『右利きと左利きの違いは?』(す・またん!3月29日放送分)
右利きと左利き
利き手と脳-両利きマスターズ
●右利きと左脳、左利きと右脳
いきなりですが、あなたは左脳が右半身、右脳が左半身を支配していることを知っていますか?
http://www.doublehand-masters.com/foundation/brain.html
PartⅠ もっと知りたい!脳のはなし――右脳と左脳のホントのところ より
左右で役割の違いはあるけれど
てんかんの治療のために右脳と左脳をつないでいる脳梁(のうりょう)という部分を切断しなければならない患者さんがいました。右脳と左脳を切断したら、二重人格になるのではないか、知能が低下するのではないかと懸念されていましたが、実際にはなんら日常生活には問題なく、知能の低下も見られなかったといいます。
しかし、心理学者のロジャー・スペリーらが、分離脳患者に対して行なった興味深い研究から、右脳と左脳の働き方の違いが明らかになってきました。目から入った情報は、視交叉(しこうさ)というところで交差して、反対側の脳に主に入力されます。
ある英単語を、右目に提示して、左脳に入力すると、患者は何が見えたかを答えることができました。一方、同じ単語を左目に提示して、右脳に入力しても、患者は何を見たかを答えることができなかったか、何も見えないと答えたといいます。一方で、見えたものを描いてくださいというと、正確に描くことができたというのです。
このように、右脳と左脳では、その役割分担が違うことが明らかとなったのです。ちなみに言語野は、右利きの人の多くは左脳にあるとされていますが、左利きの人の一部では右脳にあるともいわれています。左脳は、言語や計算などの論理的な部分を担当しているといわれ、右脳は、認知や創造などに関与しているとされています。
少なくとも右脳と左脳が役割分担をしているのは、間違いないことだと思いますが、それをもって「自分は左脳型人間だ」とか「左利きは右脳が発達している」というのは、少し誇張されすぎていると私は思います。
私たちの個性や性格は、たくさんの脳内物質のバランスなどによって決まると考えられます。個性や性格が白黒で決められないように、脳内物質のバランスはグラデーションのように無限に広がっているというものです。これが私たちの多様性であり、みんな違ってみんないいというほうが脳の研究者としてはしっくりきます。
同様に、脳の性差も突き詰めると、脳のホルモンのバランスによって多様に定義されるというのが最近の考え方です。そもそも、生物は発生時には性別は分かれていません。そこに、アンドロジェンと総称されるいわゆる男性ホルモンが作用することで、オス型の体になり、男性ホルモンの作用が少なかった個体は、メス型になります。
2つではなく、多様性
脳も同様で、原型があり、性ホルモンの濃度分布に従って変化していきます。ただ、肉体の場合は、わかりやすい外見上の変化が生じるために、オス、メスと白黒に分けることができます。一方、脳には本来は白黒でわけられるような特徴はありません。
つまり、肉体的にはオスだけど、性ホルモンの濃度が薄いパターンや、その逆も十分ありうるということです。脳に限ってはオス・メスと白黒で分けられるものではなく、グラデーションのように無数の多様性があります。巷では、男脳・女脳ということがいわれていますが、そこで理解を止めてしまうのはもったいないことです。
この「左脳・右脳」「男脳・女脳」や白黒または善悪など二元論的に理解したい性質も、一種のバイアスといえるでしょう。そのほうが、省エネで済むからです。
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どうでもいい、じじぃの日記。
もし脳卒中などで左大脳を障害すると多くの場合、言語障害や右手足の麻痺などが出ますので生活する上で不自由なことが生じてきます。
とか。
将棋の羽生善治名人などの場合、頭の中に将棋盤があると表現されることが多い。
ちょっと昔の本には、左脳は言語や理性をつかさどり、右脳はイメージや直感をつかさどっているとか、書かれていた。
実は、右脳と左脳とではきっちりと役割分担がなされているわけではないらしい。
ただ左利きの場合、は免疫系の病気にかかりやすいらしい。
これも個人差がかなりあるのだとか。