じじぃの「アスペルガー症候群・障がいを進化史からとらえ直す!ヒトは人のはじまり」

ITの最先端シリコンバレーの天才は発達障害が多い!?

2017.10.20 Gifted Education
シリコンバレーはIT業界の世界の中心であり、天才が多く集まることでも有名です。
そしてそのシリコンバレーの天才達は発達障害を併せもった人が多くいるといわれています。
シリコンバレーには、AppleGoogleFacebookTwitterIntelなどの大手IT企業が集まっています。
シリコンバレーには世界中から能力の高い素晴らしい経営陣やプログラマーが集結しています。
https://gifted-kyouiku.com/developmental-disabilities-genius-silicon-valley

ネガティブにとらえられがちなADHDの有利な点とは?

2016年4月7日 GIGAZINE
不注意だったり衝動的な行動をとったりという特徴がある行動障害の注意欠陥・多動性障害(ADHD)は、発達障害の一種として否定的な面ばかりを取り上げられがちです。
しかし、ADHDの特性を解説するムービー「Is ADHD An Advantage?」を見ればADHDには問題点だけでなく利点もあることがよく分かります。
しかし、進化の過程ではADHDの特徴が有利だったことも判明しています。狩猟・遊牧生活では多動性であることは狩りの成功率を高め、警戒心が高いことは家族を敵から守るのに有効で、生存競争上有利であったと指摘されています。
一般的な教育方法ではADHDの創造性は埋もれてしまいがち。ADHDの特長が最大限発揮できるようなこれまでとは違った教育の必要性がありそうです。
https://gigazine.net/news/20160407-adhd-advantage/

ヒトは人のはじまり 霊長類学の窓から honto

著者 三谷 雅純 (著)
【投稿者】
『ヒトは人のはじまり』とは奇妙なタイトルである。このタイトルの解説が「まえがき」にある。
「ヒト」は人間を生物学的にみる場合に、「人」はまわりにいる現実に生きた人を見る場合に用いるとのこと。これは霊長類学者である筆者ならではの使い分けで、本書の軸となる視点といえる。
筆者は霊長類学者としてアフリカやインドネシアなどでフィールドワークを重ねてきた。様々な環境で霊長類の調査を推進するためには現地で暮らす人びとの協力や彼らとの交流が欠かせない。そのため様々な環境で生活する「ヒト」の観察も同時に行うことになったようだ。
さらに脳こうそくになり、右半身と発声に少しまひが残ったことで、筆者の「ヒト」に対する観察眼は鋭さを増したと考えられる。いわゆる健常者が当たり前のように使う表現、例えば自閉症に関する遺伝子について触れた論文で「発症」や「患者」という言葉に違和感を覚えたという。社会多数派の健康な人間こそいてしかるべき存在という「常識」が垣間見られるというのだ。このことに対する筆者の思いは嫌悪というより哀しさと捉えた方がよさそうだ。
本書には「「障がい」を進化史からとらえ直す」という一文がある。この中で、現在の日本では発達障がいとされるADHDの特徴も、危険が満ちた狩猟採集の世の中だったら大きな力を発揮する可能性が高いであろうことを述べている。発達障がいは、あくまで現在の社会で生きるにはやや難というところにマイナス評価を下したもの。

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『ヒトは人のはじまり』

三谷雅純/著 毎日新聞社 2011年発行

「障がい」を進化史からとらえ直す より

不安定な環境に適合

ヒトが一番長く過ごしてきた生活様式は狩猟採集です。そして狩猟採集生活には、ADHD(注意欠陥多動性障がい)の人がよく合っているというのです。でも、私たちの送っている日常生活は、本質的に狩猟採集生活とは異なる気がします。どういうことでしょう?

「移り気」は研究に必要

ADHDとは興味のあることが次から次へと移り変わる性質のことです。ヒトが進化史の大部分を過ごした大昔の地球は、そんなADHDの人にぴったりです。自然は危険に満ちていますし、獲物はいつ飛び出すかわかりません。いつも刺激を求め、気に入ったことにはとことん取り組む。そんな特異な才能が、現代にも求められるところがあります。どんなところでしょう?
実は私たち研究者の中には、アスペルガー症候群の人と共に、ADHDの人が多いようです。研究者にとって大切な社会的役割は、何か新しい事を見つける事です。研究者は、誰でもわかっている事を論文に書いてもしかたありません。論文には必ず何か新しい事を盛りこまなければいけません。その時、どのような新しい事を盛りこめるかが研究者としての才能です。腕の見せどころです。ADHDの人は<ひらめきすぎる>のですから、このような仕事にはぴったりなのです。研究する内容に興味が持てなければしかたありませんが、興味の持てることなら、無理などしなくても取り組めます。そのような作業は、ADHDの人にとって労働ではありません。<喜び>なのです。
またADHDの人が政治家や起業家に多いという話をよく聞きます。政治家はさまざまな問題を見つけ、大ざっぱに見通しを立て、じっくり解決できる別の人に引き継ぐのが仕事です。起業家も新しい何かを見つけて(=発明して)、人に受け渡すのです。政治家や起業家はひとりではできません。大切なことは、軌道に乗せたら、計画的にたんたんと仕事がこなせる、ADHD以外の、たとえば<農耕になれた人>に引き継ぐことです。
頼まれて、ADHDアスペルガーの子どもと野外活動をするという話をしに行ったことがあります。そこで若いお母さんが質問をされました。その方にはADHDのお子さんがいるのですが、「キャンプの約束を守れるだろうか」と心配しておられたのです。わたしはそのお母さんの心配もわかりましたが、同時に、そんなに心配しなくてもだいじょうぶだということもわかっていました。野外活動ならADHDの子どもにはお手のものです。そこでは何が起こるかわかりません。それは、まさに現在の<狩猟活動>なのです。
ADHDの子どもには、ルールを作って枠にはめようとするのがよくないのだと思います。それは<農耕になれた人>だけに通じる発想なのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
史書をひも解くと、およそ1万年前に人類は狩猟採集社会から農耕牧畜社会に移行し始め、その後いわゆる四大古代文明と呼ばれるエジプト、メソポタミア、インダス、中国文明(都市文明)が勃興した、と書かれています。
しかし、一説には人間が都市化した生活は決まったモノを食べることで、作物の栄養価が貧しくなっているという説があります。
狩猟採集社会の方が、食べ物が多様化していたというものです。
狩猟採集社会の方に、数多くのアスペルガーがいたともいいます。

「実は私たち研究者の中には、アスペルガー症候群の人と共に、ADHDの人が多いようです」

私もアスペルガーADHD)です。
小学校時代の通知表にはずっと「落ち着きがない」と書かれていました。
なかには優れたアスペルガーもいるようですが、私は出来の悪いアスペルガーです。
トホホのホ。 (^^;;