じじぃの「植物学・竹は野菜か果物か・トマトやメロンやバナナは?面白い雑学」

豪快にタケノコをへし折って食べるジャイアントパンダ桃浜/アドベンチャーワールド~Giant

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ukhdPXV50U4

Banana tree


バナナの種ってどこにあるの?種がないのにどうやって増やすのか/人類なら知っておくべき地球の雑学(125)

2022.06.02 レタスクラブ
私たちがふだん食べているバナナには種が見当たらないが、もともと種がなかったわけではない。バナナを輪切りにしてみると、その中心部に小さな黒い点がいくつも見える。じつはこれが種の名残なのだ。

では、種のないバナナをどのように増やすのだろうか。
じつは、地下茎からタケノコのように出てくる新芽を株分けすることで、子孫をつくっていくのだ。
次世代のバナナを育てる手順は、まず新芽の中からよい芽を選別し、苗として育成。ある程度大きくなったところで広い畑に植え替え、十分に大きくなったところで果実を収穫する。
https://www.lettuceclub.net/news/article/1074697/

『面白くて眠れなくなる植物学』

稲垣栄洋/著 PHP研究所 2016年発行

PartⅡ 面白くて眠れなくなる植物学――竹は木か草か? より

メロンもバナナも野菜?

トマトは野菜でしょうか、それとも果物でしょうか?
これは、単純ではありません。サラダに使われることから、野菜のような気もしますが、「フルーツトマト」というトマトもあります。

かつてアメリカでは、トマトが野菜か果物かという論争で裁判まで行われたほどです。裁判の判決では、「トマトは種子を含み植物の一部という植物学辞典から植物学的には果物だが、野菜畑で育てられ、他の野菜と同じようにスープに入っているから法的に野菜である」とされたそうです。
「野菜」や「果物」というのは、植物学的な分類ではありません。人間が都合良く決めただけなのです。野菜や果物の定義は国によっても違います。

日本では、草木(そうほん)性のものを野菜、木本(もくほん)性のものを果物として区別しています。つまり、木にならないものが野菜で、木に実るものが果物とされているのです。トマトは草木性の植物です。そのため、日本ではトマトは野菜として扱われます。

それでは、メロンやスイカはどうでしょうか。メロンやスイカは草木性の植物なので、野菜です。メロンは「果物の王様」と言われ、フルーツパフェにも入っていますが、定義の上では野菜なのです。ただし、メロンやスイカは果物売り場で扱われますので、「果物的野菜」と言われることがあります。

それでは、バナナはどうでしょうか。
バナナは果物に決まっていると思うかもしれません。
バナナの木というように、バナナは木になるような気がします。ところが、実際にはバナナは木ではなく、巨大な草です。バナナは、地面から巨大な葉が伸びて、木のような姿をしているのです。
それでは、バナナは野菜になってしまうのでしょうか。

農林水産省の定義では、「1年生草木類から収穫される果実」を野菜、「多年生作物などの樹木から収穫される果実」を果物としています。バナナは草木類ですが、多年生なので、果物になるのです。

                  • -

どうでもいい、じじぃの日記。

竹は木か草か?

一般的には、茎が肥大化し、固くなって木化するものが「木」とされている。
この定義によれば、トマトもメロンもスイカも野菜だ。
竹は成長すれば茎が太くなり、見た目は木のようだ。

なぜ、パンダは竹ばかりを食べているのか?

竹は見た目は、木のように固くなるが、木化しているわけではない。

種のないバナナは、地下茎からタケノコのように出てくる新芽を株分けしたものを育てている。

パンダは、ちょっと固めのバナナを食べているのだ?