じじぃの「脳科学・思考する・考えるってどんなしくみ?面白い雑学」

What are cognitive bias?

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=FjEwIWewzVg

How Different Cognitive Bias Impact Your Presentation


THE COGNITIVE BIASES TRICKING YOUR BRAIN

SEPTEMBER 2018 SHAREThe Atlanti
Kahneman and others draw an analogy based on an understanding of the Muller-Lyer illusion, two parallel lines with arrows at each end. One line’s arrows point in; the other line’s arrows point out. Because of the direction of the arrows, the latter line appears shorter than the former, but in fact the two lines are the same length.
Here’s the key: Even after we have measured the lines and found them to be equal, and have had the neurological basis of the illusion explained to us, we still perceive one line to be shorter than the other.
https://www.theatlantic.com/magazine/archive/2018/09/cognitive-bias/565775/

『面白くて眠れなくなる脳科学

毛内拡/著 PHP研究所 2022年発行

PartⅠ もっと知りたい!脳のはなし――【脳の機能③思考する】考えるってどんなしくみ? より

脳はマルチタスク

脳の中で電気を発生する神経細胞は別名、ニューロンとも呼ばれています。ニューロンが電気を伝える電線のことを軸索といい、一方、他のニューロンからの情報を受け取る部位を樹状突起といいます。
細胞というと丸い物を想像しがちですが、ニューロンの特徴はこのように情報をやりとりするための突起が縦横無尽に張り巡らされている点にあります。
一生懸命考えているとき、脳の中ではニューロンが目まぐるしく電気信号を送り、情報を伝えています。神経の上を電気信号が伝わる速さは、秒速30メートル以上といわれています。1つの指令が下されると、それが終わるまで次の指令が起こらない逐次処理に対して、同時に複数の情報が飛び交い、指令が実行される方法を並行処理といいます。脳はじつに器用にマルチタスクをこなすスーパーコンピュータのようなものです。
世界中があっと驚くような大発明も、誰もが涙する感動のラブストーリーも、元をただすと脳が電気的な活動をした結果であるということができます。では、脳の中では電気的な活動が生じるしくみはどのようなものでしょうか。
ニューロンの内部や周辺にはさまざまなイオンが存在しますが、中でも重要なのはナトリウムとカリウムです。ニューロンはエネルギーを使って、ナトリウムを汲み出し、カリウムを内側に溜めておく性質があります。化学物質は拡散して均一になりたいという性質をもっていますので、このようなイオンバランスがアンバランスな状態は、化学的には不安定です。
ニューロンの内側と外側を隔(へだ)てているものは、細胞膜と呼ばれる脂っぽい膜ですが、この膜の上にはナトリウムだけが通ることができる孔(あな)やカリウムだけが通ることができる孔が開いています。普段はこの通り道は閉じていますが、一度、光や音などの刺激が、やはり電気信号に変換されて脳にやってくると、この電気刺激によって閉じていたナトリウムやカリウムの通り道が開かれるのです。
ここぞとばかりに、アンバランスを解消しようとして、ナトリウムやカリウムのバランスが逆転する瞬間が訪れます。イオンは電気的な性質を持っていますから、この時、ニューロンに電気的な衝撃(インパルス)が瞬間的に生じることになります。
電気的な活動が生じた後は、またエネルギーを使って、次の衝撃に備えてイオンバランスを元に戻す必要があります。このような素早い連携によって、電気を発生させて、元に戻すことを瞬時に繰り返すことで瞬間的に判断して体を動かしたり、何十年におよぶ壮大な計画を練って実行したりできるのです。驚くべきしくみです。

脳は思ったよりも不完全

脳はエネルギーをたくさん利用するため、脳自体は省エネが第1原理で動いています。起きている時の脳は意外と「燃費」がよく、電力に換算すると20~30ワットともいわれていて、これは薄暗い電球と同程度。つまり、効率よく脳を働かせる工夫をたくさん持っています。
たとえば、常識やカテゴリー分けと呼ばれるものは、目に入ってくる物すべてにいちいち真面目に取り合うのではなく、こうきたらこう、とあらかじめ処理する方法を決めておくことで、省エネを実現しています。
しかし、この省エネを推奨するあまりに困ったことも起こってしまいます。たとえは、記憶違いを起こしたり、時間の感覚が伸び縮みすることはしょっちゅうあると思いますし、自分だけは大丈夫だと思ったり、そんなことは初めからわかっていたと思ってしまうのも脳の省エネの副作用ということができます。

このような現象は、認知のゆがみ、すなわち認知バイアスとして知られています。たとえば「いま青色がブームです」というニュースを見たら、やたらと街中で青い服を着た人が目に入ってくるなどもその1つです。

ちょっとした記憶違いや勘違いなら笑って許されますが、このような認知バイアスが、交通事故や飛行機事故、医療過誤や企業不正、誤った司法判断や冤罪(えんざい)などにつながってしまうと困ったことになってしまいます。
脳はすごいのは確かだけど、思ったより不完全。でもそこが面白いところでもあります。

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どうでもいい、じじぃの日記。
一応、結婚はしていたのだが、妻に先立たれこの10年一人暮らしをしている。
根があまり社交的でないので、一人でテレビを見たり、本を読んだり、パソコンに向かったりでもあまり苦にならない。
この頃、気になっているのはウクライナへのロシアの侵攻だ。
この21世紀に、よその国に戦争を仕掛けていく国があるというのは驚きだ。
ある本には、国同士の戦争というのは、個人の考える世界とは別の論理があるのだとか、書いてあった。
しかし、プーチンというのは時代錯誤の人間のような気がする。
認知バイアス」というのがある。
「自分が正しい」と思いたいという願望によって、自分に都合の良い情報ばかり目に行くことを、認知バイアスと言うらしい。
そういえば、パソコンでググるのも、同じものばっかりだ。