じじぃの「ウクライナ・武器搭載可能なドローン・イランがロシアへ供与か!ワイドスクランブル」

プーチン氏イラン訪問 手を組む被制裁国たちの思惑【7月20日(水) #報道1930】|TBS NEWS DIG

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=psyTPZ2S-8c&t=2367s

ロシア、ウクライナ東部ドネツクを攻撃


ウクライナプーチン氏が来週イラン訪問、トルコ交え首脳会談へ

2022年7月13日 Bloomberg
ロシアが攻撃したウクライナ東部ドネツクの集合住宅では死者が43人に増加した。ウクライナの救急当局が明らかにした。
プーチン大統領、イランとトルコの大統領と来週会談へ
ロシアのプーチン大統領は19日にイランの首都テヘランを訪問し、同国のライシ大統領およびトルコのエルドアン大統領と会談する予定だ。
ロシア大統領府のペスコフ報道官によれば、この3ヵ国の仲介でシリア和平を目指す「アスタナ会合」の枠組みでシリア情勢を協議するほか、2国間協議も行われる見通しだ。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-12/REW1MIT1UM0X01

大下容子ワイド!スクランブル

2022年7月15日 テレビ朝日
【司会】大下容子佐々木亮太 【コメンテーター】柳澤秀夫(ジャーナリスト)、中野信子脳科学者)、デーブスペクター(TVプロデューサー) 【解説】田中浩一郎(慶応大学教授)

NEWSドリル ウクライナ 武器搭載可能なドローン イランがロシアへ供与か

●厳しい制裁下で両国共通・ロシアと蜜月関係のイラン
ロシア・プーチン大統領は7月19日にイランのテヘランを訪れ、イラン・ライシ大統領、トルコ・エルドアン大統領と3ヵ国首脳会談を行う予定。
主な会談内容はシリア情勢に関する協議だが、時事通信によると2国間会談も予定しているとのこと。

イランに接近するプーチン大統領の狙いについて。
田中浩一郎、「米国にいかにして対抗するかというのが最終目的。その点では同盟国や友好国が多いに越したことはない」

イランの国民生活について。
田中浩一郎、「核合意のあるなしあるいは制裁のあるなしにかかわらずイランの経済は1979年の革命以来もう43年間にわたって基本的に悪化をたどっている」

●反米・厳しい制裁下で両国共通 ロシアと蜜月関係のイラン
トランプ前大統領時代に核合意から離脱、制裁が強まっているイランについて。
デーブスペクター、「イランとロシアは自慢にならない共通点が多いが、一番の共通点は反米、反西側ということ」
イランの核兵器使用について。
田中浩一郎、「イランの側はまだ、核兵器開発は行っていない」

●武器搭載可能なドローン イランがロシアへ供与か
さらに米国の制裁が強まる可能性があることについて。
田中浩一郎、「イランに関しては大きな制裁がかけられている。ロシアにも制裁がかけられているが、イランにかけられているものと比べたらまだおもちゃのようなもの」

中野信子、「日本はイランとはもともと良好な関係にあった。そのイランがロシアと結びつくことで、日本へのエネルギー供給がますます不安定さが増している」

デーブスペクター、「ロシアはウクライナで人道上許せないことをやっている。そのことを考えれば、ロシア、イランへの制裁は当然のことだ」
https://www.tv-asahi.co.jp/scramble/

『同盟と対立の世界地図』

国際時事アナリスツ/編 KAWADE夢文庫 2022年発行

4章 対立の火種を抱え、暗中模索がつづく欧州 より

なぜ、ロシアはシリアのアサド政権を存続させたいのか?

シリア内戦に関与した国は、イランのみではない。ロシアもアサド政権側を支えるべく、軍事介入を行ない、この一点でイランと共闘している。
ロシアのシリア・アサド政権支援は謎である。ロシアとシリアは地つづきではないし、もともとロシアは中東の紛争に介入することは避けてきた。にもかかわらず、アサド政権のために軍事介入まで行なったのは、カラー革命の拡大を恐れてのことと思われる。

カラー革命・・・2000年頃から旧ソ連の共和国や中東諸国において、独裁や腐敗の横行する政権の交代を求めて起こった民主化運動のこと。

すでに述べたきたように、西側諸国が背後にあるカラー革命によって、ロシアはみずからの陣営国を失いつつある。2000年代にカラー革命を体験したジョージアウクライナはロシアから離れ、西側諸国側に向かっている。

シリア内戦にあって、アサド政権の崩壊は西側の支援するカラー革命の拡大につながる可能性がある。シリアでカラー革命が達成されたとなると、カラー革命は他の独裁国に飛び火しかねない。CSTOのメンバーでもある中央アジア諸国にカラー革命が飛び火すると、ロシアは中央アジア諸国まで失いかねないのだ。

CSTO・・・旧ソ連構成諸国による安全保障・領土保全を目的とする条約機構。

ロシアは、カラー革命の連鎖を食い止めねばならない。そこから、陸つづきでないシリアの内戦に加わり、アサド政権を存続させているのだ。

ロシアのシリア参戦によって、アサド政権に与(くみ)するロシアとイランはより緊密化している。ロシア、イラン、シリアの「同盟化」が進んでいるのだ。