Panda baby playing with bamboo January 2014 at Chengdu 大熊猫 パンダ 成都
笹を食べるパンダ
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【書評】おすすめ本第72弾!「LIFE 人間が知らない生き方/麻生羽呂,篠原かをり」
2021年5月7日 しんじるブックス
https://shinji-life.com/osusume-books72/
Panda こだわりは身を亡ぼす パンダの教え より
パンダの生存戦略
パンダは選り好みが激しいとはお伝えした通りだが、実はその中で稀に繁殖力の強いオスがいる。「世界でも有数」といわれるほど繁殖力を持ったパンダ、それは和歌山アドベンチャーワールドにいる永明(エイメイ)である。
本場中国でも繁殖のほとんどを人工授精に頼っている中、永明は2頭の妻と13頭の子どもがいる。永明は2016年10月現在で22歳、人間の年齢に換算すると60歳を超えるが、2014年にも双子の姉妹、桜浜(オウヒン)・桃浜(トウヒン)をもうけている。
驚くべきは、パンダの発情期は人間と違い、1年に数日というごく限られた期間しかないということだ。永明は、その限られたメスの発情期を見逃さずにアプローチするのがうまく、さらにやさしく穏やかな性格がウケていると言う。
メスのタイプはこだわらないが、食事には非常にうるさく、竹を与えられると丹念にその香りを確かめ、多くの竹の中から気に入ったほんの一部だけを食べる。排ガスのついた都会の竹は絶対に食べないという徹底ぶりで、和歌山アドベンチャーワールドでは、大阪の岸和田の山中や兵庫の丹波篠山からわざわざ竹を取り寄せているのだ。
ところで、このように人間を魅了するパンダであるが、パンダがここまで人間を引きつけるには、2つの理由がある。
1つはその容姿。「ベイビースキーマ」といって、動物の赤ちゃんは丸い顔、丸い目、パーツが下部に寄った配置、短い手足などの共通した特徴がある。大人に可愛いと思ってもらうことで、自分を守ってもらうという生存戦略の1つだ。ところが、パンダの場合は大人になっても顔や身体のバランスが子どもとほとんど変わらないのだ。
もう1つの理由は、そのしぐさ。人間は自分たちに似たしぐさを可愛いと感じる習性があるのだが、パンダのしぐさは人間に似ている。たとえば、お尻を地面につけて座る他の動物と異なり、パンダには腰を地面につけて座る。その姿は「部屋でくつろぐおじさん」である(パンダのお尻にはマーキングの際に用いる臭腺(しゅうせん)があり、普段は身を隠すために尻尾でふさいで腰で座わったいる)。
厄介な生態を持ちながらも、つい関わりたくなってしまうパンダという生き物。この先も彼らの姿を見られるように、何とか絶滅しないでいただきたいものだ。
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どうでもいい、じじぃの日記。
Panda こだわりは身を亡ぼす パンダの教え
画1 しかし、パンダはクマ科。 その消化器は典型的な 肉食獣のものである。
パンダは本来ライオンと同じく肉食なのだ。
画2 200万年もの間、パンダは笹を 食べ続けているが、
消化器は未だに草食に 対応していない。
パンダは竹の笹を選んで食べる。
画3 そのため、食べた笹の ほとんどはそのまま排出され、 1ヵ月に一度、腸を 一新するために「粘膜の塊」を排せねばならない。
このときの痛みは凄まじい。
一気にウンチを出すときの痛み。
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