じじぃの「月へ・ispaceの月面探査プログラム・HAKUTO-R・着陸予定は4月末!はじめて大全」

【HAKUTO-R 打ち上げ成功!!】ispaceの月着陸機、ファルコン9ロケットに搭載!日本初の月面着陸へ!

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=zL_-0EvtevU

ispaceが開発の月着陸船(ランダー)の想像図


ispace、ミッション1の月面着陸予定日を最短で4月26日(日本時間)に設定

2023年4月12日 ispace

月面着陸予定日時:2023年4月26日(水)1時40分(日本時間)

2023年4月12日時点でミッション1のランダーは近月点(月に最も近い地点)高度が約100km、遠月点(月に最も遠い地点)高度が約2,300kmの楕円軌道で月を周回しています。
月周回軌道投入後、ランダーに搭載したカメラによる撮影、画像の取得にも成功しています。
https://ispace-inc.com/jpn/news/?p=4584

『なんでも「はじめて」大全』

スチュワート・ロス/著、西田美緒子/訳 東洋経済新報社 2020年発行

第4部 移動――空高くへ より

月へ……その先へ

ロケットをはじめて配備した記録は1232年で、中国人によるものだった。ロケットは長いあいだ戦時の予備兵器とみなされていたが、「ロケット工学の父」と呼ばれるコンスタンチン・ツィオルコフスキーが1898年にはじめて、液体燃料を用いる宇宙探険を提唱した。
実際に液体燃料を用いたロケット打ち上げは1926年に実現し、1944年にはドイツのV2ロケットが宇宙に到着している。その13年後、ロシア人ははじめての地球周回人工衛星スプートニク1号を打ち上げて、世界中を驚かせた。米国は1948年にサル(アルバート1世)をV2ロケットに乗せて宇宙に送り込み、ソビエト連邦(ロシア)は1957年にイヌ(ライカ)を周回軌道に乗せている。1961年にユーリイ・ガガーリンが人類ではじめての宇宙飛行を果たすと、1963年にはワレンチナ・テレシコワが宇宙に行ったはじめての女性になった。1965年にロシア人がはじめての宇宙遊泳を実現し、同じ年に米国がはじめて宇宙空間でのランデブー(ドッキング)に成功している。そして1969年7月20日、米国のアポロ11号のミッションに加わったニール・アームストロングとバズ・オルドリンが人類ではじめての月面歩行を果たした。その50年後、中国の探査機が月の裏側に着陸した。

金星への軟着陸に成功したのは1970年で、その翌年には火星への軟着陸も続い(いずれもロシア)。1971年に、ロシアははじめての宇宙ステーションも建造している。米国の再利用可能なスペースシャトルは1981年に打ち上げられ、1990年にNASAがハップル宇宙望遠鏡を打ち上げたことで、宇宙の様子がそれまでよりはっきり見えるようになった。それから25年間のめざましい進歩には、太陽軌道に投入した宇宙探査機(1992年、米国とヨーロッパ)、小惑星着陸(2001年、米国)、深宇宙(恒星間)探査(米国)、そしてはじめての宇宙で育てた――試食もした――食品(レタス)(2015年、米国と日本)がある。

                  • -

どうでもいい、じじぃの日記。
2022年12月11日、民間初の月探査計画「HAKUTO―R」の日本ベンチャー「ispace」(アイスペース)の月着陸船が積まれたロケット(スペースX社)が、米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。
ispaceの月探査機は、4月末の月面着陸に挑む。
HAKUTOは「白兎」の意味。うさぎ年を、大きな跳躍の年にする。
月面着陸の成功体験は、旧ソ連、米国、中国しかない。アイスペースのミッションでは日本初に加え、民間企業が主体で開発した機械で世界初の月面着陸になる可能性があるという。
アイスペースの責任者(CEO)の袴田武史さんは、映画「スター・ウォーズ」を見て宇宙開発を志したのだそうだ。
2022年は、ロシアのウクライナ侵攻など暗い年でもあった。
2023年、日本の勝負の1年が始まった。