じじぃの「脳・もしかしたら扁桃体は心の司令塔かも?病院に行かない生き方」

Brain & Mind #1 AMYGDALA: Emotions, but also attention, awareness, adaptation, etc.

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ML1E1LfSZq8

大脳皮質は、機能として知覚、随意運動、思考、推理、記憶など、脳の高次機能を司っています。では、人間の感情をコントロールするために、どういう役割を果たしているのでしょうか?

ヒトを含む高等脊椎動物において、扁桃体は情動的な出来事に関連付けられる記憶の形成と貯蔵における主要な役割を担う。
恐怖条件づけの際、感覚情報は扁桃体の基底外側複合体、特に外側核へと送られ、そこで刺激の記憶と関連付けられる。刺激と予測される嫌悪的な出来事との連合は、持続的な興奮性シナプス後電位によりシナプス応答性を上げる長期増強を介して行われる。
https://jp.quora.com/%E5%A4%A7%E8%84%B3%E7%9A%AE%E8%B3%AA%E3%81%AF-%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E7%9F%A5%E8%A6%9A-%E9%9A%8F%E6%84%8F%E9%81%8B%E5%8B%95-%E6%80%9D%E8%80%83-%E6%8E%A8%E7%90%86-%E8%A8%98%E6%86%B6%E3%81%AA

扁桃体

ウィキペディアWikipedia) より
扁桃体(Amygdala)は、ヒトを含む高等脊椎動物の側頭葉内側の奥に存在する、アーモンド(扁桃)形の神経細胞の集まり。情動反応の処理と記憶において主要な役割を持つことが示されており、大脳辺縁系の一部であると考えられている。 扁桃核とも言う。
【記憶の調節】
扁桃体は記憶固定 (memory consolidation) の調節にも関わっている。学習される出来事の後に、その出来事の長期記憶が即座に形成されるわけではない。むしろその出来事に関する情報は、記憶固定と呼ばれる処理によって長期的な貯蔵庫にゆっくりと同化され、半永久的な状態へと変化し、生涯に渡って保たれる。
もし、扁桃体を活性化するような薬物が扁桃体に注射されれば、動物はその課題の訓練のよりすぐれた記憶を得る。一方、もし扁桃体を不活性化するような薬物が注射されれば、動物の課題における記憶は阻害されるだろう。

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『病院に行かない生き方』

池田清彦/著 PHP新書 2022年発行

第5章 死ぬまで自分らしく生きる より

扁桃体の機能は、それほど衰えない

ひとことで呆けといってもその深刻度に違いがあるが、好悪や快・不快の感情を浮かさどる扁桃体(へんとうたい)という部分の機能は、あまり衰えない人も多い。
つまり、自分を大事にしてくれる人には好意を抱き、邪険にされれば嫌悪感を抱くという、いわば人間として当たり前の感情はずっと維持される可能性が高い。それはたとえボケても自分の尊厳は守ろうとする。人間としての意地なのかもしれない。中には海馬とともに、扁桃体まで萎縮して感情がなくなる人もいるけれどね。
実は、高齢者を大事にするムードがあれば、認知症の症状が軽くなる可能性が高い。1975年に沖縄県佐敷町(現・南城市)で65歳以上の高齢者を調査した結果によると、全体の約4%が認知症だったが、周辺症状が出る人はいなかった。
ところが同時期の東京都杉並区における同様の調査によると、認知症を患う人の割合は同じだったが、5割には徘徊などの周辺症状にあり、2割には夜間せん妄(錯覚や幻覚など)が認められた。佐敷町の高齢者が認知症でも穏やかでいられるのは、その地域には高齢者をものすごく尊敬するムードが漂っているせいだろうと考えられている。
もちろん一部には凶暴性が増すタイプの認知症もあるが、ボケた親が怒りっぽくなって困るという人は、ボケた親を邪険にしたり、バカにしたりしていないか我が身を振り返ってみるほうがいい。
それを敏感に感じ取ったことによる嫌悪感が態度になって現われている可能性が高いので、人として敬い、大事にするよう心がけることが大切だと思う。どうせボケているのだからとぞんざいに扱ったりすれば、ますますボケが進行する危険もある。
そろそろ自分が介護される側になる人は、「自分がボケても優しくしてね。そうすれば暴れたりはしませんからね」くらいのことを伝えておくのもいいかもね。

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どうでもいい、じじぃの日記。
デカルトの二元論(物質と精神)は分かりやすい。
デカルトは脳の松果体を「魂のありか」と呼び、物質と精神が松果体を通じて相互作用するとした。
最新の研究では、「私」は脳の前頭連合野に局在しているらしい。
前頭連合野は、脳のあちこちにファイルされている情報をかき集めて、一時的に保存することができ、そして集めた情報を組み合わせたり、ばらばらにしたりする場所だ。
しかし、これらをどうしろという指令を出す器官がなければならない。
「感情」をコントロールする器官が、扁桃体だ。
もしかして、扁桃体は前頭連合野の情報を適当に調理しているのではないだろうか。
もしかしたら、扁桃体は心の司令塔かも?
じじぃはウソばっかりとか。
トホホのホ。