吸収を終えて入ってきた内容物から水分を吸収して固め、硬いウンチをつくっていくのですが、結腸ヒモは水分が減った内容物でもキュッキュッと絞るように大きな蠕動運動を起こしやすくしていると推測されています。
また、結腸ヒモの表面には、ブドウの房のような脂肪の袋がくっ付いており、これを「腹膜垂(すい)」といいます。これも小腸と区別する特徴であり、外科手術の際、手探りでも結腸とわかる目印になるといえるかもしれません。

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どうでもいい、じじぃの日記。
私はこの9月で76歳になった。
一応、難病(クローン病)で、1.5ヵ月おきに佐倉にあるT病院に通院している。
潰瘍性大腸炎が主に大腸粘膜の炎症を起こすのだが、クローン病は口から肛門までの消化管全域に炎症を起こす。
だいたいが小腸、大腸の炎症だ。
症状は、出す便(糞)が固まった形ではなく、ドロドロしていること。
1日の便回数が多いこと。
便が固まっているか、ドロドロしているかは、小腸からの内容物を大腸で水分を吸収する機能によるみたいだ。
クローン病の人は、大腸の炎症で水分を吸収する力が弱いのかもしれない。
炎症度は血液検査でのCRP値で判定する。
CRP値の基準値は0.3mg/dlだが、今は1.4mg/dlに上昇している。
フュミラという生物製剤は、炎症を抑えてくれる薬剤だ。2週に1回、インシュリン注射のように皮下注射する。
先日、担当医師に、あとどれぐらい生きられるか、を聞いた。
担当医師、「まあ、腸の炎症では死なない。死ぬとしたらがんだね」
まあ、慢性炎症からがんになることがあるらしい。
フュミラの新しいのが出た、ということで、しばらく新フュミラで経過を見ることになった。
トホホのホ。