じじぃの「通信・はじめての携帯電話機・トランジスタ・ラジオ・ウォークマン!はじめて大全」

初代ウォークマンソニーTPS-L2、1979年。


ウォークマン誕生40周年、1800年代から現代までの音楽の聞き方を振り返る!

Jul. 01, 2019 Business Insider Japan
80年代の映画を見れば、皆が腰に留めているか、手に持っている“モノ”に気づくだろう。
ウォークマンだ。
発明されたのは40年前の1979年だが、ウォークマンはレッグウォーマーとレーガノミクスアメリカを支配していた時代を象徴するものだった。ウォークマンの登場によって、人々は音楽を外に持ち出せるようになった。
40年前の1979年7月1日、ソニーウォークマンが発売された。世界初のポータブルカセットプレーヤーとして、人々の音楽の聞き方に革命を起こした。当時、価格は150ドル、すぐにソニーのベストセラー商品となり、400万台が売れた。
https://www.businessinsider.jp/post-193802

『なんでも「はじめて」大全』

スチュワート・ロス/著、西田美緒子/訳 東洋経済新報社 2020年発行

第5部 科学と工学――通信 より

太鼓、鳥、のろし

1番はじめの長距離通信の方法は、おそらく太鼓の音だっただろう。南極の氷の下から見つかった最古の太鼓は、およそ3万年前に作られたと考えられている。信号旗は紀元前2500年頃の初期の軍隊が携行した紋章から発達したもので(イラク)、かがり火もほぼ同じ時期にはじめて用いられたと思われる。伝書バトは古代オリンピックの結果を伝え(紀元前776年から、ギリシャ)、煙を用いるのろしはほぼ同時代(紀元前8世紀、9世紀)に中国で使われていたようだ。機械的な信号システムは1767年にアイルランドで生まれ、じはじめての国家的な腕木式信号システム――柱の上に取り付けた腕木の形を変えて文字を伝えるシステム――は1792年にフランスで確立された。

電気信号

電気的な信号伝達は、デンマークの物理学者ハンス・クリスティアン・エルステッドによって電流が磁石の針を動かすことが明らかにされたときにはじまった(1820年)。その結果、ジョセフ・ヘンリー(米国)とチャールズ・ホイートストン卿によって1831年に電信が誕生し(英国)、さらにサミュエル・モールスによって、より簡略化された電信が生まれた(1836年、米国)。モールスは自身の名を冠した符号も考案している。次に、アレクサンダー・グラハム・ベルが実用的な電話を発明したことで(1876年、米国および英国)、電線を通して話ができるようになった。そして電話が普及するにつれて、電話帳(1878年、米国)、電話ボックス(1881年、ドイツ――同じ年にはじめての国際電話が米国とカナダ間で実現)、公衆電話(1889年、米国)、自動電話交換とダイヤル式電話(1891年、いずれも米国)、留守番電話(1898年、デンマーク、ただし市販の留守番電話が成功したのは1949年、米国)、電話番号案内(1906年、米国)、テレビ電話(「イコノフォン」と呼ばれた、1927年、米国)、電話時報サービス(1933年、フランス)が、次々に誕生した。ファックス機と電報の原点は、1843年に電気印刷電報と特許を取得したスコットランド人、アレクサンダー・ベインの研究にあり、1964年に近代的な市販のファックス機を生み出したにはゼロックス社だった(米国)。1973年にはモトローラ社(米国)がはじめて携帯電話機の試作機を発表したが、重さはなんと1.1キログラム、、連続通話時間は30分で、充電に10時間かかった。同社は1984年にはじめての市販携帯電話機、ダイナタック8000Xを発売した。

無線・ラジオ

1865年にジェームズ・クラーク・マクスウェル(英国)が電波の存在を予測すると、1888年までには、ハインリヒ・ヘルツ(ドイツ)が電波の存在を実証した。そして1894年にはじめて電波が送信され(オックスフォード、英国)、翌年にグリエルモ・マルコーニ(イタリア)がはじめての無線送信機を生み出した。ブラジルの司祭、ロベルト・エアンデル・ド・モウラは1900年にはじめて音声伝送に成功している。1901年には大西洋を横断してメッセージが送信され(米国/英国)、1906年のクリスマスイブにはじめてのラジオ放送が実現した(米国)。このときはじめて音楽の放送があり、録音されたヘンデルの曲と、放送を実施したレジナルド・フェツセンデン自身のバイオリン演奏が流された。その後、ニュース放送(1920年、米国)、天気予報(1921年、米国)、BBCで定番の海上気象予報(1924年、英国)が次々に開始されている。
携帯用の真空管ラジオは1924年に生まれ(米国)、ボタンによる選局は1926年に登場した(米国)。はじめて成功を収めたトランジスタ・ラジオのリージェンシーTR-Iは1954年に発売され(米国)、手巻き式のぜんまいラジオは1991年にテレバー・ベイリスによって考案されたものだ(英国)。伝送技術は、1906年のAM(米国)から、FM(1933年に特許取得、米国)へ、そしてデジタル(1995年、ノルウエー)への発展している。おそらく世界で最もよく知られたラジオ放送局のBBCは、1922年に放送を開始した。

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どうでもいい、じじぃの日記。

日本企業でありながら、アメリカで「米国企業だ」と思われているのは?

米国人が「米国企業だ」と考えている外国企業、第1位はおよそ2割の支持を集めたソニー
英国出身で米国でも活躍するハワード・ストリンガー氏がかつて会長を務めたことや、電気製品のみならず映画や音楽などコンテンツ産業でもなじみ深いためかもしれない。
とか。
https://sirabee.com/2017/08/10/20161222389/2/