じじぃの「脳とソーシャルメディア・fMRI画像で見る・いいね!デマの影響力」

フェイスブックの失墜」で読む巨大IT企業の闇【テレ東経済ニュースアカデミー】(2022年7月26日)

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ta36DIdl0bc&t=4s

「分かりやすい報酬」は格好の条件付けになる


SNSにハマる脳の働きは、エサを狙う実験動物と同じ

2021年3月27日 ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
ソーシャルメディアの投稿頻度と「いいね!」の数には直接的な相関関係があった
「いいね!」をもらうとうれしくなって、インスタグラムの投稿がどんどん増える。このときあなたの脳は、餌を求めるネズミの脳のように活動しているのかもしれない。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/technology/2021/03/post-95925.php

『デマの影響力――なぜデマは真実よりも速く、広く、力強く伝わるのか?』

シナン・アラル/著、夏目大/訳 ダイヤモンド社 2022年発行

第4章 脳とソーシャル・メディア より

――人間の脳とソーシャル・メディア

すでに述べてきたとおり、人間の脳は生まれつき社会的信号を処理するようにできている。では、ソーシャル・メディアを利用すると、わたしたちの脳には何が起こるのだろうか。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の神経科学者たちはそれを知るために、インスタグラムに似たアプリを作った。そのアプリのフィードで写真を見る時に脳内でどういう反応が起こるかを確かめようとしたのである。
アプリは、インスタグラムと同じように、何枚もの写真を連続して表示する。若者たちにアプリを利用してもらい、研究者たちはfMRI画像で、その時に脳内のどの部位が明るくなるかを見た。また、被験者にアプリを使わせるさい、写真についている「いいね!」の数や、表示される写真の種類を様々に変えるなどした。そのほか、被験者自身の写真を表示するか否か、他人の写真を表示するか否かを切り替えたり、危険をはらむ行動(酒を飲むなど)をとらえた写真を表示するか、そうではない中立的な行動をとらえた写真写真だけを表示するかを切り替えたりもした。しばらく被験者に利用してもらったあと、研究者たちは、写真を見ている時の被験者の脳に何が起きたかを確認した。私は科学者であると同時に6歳の子の父親でもあるが、この実験の結果を知って興味を惹かれる一方で不安にもなった。
まず、わかったのは、「いいね!」が多くついた写真を見る時に、脳内の、社会認知、報酬(ドーパミン報酬系)、注意(視覚野)に関わる部位が活性化しやすいということだ。「いいね!」の多い写真を見た被験者は、脳全体の活動がさかんになり、特に視覚野が活性化した。視覚野が活性化した時には、おそらく、被験者は自分の見ているものに集中しており、より注意深く、詳しく見ていると考えられる。見ている写真の違いが結果に影響しないよう、写真ごとの「いいね!」の数は無作為に決まるようにした。写真の明度や内容などとは無関係に「いいね!」の数が決まるようにしたのである。「いいね!」の多い写真を見た時に視覚野が活性化する傾向は、被験者自身の写真を見た時でも他人の写真を見た時でも変わりはなかった。つまり、それがどのような写真であれ、とにかく「いいね!」が多くついてさえいれば、被験者は注意深く、詳しく見たということになる。人間は、他人が高く評価した情報には注意を向けるということだ。「いいね!」がたくさんつく写真はそれだけ興味深いものなのだから当然だ、と思う人もいるだろうが、写真の内容に関係なく無作為に数多くの「いいね!」をつけた実験でも、傾向は変わらなかったのだ。写真の内容ではなく、「いいね!」の数が、視覚野の活性化のきっかけになっていたのである。
さらに、自分の写真に多くの「いいね!」がついた時には、メンタライジング・ネットワーク――社会脳だ――が活性化することもわかった。「いいね!」は無作為につけられているのだが、偶然、自分の写真に多くつけられているのを見た被験者はそれに反応し、脳内の社交に関する部位が特に強く活性化するのである。同時に、物まねに関する部位と言われる下前頭回(かぜんとうかい)も活性化することがわかった。自分自身の写真を見た時、私たちの脳では、自分は人からどう見えるのか、また自分は他人とどこが同じでどこが違うのか、といったことを考える部位が活性化するのだ。言い換えると、私たちは、自分自身の写真を社会的文脈のなかで理解するということである――他人がその写真をどう思うかを考え、それによって写真を理解する。
自分自身の写真に「いいね!」が多くついた時には、ドーパミン報酬系にも活性化が見られた。喜び、幸福を感じ、恍惚となり、さらに同じような報酬を求めるようになる。心理学者のジェームズ・オールズとピーター・ミルナーはラットを使った実験をした。ラットがレバーを押すと、報酬系が刺激されるようにしたのである。ラットはほかに何もせず、食べることも眠ることもやめて折り返しレバーを押しつづけ、最後は力尽きて死んだという。

                  • -

どうでもいい、じじぃの日記。
私は今年76歳になったアスペルガー老人だ。
コロナ禍が続くなか、テレビでは京都とか札幌など行楽地に出かける人の映像が流れるようになった。
そこでは、スマホに向かって、仲のいい2人がニコッとVサインをして写真を撮る姿が。
私は、今までこんなポーズすることは無縁だったなあ。
この人たちは、たぶんSNS上で「いいね!」をしているんだろうなあ。

「自分自身の写真に「いいね!」が多くついた時には、ドーパミン報酬系にも活性化が見られた。喜び、幸福を感じ、恍惚となり、さらに同じような報酬を求めるようになる。心理学者のジェームズ・オールズとピーター・ミルナーはラットを使った実験をした。ラットがレバーを押すと、報酬系が刺激されるようにしたのである。ラットはほかに何もせず、食べることも眠ることもやめて折り返しレバーを押しつづけ、最後は力尽きて死んだという」

まあ、こんなこともあるかもしれないなあ。