じじぃの「チョークポイント・エネルギー・持たざる国・日本に活路はあるのか?報道1930」

食料・エネルギー自給率が低い 「持たざる国」ニッポンの生き残り策は?【6月22日(水)#報道1930】

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https://www.youtube.com/watch?v=ivKZtbuSPds

先端半導体製造技術つくば拠点オープニングシンポジウム_全体版(日本語)

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https://www.youtube.com/watch?v=VwFg3ss9AnQ&t=5s

TSMC半導体のニュースでは必ず目にする名前だ


半導体受託生産最大手TSMCが研究拠点設置 茨城 つくば

2022年6月25日 NHK 首都圏のニュース
半導体の受託生産で世界最大手のTSMCは先端半導体の研究拠点を茨城県につくりました。
今後、日本が強みを持つ製造装置や素材の知見を生かし、研究を加速させることにしています。
およそ370億円の事業費のうち、半分に相当するおよそ190億円は日本政府が支援していて、24日はTSMCや日本政府の関係者が集まり、開所式を行いました。
このなかでTSMCの魏哲家CEOは「日本と台湾は世界の半導体サプライチェーンで重要なつながりがある。この施設での協力関係がより多くのイノベーションにつながると確信している」と述べました。
TSMCジャパン3DIC研究開発センターの江本裕センター長は「日本で研究をすることで開発のスピードを高めたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220624/1000081351.html

「日の丸半導体」の現在地と未来が分かる。世界を「中毒化」させる戦略に活路を見よ

2022年04月21日 ハフポスト NEWS
「日の丸半導体」時代の再来か、と思いたくもなるが、まずは日本の立ち位置と、あるべき未来を探ってみたい。科学技術政策などに詳しい東京大学大学院の鈴木一人・教授に話を聞いた。
■日本が圧倒する「川上」とは
ここまで、日本の半導体シェアが凋落の一途を辿っていること、そしてTMSC誘致が直ちに最先端技術の入手につながるわけではないことを見てきた。
しかし、絶望的な状況ばかりでもない。日本が世界トップクラスのシェアを誇る分野もある。それが半導体の「川上」、つまり製造に欠かせない材料と製造装置だ。例えば「レジスト」や「フッ化水素」など、シェアが80%、90%を超えるものも少なくない。
つまり、日本企業なしでは世界の半導体生産が滞る可能性がある。半導体が国際戦略物資となった今、一見すると有利な状況に見える。
「これはチョークポイントを握った状態だと言えます」と鈴木教授は指摘する。チョークポイントとは、 締められると供給が滞りかねないサプライチェーン上の弱点のことだ。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_622ed4d0e4b02961583d36dc

TSMC誘致だけではない、半導体戦略の狙いと誤解

2021.6.8 細川昌彦(明星大学教授)
自民党半導体戦略推進議員連盟の旗揚げは、甘利明税制調査会長を会長に、安倍晋三氏、麻生太郎氏の両首相経験者を最高顧問とする、かつてない異例の強力布陣だ。経済産業省も専門家を集めた戦略検討会議をつくって、その提言を大臣自らが発表した。
台湾積体電路製造(TSMC)の誘致が注目されているが、ポイントは他にも最先端のEUV(極端紫外線)露光装置は独占供給しているオランダのASMLが頼りだ。
台湾TSMCとオランダASMLは、サプライチェーンのチョークポイントを握ります。
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00133/00062/?P=2

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報道1930

2022年6月22日 BS-TBS
【キャスター】良原安美、松原耕二 【コメンテーター】堤伸輔 【ゲスト】森本敏(元防衛大臣)、細川昌彦(明星大学教授)、鈴木一人(東京大学教授)

食糧・エネルギーが“武器化”した世界・“持たざる国”・日本に活路はあるのか

●世界トップの強みを作れ 台湾の安保戦略
台湾は最先端半導体製造が世界シェア92%を占めている。
台湾は空前の半導体投資ラッシュ。
投資額は約16兆円、TSMCなど4企業が20の新工場建設中。

●「持たざる国」日本 いま何が必要なのか

戦略物質となった台湾「半導体

●最先端半導体製造世界シェア
台湾 92% 韓国8%

国立台湾大学の教授、「台湾有事になれば工場が止まりアップルやスマートフォンが出荷されなくなる。使われているのは全部台湾の半導体だからそうした事態が起こる前に世界は未然に防ごうとするはずだ」

松原耕二、「台湾にしろ、イスラエルにしろ、スイスにしろ、生き残りをかけて必死さを感じます」
イスラエルは国土のほとんどが砂漠だが食料自給率は日本より高い。またスイスは国土のほとんどが山岳地帯だが動物性食品の食料自給率はほぼ100%。

堤伸輔、「日本のような食糧自給率が低いのは問題だ。しかし、世界が自由化された状態で動いているので国の安全を食糧自給率だけで見ることは難しい。台湾でいうと米国に留学生をたくさん出してその留学生が帰ってきて台湾TSMCを作り、バイオなどに進出していった。一方で日本では海外留学を希望するのは4パーセントしかいない。日本は何を目指すのか決められないでいる」

松原耕二、「日本に何が一番必要なのか、書いていただきました」

細川昌彦 「チョークポイント」
 チョークポイントとはこれがないと首が閉ってしまう。半導体でいうと台湾はチョークポイントを抑えている。半導体で大切なサプライチェーンはどこなのか。例えば半導体製造装置には露光装置がある。この装置はオランダが抑えている。量子コンピュータでいうと冷却装置がある。これを安定的に作り出せるか。これはフィンランドが抑えている。中国はこれらチョークポイントの技術を虎視眈々と狙っている。日本には半導体の素材、製造装置に強みを持っている。量子コンピュータでいえばソフトウェアに強い。これら技術が海外に流出しないように守っていく。

鈴木一人 「自由貿易が生命線」
 日本は石油・エネルギーはどんなに掘っても出て来ない。日本は自由貿易を守ることが大切、TPPでも米国が抜けた後も守り抜いていく。

森本敏 「日本の自主・自律性」
 日本は米国から脱却していない。例えばバイデン大統領が日本にくる。お土産は何か、それを見てから態度を決める。先日、アジアの世論調査を見た。あなたの国にとってもっとも重要なパートナーはどこか、中国だった。中国のほうが日本より信頼がある。結果的に日本は何を考えているのかわからない、となる。
https://bs.tbs.co.jp/houdou1930/