じじぃの「宮本×宮家×興梠×朱・ウクライナ情勢・習近平の本音と戦略は?プライムニュース」

【日中外相オンライン会談】“ウクライナ侵攻”めぐり 中国に責任ある役割果たすよう求める

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=WDlRiiorij8

習近平の本音と戦略は 対露政策に国内で異論 宮本×宮家×興梠×朱 【後編】

動画 fnn.jp
https://www.fnn.jp/articles/-/362170

習近平の本音と戦略は 対露政策に国内で異論 宮本×宮家×興梠×朱 【後編】


プライムニュース 「習近平の本音と戦略は 対露政策に国内で異論 宮本×宮家×興梠×朱」

2022年5月18日 BSフジ
【キャスター】新美有加、反町理 【ゲスト】宮本雄二(元駐中国大使)、宮家邦彦(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)、興梠一郎(神田外語大学教授)、朱建榮(東洋学園大学教授)
習近平政権に逆風が吹いている。先週、元駐ウクライナ中国大使が、「ロシアの敗戦は時間の問題だ」との論評を掲載したサイトが削除された。
また、ゼロコロナ政策により長引く上海などの都市封鎖に、住民の不満が高まっている。さらに、その影響などもあり経済にも陰りが見えている。
今、中国国内では何が起きているのか。これらの問題に習近平国家主席は、どう対応しようとしているのか。元駐中国大使らが彼の本音を読み解く。

宮本×宮家×興梠×朱 ウクライナ情勢 習近平の本音と戦略は?

日中国交正常化50年と日中
林外相は18日、中国の王毅外相とテレビ会議形式で会談した。
林外相はロシアによるウクライナ侵攻を非難した上で、中国に対し平和と安全の維持に責任ある役割を果たすよう求めた。
中国はロシア寄りの姿勢を崩さないことから、ロシアの今後の動きの鍵を握っているともいわれている。
中国は今何を考えているのか。中国は孤立を恐れるのか。
朱建榮、「中国は国内では経済最重視。外交では最重視は米国との関係。米国はウクライナやアフガンで見ても自分が率先して戦うことはしないで同盟国を前に出す」
宮本雄二、「中国がロシア寄りの姿勢をとっていることから、西側から非難されている。中国が黙っているのはそのためだ。中国の本音はロシアより中国経済にあるので声を出さないでいる。ロシア寄りの姿勢をとっていても米国、EUとの関係を重視している」

●バイデン大統領来日と中国
バイデン大統領は21日に韓国で米韓首脳会談を行った後、22日に来日する。
23日に日本で発足を発表するアメリカ主導の新しい経済連携「IPEF=インド太平洋経済枠組み」に日本を含めた少なくとも8ヵ国が参加を表明する方向で調整していることが分かった。
アメリカが主導するIPEFは、世界的な課題となっているサプライチェーンや、クリーンエネルギーなど4つの項目で連携を図るもので、中国への対抗を意識している。
バイデン大統領は日本を訪問している23日にIPEFの発足を発表する予定。

興梠一郎、「王毅外相はQUAD(クアッド)に反対しており、全文の方ではなくこれを抜き出した部分を報道している。IPEFは主に中国をサプライチェーンから外すことを目的にしており、TPPとは重なっていない」

ウクライナ情勢の“誤算”
宮本雄二、「出たものを消すかどうかの責任は宣伝部にある。全体の状況を並べて、自分たちの政策を変えないといけない、国内世論も誘導しておかないといけないとなると、その方向に有利な情報を流す判断があり得る」

●対ロシア・コロナで苦境に? 習近平政権の懸念と行方
宮本雄二、「中国の対日政策は去年10月の岸田、習近平会談で打ち出されたラインが今日も踏襲されている。これと違うことを外交部はできない」

【提言】 「今後の習近平政権に日本はどう向き合うのか」

宮本雄二 「競争的共存」
 中国は変わらないではなく、中国は変わるを前提に立ち向かう。
宮家邦彦 「一線は越えるな!」
 あなた、一線だけは越えないでください。と言いたい。
朱建榮 「物極すれば必ず反す」
 中国も内部では調整を行っている。日本は米国べったりでいいのか。もう少し中庸でバランスをとるべきだ。
興梠一郎 「自由、人権、民主、法の支配」
 日本がEUとの首脳会議で語ったのは自由、人権、民主、法の支配だ。ロシアと中国はそうなっていない。中国もこれをやってください。
https://www.fnn.jp/subcategory/BS%E3%83%95%E3%82%B8LIVE%20%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9