じじぃの「脳科学・幻覚剤・コーヒーを飲むと眠れなくなるワケ!面白い雑学」

大麻合法化の国が増え取り締まりが難しい」NYでは大麻ビジネスに熱視線が注がれる一方、日本では懸念の声も|TBS NEWS DIG

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=iY4FcaAAjz0

薬物依存症とは


薬物依存症 (やくぶついぞんしょう)とは

2022.03.16 済生会
●薬物依存症はこんな病気
薬物依存症とは、薬物の使用を自分自身でコントロールできず、やめられなくなる状態のことをいいます。
仮説ではありますが、薬物使用を繰り返すことで脳内の報酬系(欲求が満たされたときや満たされると分かったときに活性化して快感をもたらす神経系)の神経路に機能の変化が起こり、障害といえる依存症の状態をつくり出すと考えられています。
https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/drug_dependence/

『面白くて眠れなくなる脳科学

毛内拡/著 PHP研究所 2022年発行

PartⅡ 脳はふしぎに満ちている――夜コーヒーを飲むと眠れなくなるワケ より

意識に影響をおよぼす薬あれこれ

人間はとかく意識に介入したがるものです。せっかく脳が絶妙なバランスで脳内物質を整えているのにも関わらず、容易にそこに手出ししようとすると、とんでもなく嫌い目を見ることになります。
かくいう私も、コーヒーやお茶が大好きで、むしろ寝る前に飲まないと眠れないという変な体質になってしまいました。
コーヒーやお茶に含まれるアルカロイド(植物由来の有機窒素化合物)の一種、カフェインは、脳の中でアデノシンという物質の受容体を阻害する働きがあります。アデノシンは、細胞のエネルギーとなるアデノシン三リン酸(ATP)が分解されてできるもので、起きているとどんどん脳に溜まってきます。ここで眠れば、アデノシンが減少して、眠気がなくなります。
アデノシン受容体は、ドーパミン受容体と一緒に働いており、アデノシン受容体にアデノシンが結合すると、逆にドーパミン受容体の働きが下がるという性質を持っています。カフェインは、アデノシン受容体を阻害するので、カフェインが効いている間は、ドーパミン受容体がしっかりと働き、覚醒状態を維持しやすくなります。
ところが、別にアデノシンそのものが減っているわけではないので、カフェイン効果が切れると一気に眠くなるというわけです。

「ダメ絶対」な理由

では、そんなまわりくどいことをしないで、ドーパミン量を直接増やせばいいと思うでしょうか。それをしているのが、タバコに含まれるニコチンやいわゆるドラッグ、人工合成された覚醒剤です。
これらの化学物質は、脳に取り込まれて報酬系に作用し、快楽をもたらすため、強烈な依存症を形成します。さらに、薬物耐性がつくため。より多くの薬を求めることになります。また、薬物が体内からなくなると、ひどい離脱症状に見舞われるため、それを抑えるために薬物をやめることがどんどん難しくなっていくのです。
これらの薬物の常用者は、皮膚の下を虫が這いずり回っているような幻覚や盗聴されているなどの被害的な妄想をしたり、攻撃性が増したりすることが知られています。このような症状は、ドーパミンバランスの異常によって、これらの症状が引き起こされると考えられます。
ある薬物は、脳内ドーパミンだけでなくセロトニンの量を増やすし、多幸感を持続させます。注意が必要なのは、その見た目は普通のラムネのようなもので、その辺に置いてあったら間違えて食べてしそうな代物(しろもの)で、とても危険なものには見えないことです。

一度薬漬けになってしまった脳を元に戻すのが困難なことは、ここまで読み進めてくださった読者のみなさんなら想像できると思います。「ダメ絶対」と口を酸っぱくしていいたいです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
有名人による薬物使用・所持事件が、たびたびテレビなどで報じられている。
主に芸術家といわれる人たちだ。
薬物に手を出すきっかけは、もっと芸術性を高めたい、という欲求があるのではないか。
一方で、私みたいに落ちこぼれの状態から、一瞬でも逃避したいというのもあると思う。
2018年6月、カナダ議会は19日、全国で娯楽目的の大麻使用を認める法案を可決した。