じじぃの「民主主義守る闘いは続く・試される価値・2023年元旦!産経新聞」

【2023年 世界情勢 展望】『ウクライナ ロシア 中国 台湾』

長谷川幸洋高橋洋一のNEWSチャンネル
動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=EQ_uabNRnMI

世界の自由民主主義の国・地域 (青色)


民主主義の形・民主主義守る闘いは続く

2023年1月1日 産経新聞

第1部 試される価値 より

民主主義とは何か。そのあるべき姿とは。
中国やロシアといった専制主義勢力の横暴な振る舞いを前に、民主主義の価値を守り抜いていくことは以前にも増して重要になっている。日本と世界の民主主義の現状とその未来像について、1年を通して考えていく。

縮小

スウェーデンのV-Dem研究所が昨年3月に発表した報告書では、世界179ヵ国・地域のうち「自由民主主義国」とみなされたのは1995年以来最少の34ヵ国・地域だった。民主主義国として公正な選挙を実施するだけでなく、立法権司法権の独立、個人の権利などが保障されていることがその要件だ。
自由民主主義国は2012年の42ヵ国・地域をピークに減少傾向にある。一方、「独裁体制」の国・地域は過去1年間で25から30に増えた。世界人口の約7割が独裁体制を含む権威主義体制で暮らす。
自国民に制限を強いる新型コロナウイルス対策、ロシアのウクライナ侵略を受けたエネルギーや食料の価格高騰。気候変動――。
「これらの問題への答えが民主主義だと信じる人の数が縮小している」
政府間機関の民主主義・選挙支援国際研究所(IDEA)は警鐘を鳴らす。
   

プーチン旧約聖書の世界に住んでいる。

2022年5月28日 note
私は、「プーチン大統領プーチン大統領を支持するロシア人は、(唯一絶対神=神に選ばれた最高権力者プーチン露大統領に従わないものは抹殺すべき)という 旧約聖書の世界に住んでいる」と考えます。
一方で、「(自由・平等・博愛を掲げる)、現在の欧米社会の人々は、新約聖書の世界に住んでいる」ので、別の世界に住んでいるのです。だから、「最高権力者プーチン露大統領の意向に従わねばならない」とはだれも考えません。
しかし、プーチン露大統領は「誰もが自分に従うべきだと信じてしまうので、従わない者は武力でしたがわせよう」として、戦争を選んでしまうのです。

ヨーロッパの西の地では、16世紀に宗教改革が起こり、新旧キリスト教徒の間で宗教戦争が勃発しました。ドイツでは人口が半分になったというまで殺しあいました。

その結果、「戦争で人の心を変えることはできない」という了解事項ができて、互いの国の主権を尊重する(隣の国・隣の人の信仰が気に入らなくても、戦わない)というウェストファリア条約が締結されました。

このために、市民革命を経て旧約聖書の影響から脱皮して、新約聖書の世界になりつつある現在の欧米社会では、過去のアフリカでの奴隷貿易南北アメリカ大陸での虐殺行為に対して、悔恨の情が広がり謝罪されるようになってきています。

ただ、今もってロシアとその周辺では、「旧約聖書新約聖書が合体した、古いキリスト教理論」が息づいています。

だからこそプーチン大統領は「自分たちロシア人は素晴らしいという自画像を抱いて、ロシア人は正義を行っていると信じてロシアに従わないウクライナ人を虐殺する」のだと思います。

その一方で、他のイスラム文明圏・ヒンズー文明圏・中華文明圏の人たちの心にはさほど響いてこないのだと思います。
https://note.com/nanaehasegawa/n/nad7b91d5b480