俳優の渡辺徹さん死去 61歳 親しみやすい人柄で幅広く活躍
2022年12月02日 首都圏 NEWS WEB
親しみやすい人柄でテレビや映画などで幅広く活躍した俳優の渡辺徹さんが先月28日、敗血症のため亡くなりました。
61歳でした。
渡辺徹さんは茨城県の出身で1980年に文学座の研究所に入り、よくとしには民放の人気ドラマ「太陽にほえろ!」で刑事役としてデビューし、人気を集めました。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20221202/1000087262.html
肥満や糖尿病があると感染症で重症化しやすい
『夕刊フジ』 2022年12月3日発行
敗血症で急死の渡辺徹さん 本紙に語っていた家族への思い より
11月28日に敗血症のため、61歳で死去した俳優、渡辺徹さん。明るい人柄で誰からも愛されるスターの突然の別れに衝撃が走った。識者は、既往症の影響の可能性を指摘している。
11月20日に発熱や腹痛を訴え、細菌性胃腸炎と診断されて入院。その後敗血症となり、8日間の闘病の末、力尽きた。
2017年、妻で歌手の榊原郁恵(63)と舞台で初共演した際、本紙でインタビューに応じた渡辺さん。絵本の読み聞かせという榊原の長年の夢を実現させた舞台だったため、「女房が本当に生き生きとしているの。今回初めて自分からやりたいってことをやってるんだから」とうれしそうに話していた。
30歳で糖尿病を発症してから長年、健康管理を支えてきた榊原への感謝があふれていた。
・
最近はかなりスリムになっていたが、12年には虚血性心疾患のため心筋梗塞の手術を受け、13年は急性膵炎で緊急入院。16年からは腎機能の低下で人工透析、昨年4月には大動脈弁狭窄症と病と闘い続けてきた。
西武学園医学技術専門学校東京校校長で感染症学が専門の医学博士、中原英臣氏(77)は「糖尿病がすべての始まり」と指摘する。
「通常の健康な人はばい菌が入っても血液中の免疫細胞が働くが、糖尿病患者の場合は血液中も栄養分が豊富なために、侵入したばい菌にはまたとない環境になってしまう。近年は特にスリムになっておられたが、糖尿の病状が進んでいたせいではないか。糖尿病というのは全身病で、非常に怖い病気なのです」と説明する。
【語り】渡辺徹
2017年、シリーズ第一作目の出版20周年を記念して、大英図書館で魔法の歴史を紹介する展覧会が開催された。
実は「ハリー・ポッター」に登場する杖や薬、呪文といった魔法にまつわる道具やその世界観は、古い言い伝えや慣習に基づいて創り上げられていた!さらに「物語のテーマは『喪失感』」と語るJ.K.ローリング。「ハリーポッター」の誕生秘話が、作者自身の言葉で今、語られる。
イラストレーター ジム・ケイが描くイラストの中で、もっとも興味深いのはマンドレイクという奇妙な薬草です。
根っこの取り扱いは慎重にしなくてはなりません。
根がひどくみにくい赤ちゃんの形をしたマンドレイク。
マンドレイクにまつわる言い伝えでは、根が人の形をしその悲鳴を聞いた者は命を落とすと言われています。
大英図書館には、マンドレイクの伝説を伝える珍しい挿絵もあります。
J.K.ローリング、「私のマンドレイクとはかなり違います。挿絵のマンドレイクは頭に葉っぱが生えています。葉っぱの先には切断された人の手がついています。犬が地中から引き抜こうとしているのね。面白い」
人の形をしているのはマンドレイクの根です。
16世紀のイタリアの本には、危険なマンドレイクを安全に収穫する方法が載っています。
マンドレイクと犬を縄でつなぎ、自分の耳を塞いで角笛を吹くこと。そうすれ、驚いた犬が駆け出してマンドレイクが土中から引き抜かれ、悲鳴を聞かずにすむ。
J.K.ローリング、「私はマンドレイクの伝説にひねりを加えて作品に取り入れました。引き抜くのは犬ではなく人間です。マンドレイクの根を呪いを解くための薬の原料としました。マンドレイクは実際は植物で根が人間のような形をしています。そこから伝説が生まれたのでしょう。人はいろいろ想像を膨らませますからね」
今ではマンドレイクは貴重な植物です。現実は小さくみすぼらしいのが基になっています。
ジム・ケイ、「この人間を思わせる根っこにはまちがいなく人を引きつけるものがあります。これなんかお腹がぽっこり突き出てその下に足がついているみたいです。マンドレイクの根は昔の人々を魅了しました。強力な化学物質を含み、食べると体にさまざまな症状が表われます。幻覚を見たり、心拍数が乱れたり、瞳孔を開いたり、口が渇いたり、そのような症状を起こすからこそ人々はマンドレイクに恐れを抱いたりするんです」
J.K.ローリング、「確かに幻覚作用もあったでしょうね。でもそういうことは小説には取り上げませんでした。そもそも登場人物たちは毎日が刺激的でドラッグなんて必要がなかったんですからね」
1652年に出版されたニコラス・カルペパーの『カルペパー ハーブ事典』は、植物を医療に用いる道を拓いた重要な書籍の 1つです。
1642年、カルペパーは魔術を使用した疑いで裁判にかけられ死刑になりました。今日では、カルペパーは「ヘッジウィッチ」(病気を癒やすことに長けた賢人)であったと考えられています。
https://www.nhk.jp/p/dramatic/ts/QJ6V6KJ3VZ/