じじぃの「次期米大統領選・トランプ支持者・2024年の全米動乱?ニューズウィーク」

バイデン政権に失望する米国民【1月24日 #報道1930 】

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=m7Dt3S8WlXs

報道1930

2022年1月24日 BS-TBS
【キャスター】外山恵理、松原耕二 【コメンテーター】堤伸輔 【ゲスト】中山俊宏(慶応大学教授)古本陽荘(毎日新聞北米総局長)
暴徒化したトランプ支持者たちがアメリカ議会議事堂に乱入してから1年。
バイデン大統領は事件が起きた議事堂で演説し、大統領選挙で不正があったと主張し続けるトランプ前大統領を強く非難した。
さらに「襲撃に関係した者はアメリカの民主主義ののど元に短剣を突きつけた」として2021年の事件が民主主義への攻撃だったと指摘した。今年11月に中間選挙を控えて、バイデン政権と民主党は優位を維持できるのか? 未だに共和党内からの支持を得ているトランプ前大統領の思惑とは!

“内戦”突入の危機? 問われるバイデン政権、トランプ氏復活の狼煙 秋の中間選挙の行方と「民主主義」の復元力

●分断…むしろ内戦? 米国の現在地
バイデン大統領は、ちょうど就任から1年を迎え、インフレが進んで支持率も下がり、内戦という言葉も聞こえるほどの状況に陥っている。
バイデン大統領は1時間50分という長さの会見を開いた。
1年前にバイデン大統領に期待されたのは米国の分断を和らげること。
しかし、11日には逆に自ら進める投票法改正に反対する人を人種差別主義者になぞらえ分断をあおる姿もあった。
一方、トランプ前大統領は音楽が鳴り響く会場に登場。
1万人の支持者を前に2年後の政権奪還に強い意欲を示した。
中山俊宏、「支持率がどんどん下がっている状況なんでここは大統領を出して直接説明してもらうしかないだろうということ。トランプ政権時代のことを批判する場面が増えてきたかなという感じ。今米国に2020年の選挙の結果が正当なものでないと、つまり不正があったと信じてる人たちが少なからずいる。そういう人たちからしてみると、直接行動で、今の政権のあり方を揺さぶらなければいけないと考えている人たちがいる」
古本陽荘、「トランプ前大統領の集会っていうのは、ファンの人も喜ぶけど、1番喜んでいるのは本人という感じ」
●2024年の暴動に備えよ

2021年12月にワシントンポストに掲載された「軍は2024年の暴動に備えるべきだ」というタイトルの記事が載った。

退役軍人3人が共同寄稿した。
国防省は選挙後に起こりうる次の暴動やクーデターの企てを想定した軍事演習を行うべきだ」などと書かれている。
ロイターによる世論調査では“前回の大統領選で不正があったと信じている”人の割合は共和党員55%(全体では26%)。
ワシントンポストメリーランド大学による世論調査では“政府による暴力行為が正当化される場合がある”は共和党員40%(全体では34%)。
https://www.bs-tbs.co.jp/houdou1930/

ニューズウィーク日本語版』 2022年1月25日号

2024年、アメリカ内戦突入のシナリオ より

次期米大統領選でトランプ再敗北なら100万人規模の怒れるアメリカ人が武装蜂起するリスクは十分ある

デービッド・H・フリードマン(ジャーナリスト)
マイク・ニーズナニは不屈の男だ。ベトナム帰還兵で73歳、従軍中のけがで杖がないと歩けないが、今もジョージア州ゲインズビルでバイク用の頑丈な荷物ラックを作り、販売して生計を立てている。そして、いざとなれば首都ワシントンへも出掛けていく。重武装し、アメリカ政府を転覆するためであれば。
蜂起する仲間は山ほどいるぞ、とニーズナニは言う。あそこの議事堂には「時限爆弾」が仕掛けられたも同然であり、「この国の行く末を憂え、完全武装した仲間」がたくさん待機している。そして「(現職大統領のジョー・)バイデンが国を壊すのを許すか、あの男を実力で引きずり降ろすか。早く反撃したくて、うずうずしている」と彼は息巻く。蜂起の時は、まあ次の米大統領選挙(2024年)だな、とも。
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「もう内戦しかないぞ」

武装したトランプ支持者の鎮圧命令に州兵兵士が従わない可能性は低い、と海軍大学校のコーンはみている。「職業軍人である以上、命令に従わないのはごく一部だ」
そう願いたい。警察や州兵、連邦政府軍が連携して強く対応しない限り、これだけの武器をかき集めた共和党支持者たちがこの国の政府を乗っ取るのは難しくない。「相手のやり方は違法だと信じている点は民主党支持者も同じだが」と、UCLAのウィンクラーは言う。「暴力を実行に移す能力は同じではない」
そんな暴力が使われないよう、そして2024年の大統領選が(大接近は必至だとしても)平和的な決着を見るよう、今は祈るしかない。だが投票で決着する保証はない。暴力的な衝突が起きても最悪の事態は回避できるかもしれないが、そんなニアミスが起きれば、ただでさえ傷ついたアメリカの民主主義はさらに深手を負う。それでも民主主義を再生する手だてはあるのだろうか。
何を今さら。無数の仲間たちを代弁して、ニーズナニはそう言う。「この国を取り戻すために命を懸ける。そう覚悟を決めた仲間は山ほどいるんだ」と老兵は言う。
「もう内戦しかないぞ」