じじぃの「山中伸弥スペシャル・iPS細胞と生命・私たち人間とは!ヒューマニエンスQ 」

【アニメーション解説】よくわかる!iPS細胞 Vol2「iPS細胞研究はどこまで進んでいるの?」

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=qvK9mYhXC2E

山中伸弥スペシャル iPS細胞と生命


iPS細胞→始原生殖細胞→受精→マウス誕生


ES細胞やiPS細胞から精子を作り、マウスを誕生させた理由 (斎藤 通紀)

Nature ダイジェスト

――Natureダイジェスト:「ES/iPS細胞から精子を作り、マウス出産」というニュースが新聞の一面を飾りましたね1。倫理的な問題に言及する記事も多かったようですが。

斎藤:私たちがめざしているのは、体の中で生殖細胞卵子精子、それらのもととなる始原生殖細胞)が作られる過程を理解することです。そして、私たちが発見したことが正しいと確認するために、ES/iPS細胞から始原生殖細胞を経て実際に精子を作り出し、それがきちんと機能して、健康なマウスを誕生させうるということを示す必要がありました。
https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v8/n10/ES%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%82%84iPS%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B2%BE%E5%AD%90%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%80%81%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%82%92%E8%AA%95%E7%94%9F%E3%81%95%E3%81%9B%E3%81%9F%E7%90%86%E7%94%B1+%EF%BC%88%E6%96%8E%E8%97%A4+%E9%80%9A%E7%B4%80%EF%BC%89/36403

シーズン2・山中伸弥スペシャル・iPS細胞と生命!ヒューマニエンスQ

2023年1月9日 NHK
【司会】織田裕二井上あさひ 【出演】いとうせいこう 【語り】藤井千夏
【解説】山中伸弥(京大教授)、武部貴則(シンシナティ小児病院)

ノーベル賞を受賞した山中伸弥さんチームが作り上げた「iPS細胞」。いわば「生命の時間を巻き戻す」ことを実現し、どんな細胞にもなれる万能細胞だ。
iPS細胞は、がんや肝臓病などの治療研究に革命的な手段を与えてくれるだけでなく、「ヒトとは何か」という真理探究の手段としても大きな期待を集めている。ヒトという生命がどのように生まれてくるのかという神秘。山中さんが見つめる生命の深淵を最新研究からみつめる。

織田裕二、「すごい、私は今日寝てないんです。興奮しています」
iPS細胞の研究者、「iPS細胞は21世紀最大の発明なのです」
https://www.nhk.jp/p/ts/26ZY61Z6J6/episode/te/57XZZWK65Y/

シーズン2・山中伸弥スペシャル・iPS細胞と私たち!ヒューマニエンスQ

2023年1月16日 NHK
【司会】織田裕二井上あさひ 【出演】いとうせいこう 【解説】山中伸弥(京大教授)

山中伸弥スペシャル第2弾。iPS細胞は、ヒト独自の遺伝子の働きを解明しつつある。突きつけられるのは、私たち人間とは何なのか。新技術がもたらす生命倫理の課題とは?

iPS細胞は、人間を探究する唯一無二のツールであることがわかってきた。ヒトにはヒト遺伝子の特殊性がある。マウスなどの動物実験とは違う独自のふるまいがiPS細胞でわかってきたのだ。
さらにこの驚異的技術は、新たな生命の誕生すら可能にする方法も示している。一体どこまで許されるのか、生命倫理という課題も浮かび上がる。iPS細胞が突きつけるのは「私たち人間とは何なのか」という問い。山中伸弥さんと共に考える。

マウスで作れても人間では作れないことがある。
人間とは何か、と問いかける必要がある。
皮膚の細胞に4つの細胞を入れる → iPS細胞に。
難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)は手足・のどの筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気だ。
小田重文さん(50)は4年前ALSを発症した。発症する前は自動車会社でエンジニアをしていた。
慶應義塾大学病院の岡野栄之教授は難病ALSの治療薬に、iPS細胞が有効であるとして研究を続けている。
同じ遺伝子をマウスにALSの遺伝子を入れても、発症しないマウスがあった。
岡野教授は、iPS細胞を使ってパーキンソン病の薬であるロピニロール塩酸塩がALSの病態に有効であること を見つけ、ロピニロール塩酸塩を飲んだ患者は7ヵ月ほど進行を遅らせることができた。

山中伸弥、「同じアルツハイマー病型の認知症でも人によって原因が違う。一人一人に合った治療が必要になる」
万能細胞から iPS細胞になるのは受精から数日後である。
実はiPS細胞から受精卵に戻る技術はまだ確立していない。

京都大学の斎藤通紀教授は、マウスES細胞やiPS細胞から、精子卵子に貢献する始原生殖細胞様細胞の試験管内誘導に成功した。
始原生殖細胞・・・生殖細胞のもとになる細胞。メスでは卵子に分化し、オスでは精子に分化する
マウス→iPS細胞→始原生殖細胞→受精→マウスの誕生。
健康そのものだ。

人間に置き換えてみたらどうだ

iPS細胞から人間ができてしまうのだ。
山中伸弥、「現在、ヒトiPS細胞から生殖細胞を作成する研究が行われている。人間に対しては倫理的課題が生じる。どこかの国がこっそりと人間を作ってしまう可能性がある」
https://www.nhk.jp/p/ts/26ZY61Z6J6/episode/te/LNPZ7YYG2G/