じじぃの「臭いおなら・宇宙ではトイレはどうするのですか?宇宙飛行士に聞いてみた」

宇宙ステーションISS 空気、水、宇宙食 トイレ 水再利用システムなど凄いですね

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=LuSVg3WDiDo

ISS内部の環境維持

ISS内部の環境維持はどのように行うのですか?

ファン!ファン!JAXA!
ISS内部は地上と同じ1気圧に保たれます。ISSの壁は頑丈なアルミニウム合金で作られており、ISS外部の真空の宇宙空間との1気圧以上の気圧差にも十分耐えられるように設計されています。
ISSを構成するモジュールどうしの結合部にはO(オー)リングというパッキングが挟まれており、ここから空気が漏れることのないようになっています。
こうしてISS内部は1気圧を保っているのですが、宇宙船の結合時や船外活動時のハッチの開閉や実験運用で行う真空排気、除去した二酸化炭素の船外への廃棄などによりわずかづつではありますが、空気が逃げていきます。
https://fanfun.jaxa.jp/faq/detail/70.html

宇宙飛行士に聞いてみた! 世界一リアルな宇宙の暮らし Q&A - 日本文芸社

ティム・ピーク(著)
●ティム・ピークってどんな人?
イギリス陸軍航空隊を経て、欧州宇宙機関ESA)所属の宇宙飛行士へ。
2015年、国際宇宙ステーションISS)第46/47次長期滞在クルーとしてミッションを遂行し、船外活動でも活躍。
国際宇宙ステーションからロンドンマラソンに参加したり、SNSISSや宇宙の様子をリアルタイム配信したりと、
宇宙を身近に伝えて大人気となっている宇宙飛行士です。

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『宇宙飛行士に聞いてみた!』

ティム・ピーク/著、柳川孝二/訳 日本文芸社 2018年発行

第3章 国際宇宙ステーションの暮らし より

Q 宇宙ではトイレはどうするのですか?

子どもたちから寄せられる質問の中で群をぬいて多いのがこれだ。宇宙でトイレに行くのは地上と大差ないが、いくつか覚えておくべき重要なポイントがある。
まずは、トイレは電話ボックスほどのエリアに仕切られていてプライバシーを確保できる。用を足している時に体が浮かないように足をかけるところもついている。浮く可能性のあるものが少ないほどいいからだ。
小便はホースの先端についたじょうごのような容器の中に放つ。重要なのは用を足す前にまずタンク側面のスイッチを入れてファンをまわすこと。掃除機のような空気の流れで尿を吸い込む仕組みになっている。ホースの中で空気が吸い込まれはじめたら、あとはただきちんと狙いを定めて放尿するだけ。
私も2人の息子によく言い聞かせているが、くれぐれもまき散らさないように!
便器はというと、固形排泄物タンクの上に小さな便座がちょこんと置かれている。タンクの開口部には無数の穴が開いたゴム製のバッグがぴったりとかぶせてある。小便の際に押すのと同じスイッチを押すと、ファンがまわってタンク内の空気が吸いあげられ、便がバッグの中にとどまって回収される仕組みだ。
無事に用をすませたらバッグは自動で密閉されるので、それをタンクに押し込み、次の人のために新しいバッグを取りつければいい。およそ10日から15日に1回の頻度でタンクを交換する。
あるISS船長は、「滅菌手袋をつけて中身を推し込めば、20日はイケる」と得意げに話していた。宇宙開発においては、どんなにエコでも十分じゃないらしい!
トイレに吸い込まれた空気は乾燥、ろ過、脱臭を経て、居住エリアへと戻ってくる。ISSにはトイレが2台あり、1台はロシア区画のズヴェズダに、もう1台はアメリカ区画のトランクウィリティーに設置されている。
使い方はかなり簡単にもかかわらず、トイレには事故がつきものだ。
ある宇宙飛行士は用を足し、固形排泄物タンクにゴムバッグを捨てようとしたら、バッグの中がからっぽだったという。かなり大きなものをしたはずなのにと思いながらあちこち探したが、宇宙での多くの紛失物と同様、跡形もなく消えてしまった。
2週間後、トイレの提起メンテナンスをしていたクルーが驚きの発見をした。排気フィルターの間のわずかな隙間に固く小さく乾燥した状態した状態で詰まっていたのだ!

Q 宇宙で暮らしていてなにが1番気持ち悪かったですか?

いい質問だね。実は宇宙での最初の2~3ヵ月間、足裏の皮膚が最高に気持ち悪いほどはがれた。足裏の死んだ角質がボロボロとはかれていったのだ。
だから宇宙に着いて数週間が経ったら、靴下を脱ぐ時には注意が必要だ。はがれ落ちた角質ISS内に飛び散る! 無重力状態では床に落ちることがないので、排気フィルターに吸い込まれるまでに浮遊し続けてしまう。
一方で、ISSでは足の裏を使うことがほとんどなく、運動の時以外には力がかからないため、足裏は赤ちゃんのようにやわらかくツルツルになる。宇宙に6ヵ月もいれば、最高のフットケアを受けたかのようになる。
同じくらい気持ち悪かったのが、足の甲がトカゲの足のようになること。仕事中は常に足先を金属製の手すりやひも、ばねなどにひっかけ、体を引き寄せて体勢を維持している。そのため摩擦で足の甲がザラザラとうろこのようになるのだ。

Q 宇宙で1番楽しみにしていたことは?

これはまちがいなく写真だ。もともと写真好きだったわけではない。休日にスナップを撮ってもそれを見返すことなどほとんどなかったくらいなので、自分でも驚いた。
だが宇宙から美しい地球を見ることは、めったに得られない特権だ。そもそも宇宙機関は宇宙飛行士の訓練に多大なる時間と労力と資金をつぎ込んでいるので、宇宙飛行士がミッション前に写真撮影に関する研修をひととおり受けるのは、それほど意外ではないだろう。おかげで打ち上げまえに、ISSで使うカメラNIKON-D4を使いこなせるようになっていた。

Q くだらない質問ですが、宇宙でロンドンマラソンを走る姿を見て、汗はどうなっているのか気になりました。水滴になって浮く? 皮膚にはりつく? 汗がはりつくと体温がさがらず、暑く感じたりしませんか?

くだらないなんてとんでもない! 重力の影響がないので汗は滴り落ちず、皮膚に水滴としてはりついていたともう。腕と足には確かにそうなっていた。
でも顔や頭の汗はもっとおもしろいことになっていた。走る動きによって汗のしずくが合体し、段々と大きくなり、頭のてっぺんで小さなボールのようになっていたのだ。髪の中でモゾモゾと動くのが気になり、20分に1回はタオルで頭をふいていた。
地上ではいつも涼しくて湿気のある場所を走っているので、ISSは運動するのには少し暑すぎた。イギリスの風物詩、霧雨が降ってくれればいいのに何度願ったことか! 室温21度という環境で走ると、おそらく普段以上に汗をかくので、運動後には必ず水をたくさん飲み、しっかりと水分補給していた。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ISS内部の空気が汚染されたら、結構しんどいような気がする。
みんなが宇宙に行ける時代になりました。
しかし、くさいオナラばっかしのじじぃは絶対お断りです。
トホホのホ。