じじぃの「インコ・最後のメッセージ・愛してるよママ?生きもの・かわいくない世界」

How Parrots React on Partner Death

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=umzDVrRW6UI

How Parrots React on Partner Death

Should I show my parakeets's dead body to my other parakeet?

Quora
The little deceased budgie here was my favourite. She died of a nasty cancer. The green budgie looking sad was her partner. It took him a long time to adjust to life without her.
If you do not show the deceased bird’s body to the partner, the survivor may come to think the partner has abandoned them. The grieving for this would be worse.
I think most creatures understand death of a partner. You can see the grieving and sense of depression in their behaviour.
https://www.quora.com/Should-I-show-my-parakeetss-dead-body-to-my-other-parakeet

『生きものたちの「かわいくない」世界』

ヴィンチェンツォ・ヴェヌート/著、安野亜矢子/訳 ーパーコリンズ・ジャパン 2021年発行

第8章 老い、死、そして愛 より

パートナーを失ったインコ

愛する者を失ったときの絶望は慰めようのないものだ。オウムやペンギンのような一夫一婦制は、私が思うに、そこに愛があるかのような安定した関係を築き、死ぬまでその関係を続ける。私は大学で働いていたころ、長年一緒に研究をしていたレナード・マッサ教授から、次のような話を聞いた。
かつてスパーキーという名のインコがいた。スパーキー・ウィリアムズは、1954年にイギリスで生まれた。明るい色のくちばしと、黄色と黒の縞模様の羽を持つ、とても美しい緑色のインコだった。マティー・ウィリアムズ夫人は、小さな鳥かごに兄弟と一緒に入っていたスパーキーに一目惚れし、迷わずフォレスト・ホールの自宅に連れて帰った。ウィリアムズ夫人に懐いたスパーキーは、深い愛情を彼女に示すために話しはじめた。スパーキーは人間の言葉を真似るのが真似るのが得意で、1958年には531の言葉と383もの文章を話すとして、ギネスブックにも登録された。
スパーキーは瞬く間にスターへの階段を駆け上っていった。BBCのラジオ番組に出演し、レコードを出し、鳥を扱うブリーダーからは絶え間なくオファーが寄せられた。しかしながら、1962年、8歳になったスパーキーは体調を崩しがちになる。ウィリアムズ夫人は熱心に看病したが、病気になったスパーキーはゆっくりと衰弱していった。夫人は死の間際のスパーキーを手で包み込み、話しかけて励ました。スパーキーは動くこともなく静かに、人間のお母さんの言葉に包まれていた。彼は最後の息を吸ったあと、こう言った。
「愛してるよ、ママ」
これは教授の作り話ではなく実話だが、スパーキーが息を引き取る前にその言葉を使ったかどうかはわからない。手の施しようのロマンチストである私は、スパーキーが夫人に最後のお別れをしたかったのだと信じたい。生物学者として言えることは、インコが死の間際も、人間のパートナーに愛を伝えるために、知っている言葉を使ったということだけだ。一夫一婦制のインコは、たとえパートナーが人間であっても、私たちが想像する以上に、相手と深い絆で結ばれているのだ。

ある日、YouTubeを見ていたら「パートナーの死に反応するインコ」という動画を見つけた。2分に満たない動画なので、あなたもぜひ見てほしい。